日本テレビ「DayDay.」・フジテレビ「Live News イット!」出演、日本テレビ「news every.」コメント出演
AGA治療が手遅れかどうかを決めるのは、年齢ではなく毛包(髪をつくる組織)の状態です。スコープで細い毛が確認できるうちは、何歳からでも改善の余地があります。当院で最も「手遅れ」に近かった方は80歳以上・治療歴なしでしたが、その方でも発毛自体はしています。60代・70代から始めても、見た目に大きな変化はほとんどの方に期待できます(適切な治療であれば)。変わるのは「取り戻せる度合い」で、それは始める時期で決まります。
「もう手遅れかもしれない」——鏡を見てそう思いながら、それでも検索しているということは、まだ諦めきれていないはずです。この記事では、手遅れかどうかを分ける本当の条件と、60代・70代から治療を始めたら何が起きるのかを、当院でいちばん「手遅れ」に近かった患者さんの実例をまじえて、正直に書きます。
手遅れかどうかを決めるのは、年齢ではなく毛包の状態
AGAは、ヘアサイクルが短くなって髪が細く・短くなっていく進行性の脱毛症です。治療薬(フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル)は診療ガイドラインで推奨されている標準治療ですが出典:参考文献1(GL2017)、これらの薬が働きかける先は毛根にある毛包です。つまり、薬が効くかどうかは「何歳か」ではなく、毛包が生きて残っているかで決まります。

「もう生えてこないかどうか」は、見た目や写真では判断できません。診察ではスコープで見て、明らかに毛穴だけの状態になっているかを見ています。毛穴だけになっているところは毛包がすでに失われた状態で、毛包の周りが線維化して固まってしまうと、薬では戻せません。
逆に、スコープで細い毛が確認できるうちは、まだ打つ手があります。薄く見えていても毛が残っている方は珍しくないので、自分で「手遅れだ」と決めてしまう前に、一度スコープで見てもらってください。
大事なのは、この判定が自分ではできないということです。地肌が透けて見えても、スコープで覗くと反応する毛が残っている——そういう方は珍しくありません。年齢や見た目で「もう無理だ」と結論を出すのは、判定材料がないまま諦めるのと同じです。
いちばん「手遅れ」に近かった方の話
では、進行しきってから来院した場合、実際にはどうなるのか。当院の院長が、過去に治療した中でいちばん俗にいう「手遅れ」に近かった方の話です。

個人的には、手遅れな状況はないと思っています。ただ、状況により差が出ることは確かなので、早めの治療というのは大事です。
一番「手遅れ」に近かったのは、80歳以上の男性で、20代から薄毛だった方です。治療は初めてでした。その方でも発毛自体には成功しています。発毛はしたものの、小さな毛からあまり長くはなりませんでした。しかし、その小さめの毛でもその方は喜んでくれていて、今も治療を続けています。
つまり、どこから始めても発毛自体は可能ですが、その度合いは変わってしまう。その発毛度合いに価値を感じるかどうかが、治療をするかしないかの決め手だと思います。
60年近く進行し続けた薄毛でも、発毛はした——これが実例です。そして、これは一番うまくいかなかった方の話です。見た目的には、ほとんどの方に大きな変化をもたらすことができるくらいの発毛は期待できます。適切な治療であれば。
「早く始めたほうがいい」という言葉を、多くのクリニックは脅しのように使います。当院の意味は違います。いつ始めても発毛はする。ただ、取り戻せる度合いだけは、始めた時期で変わる——だから早いほうが得だ、という話です。
自分の毛包がまだ残っているかは、無料カウンセリング(0円)でスコープを覗けばその場で分かります。確かめてから、やるかどうかを決めてください。
60代・70代からのAGA治療——「今さら」は損な思い込み
当院には、60代以上で初めて薄毛治療を始める方が普通にいらっしゃいます。最近は「ちゃんと診てくれるところはないか」とAIに相談して当院を見つけた、という年配の方も増えました。「この歳で治療なんて」とためらう必要はありません。診察室では、珍しいことでも恥ずかしいことでもないのです。
年齢を重ねた方の治療で、当院が実際に気をつけているのは次の3つです。
①薬の設計。年配の方は、年齢とともにDHTの影響を受けやすくなっているため、フィナステリド単独では効きにくいことがあります。そのため、デュタステリドやミノキシジルを組み合わせた設計を検討することが多くなります。ただし全員に薬を足すわけではなく、スコープで頭皮を見て、必要な分だけを提案します。
②持病と飲み合わせ。血圧や心臓の薬など、服用中の薬は診察で必ず確認します。使えない薬があれば、使える薬だけで組み立てます。無理はしません。具体的には、心血管の持病がある方のミノキシジル内服は慎重に判断します。ただし、かかりつけの主治医から止められていないようであれば使えることも多く、持病があるからと一律にお断りすることはありません。
③体の備え。薬は肝臓で代謝されるため、当院では血液検査(郵送キットによる肝機能の検査)を行っています。医師が医学的に必要と認めた場合は無料、ご希望による任意検査は1回5,500円です。詳しくは血液検査の解説ページをご覧ください。
費用は年齢で変わりません。進行を止める薄毛予防プランは月2,750円からです。
「手遅れ」に近づいているサイン
毛包が失われつつあるサインは、次のようなものです。地肌がテカって見えて毛穴が確認できない、その範囲に産毛すら長期間生えていない、細く短い毛ばかりの状態が何年も続いている——こうした範囲が広いほど、薬で戻せる余地は小さくなっていきます。
ただし、繰り返しになりますが、この判定を見た目で行うのは、医師でも困難です。薄く見えても毛が残っている方は珍しくありません。逆に、まだ大丈夫だと思っていても進行が進んでいることもあります。サインに心当たりがある方ほど、自己判断ではなくスコープでの確認が近道です。
治療を始める場合の費用と、やめる自由
当院(ベアAGAクリニック・新宿)の費用は、進行を止める薄毛予防プランが月2,750円から、発毛を目指す治療は月11,000円からです。初診料・再診料・カウンセリング・血液検査(※医師が医学的に必要と認めた場合)はすべて0円で、表示価格以外の費用はかかりません(料金の一覧)。
そして、治療はいつでもやめられます。解約費用はありません。80歳の方の例のように「この度合いで満足」と思えたところで止める方もいますし、プランを軽くして維持に回る方もいます。クリニック選びの記事にも書いたとおり、必要のない治療はおすすめしません。年齢を理由に高額なプランを勧めるようなこともありません。実際の改善例は症例紹介(20代〜50代)をご覧ください。
女性の方へ:年齢はさらに気にしなくていい
女性の薄毛(FAGA)は、男性よりも治療への反応が良いことが多く、当院の院長も「女性は年齢を男性よりもっと気にしなくていい。高齢でもかなり戻る」と話しています。実際、女性向けサイトのトップには70代で改善した症例を掲載しています。FAGAが治った人の記事には20代から70代までの改善例をまとめています。50代の方には50代女性の薄毛は戻る?の記事もあります。
よくある質問
Q. AGA治療は何歳まで受けられますか
年齢の上限はありません。当院では80歳以上の方の治療例もあります。決め手は年齢ではなく毛包が残っているかどうかで、それはスコープの診察でその場で確認できます。
Q. 60代から治療を始めて、本当に生えますか
毛包が残っていれば発毛は期待できます。進行していた期間が長いほど取り戻せる度合いは小さくなりますが、見た目に大きな変化が出る方がほとんどです。迷っている間も進行は続くので、まず現状をスコープで確認することをおすすめします。
Q. 持病があり薬を飲んでいますが、治療できますか
診察で持病と併用薬を確認したうえで、使える薬だけで治療を設計します。無理な処方はしません。肝機能が気になる方には血液検査(医師が医学的に必要と認めた場合は無料)でも確認できます。
Q. 他院で「植毛しかない」と言われました
毛包が完全に失われた範囲は薬では戻せませんが、頭部全体がその状態という方は実際には多くありません。スコープで見ると薬に反応する毛が残っていることが珍しくないため、大きな決断の前に、一度確認する価値はあります。
まとめ
手遅れかどうかの線は、年齢ではなく毛包の状態にあります。そしてその判定は、見た目ではできません。当院で一番「手遅れ」に近かった80歳以上の方でも発毛はしました。60代・70代からでも、ほとんどの方に大きな変化は期待できます。
ただ一つ変えられないのは、取り戻せる度合いが「始めた時期」で決まることです。「もう遅いかも」と思った今日が、これからの中では一番早い日です。確かめるところまでは0円です。スコープで現状を見てから、やるかどうかをご自身で決めてください。
参考文献
- 日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル外用の推奨).PDF
※本文中の治療経過に関する記述は、当院院長の診療実感にもとづくものです。効果には個人差があります。
新宿三丁目駅 徒歩1分/土日も診療
当院で行っている治療について
内服薬・外用薬・発毛メソセラピー・低出力レーザー治療(LLLT)の4つです。植毛は行っておりません。土台になるのは内服と外用で、メソセラピーはその効果を高める位置づけです。
植毛を否定しているわけではありません。薬では難しい部分や、もともと毛が生える場所ではないところには、植毛が向いていると考えています。ただしすべてがうまくいくわけではなく、植毛のあとも内服薬などのお薬が必要になる方が多いです。当院にも植毛後に通院を続けている方がいらっしゃいます。投薬はどうせやることになるのですから、まず投薬で戻して、それでもどうしても生えないところに植毛する——という順番が現実的だと考えています。
どの治療が合うかは進行の度合いによって変わります。マイクロスコープで頭皮を見たうえで、率直にお伝えします。



