「漢方薬は薄毛の改善に有効?」「薄毛改善におすすめの漢方薬が知りたい」
薄毛改善に漢方薬が効果的か気になる方も多いと思います。
漢方薬には体の不調を整える作用があるため、薄毛ケアにおすすめです。しかし薄毛の原因によっては、漢方薬のみで薄毛を根本的に改善することが難しいです。
本記事では、漢方薬の効果やおすすめの漢方薬、漢方薬に関するよくある質問に回答するほか、薄毛を根本的に改善する治療薬も紹介します。
目次
漢方は薄毛改善に直接的な効果をもたらすわけではない
漢方で薄毛改善できるかは、薄毛の原因により異なります。
薄毛になる原因はさまざまです。例えば「びまん性脱毛症」はホルモンバランスの乱れで起こり、FAGA(女性男性型脱毛症)は男性ホルモンの影響により起こる脱毛症です。
漢方にはホルモンバランスを整えたり血行不良を改善する作用があり、体質を整えることで薄毛が改善する可能性はあります。
ただし、漢方には男性ホルモンを抑える効果は認められていないため、大きな改善効果は期待できません。薄毛を改善する可能性はありますが、直接的な効果をもたらすものではないため注意が必要です。
また、漢方医学では薄毛の原因を正しく突き止めることができないため、まずは漢方を処方してもらえる専門のクリニックを受診しましょう。
関連記事:AGA治療で効果がないと感じる原因や対処法について解説|効果が期待できるAGA治療法も解説
薄毛・抜け毛の原因別におすすめ漢方薬
漢方医学では、人間の身体は「気・血・水(き・けつ・すい)」の3つの要素で成り立っていると考えます。
さらに、女性の薄毛や抜け毛の原因は主に次の3つに分けられます。
- 血虚(けっきょ)
- 腎虚(じんきょ)
- 湿熱(しつねつ)
薄毛や抜け毛を改善するためには、原因を見極め一人ひとりに合う漢方薬を処方してもらうことが重要です。以下では、3つの漢方薬の詳細について紹介します。
血虚(けっきょ)|健康な髪の毛の成長が阻害される
血虚は漢方医学で、身体を回復させるために必要な血が足りない状態を言います。
血液の量が足りない状態ではなく、心身に栄養が行き届いておらず新陳代謝や精神を正常に保てていない状態です。健康な髪の毛の成長が阻害されるため、髪の毛にツヤとハリがなくなるなどの症状があります。
血虚の原因は主にストレスや疲労、生活習慣の乱れです。血虚になると、血液を作り出すのに必要な胃腸の機能が低下して、血液が作られにくくなるという悪循環になります。
血虚の症状がある方におすすめの漢方薬には次の3つがあります。
加味逍遙散 (かみしょうようさん) |
当帰芍薬散 (とうきしゃくやくさん) |
十全大補湯 (じゅうぜんたいほとう) |
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有効な症状 | ・更年期障害 ・冷え性 ・不眠症 ・月経不順 ・月経困難 など |
・月経不順 ・肩こり ・腰痛 ・足腰の冷え症 など |
・手足の冷え ・疲労回復 ・だるさ ・術後の体力低下 ・貧血 など |
主な成分 | ・トウキ ・シャクヤク ・ビャクジュツ ・サイコ など |
・トウキ ・センキュウ ・ブクリョウ ・シャクヤク など |
・ニンジン ・オウギ ・ケイヒ ・ジオウ など |
副作用 | ・下痢 ・口内炎 ・腹痛 ・胃痛 など |
・発疹 ・発赤 ・かゆみ ・吐き気、嘔吐 など |
・発疹 ・かゆみ ・嘔吐 ・下痢 ・食欲不振 など |
漢方薬は副作用が起こる可能性が低く、副作用を起こしても次第に慣れて落ち着くケースがほとんどです。
腎虚(じんきょ)|ホルモンバランスが崩れる可能性大
腎虚は「腎」の機能が弱っている状態です。腎は髪の毛の成長に関わる部分でもあり、腎が弱っていれば髪の毛は細くなり、若白髪も目立つようになります。
またホルモンの分泌にも腎が関係しており、腎が弱まればホルモンバランスが乱れ生理不順や更年期障害などにもつながります。
腎虚は、漢方医学でいう「気虚」が悪化したことが原因です。「気」は身体を温めるはたらきがあり、気虚になれば冷えの症状が現れます。先天的に「気」が不足している方は、腎虚になりやすいです。
腎虚の症状がある方に、おすすめの漢方薬は次の3つです。
六味地黄丸 (ろくみじおうがん) |
八味地黄丸 (はちみじおうがん) |
牛車腎気丸 (ごしゃじんきがん) |
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作用 | 排尿機能や口の渇きなどを改善 | 体を温めて新陳代謝を促進 | かゆみや排尿困難、頻尿、むくみなどを改善 |
主な成分 | ・ジオウ ・サンシュユ ・サンヤク ・タクシャ など |
・ケイヒ ・ブシ ・ジオウ ・サンシュユ など |
・ジオウ ・ゴシツ ・サンシュユ ・サンヤク など |
副作用 | ・食欲不振 ・悪心 ・嘔吐 ・下痢 など |
・発疹 ・発赤 ・かゆみ ・食欲不振 など |
・発疹 ・発赤 ・かゆみ ・食欲不振 など |
六味地黄丸は、八味地黄丸から「ケイヒ」と「ブシ」の成分を取り除いた漢方薬です。
また牛車腎気丸は、八味地黄丸に「ゴシツ」や「シャゼンシ」などを加え10種類の生薬を配合しています。
湿熱(しつねつ)|頭皮に菌が増えて炎症が起こる可能性あり
湿熱は体内に「水」がたまっている状態です。水が過剰にたまっていると、気や血液のはたらきを阻害することにつながり体調不良を引き起こす可能性があります。
湿熱の主な原因は水分の摂りすぎ、あるいは酒類や油、甘いものの過剰摂取です。
湿熱の状態になると、脂漏性皮膚炎を引き起こす可能性があります。脂漏性皮膚炎は皮脂腺の多い部分にできる皮膚の炎症で、頭皮に炎症が発生すると抜け毛を招く原因となります。
湿熱の症状がある方に、おすすめの漢方薬は次の3つです。
黄連解毒湯 (おうれんげどくとう) |
防風通聖散 (ぼうふうつうしょうさん) |
通導散 (つうどうさん) |
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有効な症状 | 皮膚の炎症 | ・高血圧や肥満に伴う動悸や肩こり ・蓄膿症(副鼻腔炎) ・湿疹 ・皮膚炎 など |
・月経不順 ・月経痛 ・更年期障害 ・腰痛 ・便秘 ・打撲 など |
主な成分 | ・オウゴン ・オウレン ・サンシン ・オウバク |
・カッセキ ・オウゴン ・カンゾウ ・キキョウ など |
・トウキ ・ダイオウ ・ボウショウ ・キジツ など |
副作用 | ・息切れ ・空せき ・発熱 ・かゆみ など |
・発疹 ・発赤 ・かゆみ ・吐き気 など |
・食欲不振 ・胃部不快感 ・悪心 ・腹痛 ・下痢 など |
体内にたまった水を取り除き、気・血・水のバランスを整えることで体調の悪化を改善することができます。
女性や高齢者は漢方での薄毛ケアもおすすめ
漢方薬はさまざまな不調を改善する作用が期待できるため、女性や高齢者は漢方で薄毛ケアすることがおすすめです。
冷え性など女性に多い不調のほか、月経困難や月経不順など女性特有の体調不良にも漢方薬は有効です。また、加齢が原因で引き起こされる更年期障害にも効果が期待できる漢方薬があります。
もちろん、身体の不調からくる頭皮環境の悪化や抜け毛も漢方薬で症状の改善を目指せます。
女性や高齢者で薄毛にお悩みの方は、身体のケアも含めて漢方で薄毛ケアを行いましょう。
関連記事:AGAの手遅れな状態とは?事前に防ぐ方法や手遅れになる理由を徹底解説
漢方の服用で副作用を抑えながら薄毛を予防することも可能
漢方薬も薬なので少なからず副作用を引き起こすリスクがあります。しかし、西洋薬に比べると副作用のリスクは低いです。
副作用を抑えて薄毛を予防したい方には、漢方薬の使用をおすすめします。
プロペシアやザガーロなどの薬を服用するのが、一般的な薄毛の治療・予防法ですが、プロペシアやザガーロには、性欲減退や抑うつ症状などの副作用リスクがわずかにあるほか、女性は使用を禁止されています。
対して漢方薬は副作用のリスクが低いうえ、主な副作用はかゆみや吐き気など西洋薬と比べて軽微です。
副作用をほとんど心配することなく薄毛予防できるのが、漢方薬のメリットです。
関連記事:AGA治療のデメリットとは?治療薬ごとのデメリットや自分でAGA治療をするデメリットも紹介
薄毛ケアにおすすめな漢方薬の飲み方
漢方薬の正しい飲み方は次の通りです。
- 水かぬるま湯で飲む
- 食前か食間に服用する
- 用法用量を守る
お茶や牛乳、ジュースなどは漢方薬のはたらきや吸収に影響を与える可能性があるため、水またはぬるま湯で飲みましょう。
漢方薬が顆粒の場合は、水またはぬるま湯を口に含んで、その上から漢方薬を落として一気に飲むことがおすすめです。
漢方薬を飲むタイミングは、食前か食間が適しています。食事の30分〜1時間前に服用するか、あるいは食事と食事の間(食間)で、胃の中に食べ物が入っていない時に飲みましょう。
また漢方薬ごとに用法用量が決められているため、医師の指示に従って飲んでください。
薄毛ケアを目的とした漢方薬に関するよくある質問
薄毛ケアを目的とした漢方薬の使用において、よくある質問として次の4つがあります。
- 漢方薬の服用推奨期間は?
- 漢方薬は飲みにくい?
- 漢方薬は他の薬と併用可能?
- 漢方薬で自律神経を整えることも可能?
以下では、4つの質問に回答します。
漢方薬の服用推奨期間は?
漢方薬の服用期間は3ヶ月〜半年が服用推奨期間です。
漢方薬を飲み始めて薄毛ケアの効果が現れても、すぐに服用を中止すると元の状態に戻ってしまう可能性があります。
3ヶ月〜半年の間、漢方薬を飲み続けることで体質を改善でき、髪の毛の状態をコントロールすることが可能です。
また漢方薬は一人ひとりに合わせて処方する必要があり、季節の変わり目など生活に変化があるタイミングで服薬量や種類を見直した方がいい場合もあります。そのため、定期的に専門のクリニックを受診して医師に相談しましょう。
関連記事:AGA治療は一生続けるべきか解説|効果を実感するまでの期間やAGA治療を一生続けたくない人が取るべき行動も紹介
漢方は飲みにくい?
漢方薬が飲みにくいかは個人差があります。
独特な味や匂い、舌触りなどは漢方薬に含まれている生薬により異なります。体質に合っている漢方薬であれば「飲みやすい」と感じやすく、体質に合わなければ「飲みにくい」と感じやすいです。
味や匂いが気になる場合や、顆粒のザラザラ感が気になる場合は先に水・ぬるま湯を口に含んでから飲むことがおすすめです。先に口に水を含めば味や匂い、ザラザラ感が舌に残りにくく飲みやすくなります。
漢方は他の薬と併用可能?
基本的に漢方薬は、他の薬と併用できることが多いです。
西洋薬と漢方薬の飲み合わせは、お互いの長所を生かしてより効果を期待することができます。ただし、飲み合わせによっては思うような効果を実感できなかったり、効果が過剰に現れたりします。
また別々の漢方薬でも配合生薬が似たような漢方薬を併用すると、一部の生薬を過剰摂取してしまう可能性があり注意が必要です。
漢方薬と他の薬の併用を考えている方は必ず医師に相談してください。
漢方で自律神経を整えることも可能?
漢方薬で自律神経を整えることも可能です。
自律神経が乱れると血流が悪化し髪の毛に栄養が行き届かなくなるため、抜け毛や白髪の原因になります。
自律神経の乱れを感じる方は、薄毛ケアとして「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」がおすすめです。
自律神経の乱れはストレスや緊張などが原因で起こる場合があります。配合生薬の「サイコ」がイライラ感をしずめ、自律神経を整えて身体の調子を整えてくれます。
関連記事:ストレスが原因でAGAは発症する?AGAの原因やストレスと抜け毛の関係について解説
漢方薬の服用のみでは薄毛の根本的な改善は難しい
漢方薬で薄毛ケアは可能ですが、漢方薬のみで薄毛を根本的に改善することは難しいです。
漢方薬には体の不調を整える作用はありますが、薄毛の進行を抑えたり、発毛を促したりする直接的な効果はありません。
薄毛を治療する目的であれば、皮膚科や専門のクリニックへ受診することをおすすめします。
薄毛の原因を調べるためにAGAクリニックで検査を受ける必要がある
薄毛を根本的に改善するためには、薄毛の原因に応じた治療を受けることが大切です。薄毛の原因を調べるためには、AGAクリニックで検査を受ける必要があります。
AGAクリニックでは血液検査を受けることができ、薄毛の原因がAGAか、投薬治療が可能かがわかります。
また、AGAクリニックではなく皮膚科でも検査を受けることができます。しかし、AGAクリニックの方が専門性の高い薄毛治療を受けられ、治療実績も多いため、皮膚科よりもAGAクリニックの利用をおすすめします。
皮膚科とAGAクリニックの違いについて、以下の記事で詳しく紹介しているためあわせてご覧ください。
皮膚科とAGAクリニックで受けられるAGA治療法・費用面の違いについて解説
薄毛の原因に応じた治療を受けることで薄毛の改善が見込める
薄毛を根本的に改善するためには、原因に応じた治療を受ける必要があります。
例えば薄毛の原因がAGAによる場合、主に次の3つの治療法があります。
- 投薬治療
- 注入治療(メソセラピー)
- 低出力レーザー治療
投薬治療はAGAの原因となるホルモンの生成を阻害して、薄毛の進行を抑える治療薬や、発毛を促進する治療薬を使用し薄毛改善を目指す治療法です。
メソセラピーは髪の毛の成長因子を頭皮へ直接注入する治療法で、低出力レーザーは頭皮を刺激して髪の毛を成長期へ導く治療法です。
AGA治療は根本的な薄毛改善につながるため、薄毛治療を考えている場合はまずはAGAクリニックへ相談しましょう。
漢方薬以外の薄毛・AGAに効果的な治療薬
漢方薬以外に薄毛・AGAに効果的な治療薬には次の5種類があります。
- フィナステリド
- デュタステリド
- ミノキシジル内服・外⽤
- スピロノラクトン内服
- アロビックス外⽤
上記5つの治療薬について詳しく紹介します。
フィナステリド
フィナステリドの特徴は次の5通りです。
期待できる効果 | AGAの進行を抑える |
使用方法 | 1日1回1mgを使用 |
副作用 | 勃起不全や性欲減退、肝機能障害など |
使用時の注意点 | 錠剤を割って服用してはいけない、女性は服用できないなど |
効果を実感する期間 | 6ヶ月 |
フィナステリドは、AGAの原因となる男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」の生成を阻害する作用があります。AGAの進行を抑えることで薄毛の改善を目指します。
ただし勃起不全や肝機能障害などの副作用があり、女性は服用を禁止されているため使用には注意が必要です。
またフィナステリドには発毛を促す作用はないため、髪の毛の量を増やすためには発毛作用のある治療薬と併用する必要があります。
以下の記事では、フィナステリドを有効成分とする「プロペシア」の効果や使用方法などを詳しく紹介しているため、あわせてご覧ください。
プロペシア(フィナステリド)だけで十分な薄毛対策は可能?効果を実感するまでの期間も紹介
デュタステリド
デュタステリドの特徴は次の5通りです。
期待できる効果 | AGAの進行を抑える |
使用方法 | 1日1回1カプセルを使用 |
副作用 | 勃起不全や性欲減退など |
使用時の注意点 | 肝臓の疾患を持っている方や女性、小児は使用できないなど |
効果を実感する期間 | 6ヶ月 |
デュタステリドを主成分とする治療薬には、「ザガーロ」や「デュタステリド錠」があります。
デュタステリドはフィナステリドと同様、AGAの進行を抑える効果が期待できます。フィナステリドとの違いは作用範囲で、デュタステリドの方が作用範囲が広いため、より薄毛の改善に有効です。
ただし、勃起不全や性欲減退などの副作用リスクがあるため注意が必要です。
以下の記事では、デュタステリドの効果や副作用、初期脱毛が起こる仕組みなどを紹介しているためあわせてご覧ください。
ミノキシジル内服・外⽤
ミノキシジル内服・外用の特徴は次の5通りです。
ミノキシジル内服 | ミノキシジル外用 | |
期待できる効果 | 発毛を促進 | 発毛を促進 |
使用方法 | 1日1回1錠を使用 | 1日2回気になる箇所に塗布 |
副作用 | むくみや血圧低下、立ちくらみなど | 頭皮の痒みやかぶれ、発疹、頭痛など |
使用時の注意点 | 高齢の方や妊娠中・授乳中の方は使用できない | 高齢の方や妊娠中・授乳中の方は使用できない |
効果を実感する期間 | 6ヶ月 | 6ヶ月 |
ミノキシジルには毛細血管を拡張し、血流を促す作用があります。血液循環をよくし、髪の毛に必要な栄養・酸素を頭皮に行き渡らせることで発毛を促す治療薬です。
ミノキシジルには飲むタイプの内服と、塗布するタイプの外用の2種類があります。内服は「ミノキシジルタブレット(ミノタブ)」とも呼ばれ、直接体内に取り込む分、外用よりも吸収率が高くより高い発毛効果を期待できます。
以下の記事では、女性がミノキシジル内服・外用を使用可能か、使用時の注意点などを紹介しているためあわせてご覧ください。
スピロノラクトン内服
スピロノラクトン内服の特徴は次の5通りです。
期待できる効果 | 女性の薄毛を改善 |
使用方法 | 1日1回1錠を使用 |
副作用 | 頻尿、電解質異常、生理不順、 めまい・頭痛、じんましん、食欲不振など |
使用時の注意点 | タクロリムスやエプレレノンなどと併用が禁止されている |
効果を実感する期間 | 6ヶ月 |
スピロノラクトンは、男性ホルモンの一種「DHT」がホルモン受容体に取り込まれることで発生する「脱毛因子」の生成を抑制し薄毛の進行を抑える作用があります。
スピロノラクトンは主に女性の薄毛「FAGA(FPHL)」の治療に使用されます。性別問わず服用できますが、男性の薄毛治療ではフィナステリドやデュタステリドを使用するケースが一般的です。
また免疫抑制剤の「タクロリムス」や、高血圧症の治療薬「エプレレノン」などと併用が禁止されているため注意が必要です。
以下の記事では、スピロノラクトンの効果や副作用、効果を実感するまでの期間、服用方法などを紹介しているためあわせてご覧ください。
薄毛治療薬「スピロノラクトン」とは|効果・副作用や飲み合わせの注意事項などを解説
アロビックス外⽤
アロビックス外用の特徴は次の5通りです。
期待できる効果 | 発毛を促進 |
使用方法 | 1日2回〜3回適量を患部に塗布 |
副作用 | 赤みやかゆみ、刺激痛、発汗など |
使用時の注意点 | 高齢者への投与は慎重に行う、室温で保管するなど |
効果を実感する期間 | 6ヶ月 |
アロビックスは、血管を拡張させて血流を促す作用があります。血流を良くして髪の毛の成長に必要な栄養と酸素を行き渡らせる治療薬です。
ミノキシジルと同じように発毛効果が期待できますが、ミノキシジルとは作用機序が異なります。
ミノキシジルには細胞増殖因子を刺激して、血管自体を増殖させる作用がありますが、アロビックスは血管を拡張させる作用のみです。
以下の記事では、アロビックスの効果やフロジンとの違い、ミノキシジルとの違いなどを紹介しているためあわせてご覧ください。
アロビックスは女性にも効果がある?ミノキシジルとの違いも解説します
薄毛に関するご相談はベアAGAクリニックまで
漢方薬は、薄毛が気になる女性や高齢者の薄毛ケアにおすすめです。体の不調を整えることで、ホルモンバランスの乱れなどが原因の薄毛を改善・予防することができます。
ただし、薄毛の原因により漢方薬のみで改善するのは困難です。薄毛を根本的に改善するためにはAGAクリニックを受診し検査を受け、一人ひとりに合った治療を受ける必要があります。
薄毛に関するご相談はベアAGAクリニックまでご連絡ください。当院は患者さまの薄毛の原因を探り、患者さまに適したオーダーメイドの治療法をご提案します。