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監修医師 清水崇裕
この記事の監修: 清水 崇裕(医師・医学博士・放射線科専門医/ベアAGAクリニック院長)
日本テレビ「DayDay.」・フジテレビ「Live News イット!」出演、日本テレビ「news every.」コメント出演

結論から。「白髪の人はハゲない」に、医学的な根拠はありません。白髪と薄毛は別のメカニズムで起こる、独立した現象です。白髪の人も薄毛になりますし、両方が同時に進んでいる方は当院の診察でも普通にいらっしゃいます。むしろ興味深いのは逆の現象で、薄毛によって白髪が「隠れている」方が多いこと。治療で髪が回復すると白髪が増えたように感じることがありますが、それは治療がうまくいっているサインです。本文で解説します。

「白髪になる人はハゲない」「ハゲる人は白髪にならない」——床屋談義の定番です。白髪が増えてきて「自分はハゲない体質なのかも」と少し安心している方も、逆に薄毛が進んでいて「白髪にならないタイプだからハゲるんだ」と諦めている方もいるかもしれません。この記事では、この俗説がなぜ生まれたのか、医学的には何が正しいのか、そして診察室で実際に見ている「白髪と薄毛の意外な関係」まで解説します。

この記事の内容
「白髪の人はハゲない」説はどこから来たか
白髪と薄毛は、起こる場所も仕組みも別
併発は普通にある——診察室で見ている実際
薄毛が白髪を「隠している」ことがある
よくある質問
まとめ

「白髪の人はハゲない」説はどこから来たか

この俗説の出どころははっきりしませんが、おそらく2つの印象が重なってできています。1つは、白髪がフサフサの高齢の方が目立つこと。白髪で髪が多い人は見た目の印象が強く記憶に残りやすいので、「白髪の人は髪が残る」ように感じられます。もう1つは、白髪と薄毛がどちらも「加齢の髪の変化」なので、どちらか一方に進むもの(二者択一)のように思えてしまうことです。

しかし、どちらも印象の話です。白髪の人が薄毛にならないことを示した医学的な報告はありません。

当院では、院長が毎回、直接診察します。頭皮を拡大して見ないと分からないことが多いためです。初診料・再診料・カウンセリング・血液検査(※医師が医学的に必要と認めた場合)は0円です。

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白髪と薄毛は、起こる場所も仕組みも別

髪の毛1本には、「色をつける仕組み」と「太く長く育てる仕組み」が別々に備わっています。

白髪は「色」の問題です。毛根には髪に色をつける色素細胞(メラノサイト)があり、その働きが加齢などで弱まると、色のつかない毛——白髪——が生えてきます。毛そのものは生えていて、太さも本数も保たれています(出典:参考文献2

薄毛(AGA)は「太さと本数」の問題です。男性ホルモンから作られるDHTが毛根の受容体に結びつき、髪の成長期を短くして、毛を細く・短くしていきます(AGAの仕組みの詳細はこちら)。起こるかどうかは主に遺伝的な体質で決まります(薄毛と遺伝の関係はこちら)。

色の仕組みと育てる仕組みは独立して動いているので、片方が起きたらもう片方が起きない、という関係にはなりません。白髪だけの人、薄毛だけの人、両方の人、どれも普通に存在します。

併発は普通にある——診察室で見ている実際

当院の診察でも、白髪と薄毛が同時に進んでいる方は普通にいらっしゃいます。「白髪だからハゲないと思っていたのに」と驚かれる方もいますが、前の章のとおり、この2つはそもそも競合しません。白髪があってもなくても、薄毛が気になり始めたら、それはAGAが進んでいるサインとして別個に確かめる必要があります。

なお、AGA治療薬(フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル)は毛を育てる仕組みに働きかけるお薬で、色素細胞には作用しません。白髪を治す薬ではなく、薬が白髪を作るという確立した報告もありません。白髪のケアは白髪染めなど別の手段で、薄毛の治療は治療で、それぞれ独立に行うものです。

薄毛が白髪を「隠している」ことがある

ベアAGAクリニック院長 清水崇裕
院長の診察実感
院長・清水崇裕(医師・医学博士)

診察室で見ていて興味深いのは、むしろ逆の現象です。薄毛によって、白髪が隠れている方が多いんです。薄毛が進むと、白髪の毛も他の毛と同じように細く短くなるので、目立たなくなります。その状態から治療で髪が回復すると、「白髪が増えた気がする」とおっしゃる方がいます。実際に起きているのは、細く小さくなっていた白髪の毛が回復して、見えるようになったということ。つまり髪全体が育ち直しているサインで、治療がうまくいっている証拠なんです。そうご説明すると、皆さん安心されます。

「治療を始めたら白髪が目立つようになった」と感じたら、不安になる前にこの現象を思い出してください。色が変わったのではなく、毛が育ったのです。

よくある質問

Q. 白髪が多いので、ハゲる心配はないですよね?

白髪と薄毛に関係はないので、白髪が多くても薄毛になる方はなります。白髪の有無で判断せず、抜け毛の増加や髪のボリュームの変化があれば、それ自体を診察で確かめてください。

Q. 白髪と薄毛が両方気になります。同時に対処できますか?

できます。ただし手段は別々です。薄毛はAGA治療薬で毛を育て、白髪は白髪染めなどでケアします。AGA治療薬は白髪を治す薬ではなく、白髪を作るという確立した報告もありません。カラーリングと治療の両立も可能ですので、診察でご相談ください。

Q. AGA治療を始めたら白髪が増えた気がします。副作用ですか?

副作用ではありません。薄毛が進んでいた間は白髪の毛も細く短くなって隠れており、治療で髪が回復すると、その白髪も育ち直して見えるようになります。髪全体が回復しているサインですので、心配はいりません。気になる場合は診察のときにご相談ください。

まとめ

「白髪の人はハゲない」に医学的な根拠はありません。白髪は色素細胞の「色」の問題、薄毛は毛根の「太さと本数」の問題で、別々の仕組みで起こります。併発は普通にあり、白髪の有無は薄毛の予測材料になりません。

そして薄毛が進んでいる方は、白髪が実際より少なく見えている可能性があります。治療で「白髪が増えた」と感じたら、それは髪が育ち直しているサインです。白髪があってもなくても、薄毛が気になり始めたら、白髪を理由に安心も悲観もせず、一度頭皮を見せてください。当院のカウンセリング・診察は0円で、その日に契約する必要はありません。こうした髪の俗説の見分け方は、院長の書籍『薄毛治療のうそ』(2026年10月16日発売・詳細)でも1冊かけて解説しています。

参考文献

1. 日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」日皮会誌 127(13):2763-2777, 2017(AGAの発症機序)

2. 西村栄美「色素細胞の新知見:白髪と色素幹細胞維持のメカニズム」日本皮膚科学会雑誌 120(4):849-853, 2010(白髪の発症機序)

当院で行っている治療について

内服薬・外用薬・発毛メソセラピー・低出力レーザー治療(LLLT)の4つです。PRP療法・HARG療法・幹細胞治療は行っておりません。土台になるのは内服と外用で、メソセラピーはその効果を高める位置づけです。

どの治療が合うかは進行の度合いによって変わります。マイクロスコープで頭皮を見たうえで、率直にお伝えします。

気になっているなら、確かめるところまでは0円です

当院は院長が毎回直接診察します。マイクロスコープで いまの頭皮を見て、いま治療が必要な段階かどうかからお話しします。初診料・再診料・カウンセリング・血液検査はすべて0円(血液検査は医師が医学的に必要と認めた場合)。必要のない治療はおすすめしません。
治療を始める場合も、進行を止める薄毛予防プランは月2,750円から。プランはいつでも変更・中止できます。

無料カウンセリング(0円)で相談する

新宿三丁目駅 徒歩1分/土日も診療/03-5925-8241

BEA AGA CLINIC 院長 清水崇裕
この記事の監修医師
清水 崇裕
BEA AGA CLINIC 院長/医師・医学博士・放射線科専門医
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