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薄毛治療を始めたいけどまずどうしたらいいの?正しいAGAの治療法を知ろう
薄毛が気になるけれど「どこに行けばよいのかわからない」「どうすれば良いのかわからない」という方のために薄毛治療を始めるにはまずどうしたらいいのか、そしてAGAの正しい治療法は何なのかをAGAクリニック医師がわかりやすくご紹介していきます。
まずはしっかりとした知識のあるクリニックでどういった種類の薄毛か診断を受ける
しっかりとした知識のあるクリニックで薄毛の診断を受けましょう。
薄毛と一口に言っても種類があります。
(AGA、円形脱毛症、脂漏性脱毛症、甲状腺機能低下症による脱毛、等)
正しい診断がなければ正しい治療はできません。
薄毛専門クリニック等の薄毛治療の知識のしっかりとした医師のもとで診断をつけてもらいましょう。
AGA(男性型脱毛症)とは
AGA(男性型脱毛症)※とは成人男性によくみられ、徐々に頭頂部や額の⽣え際の髪の⽑が薄くなっていくことが特徴の進行性の脱毛症になります。AGAでは徐々に髪の毛が細く短くなり、薄毛が進行します。しかし、細くなった毛は無くなるわけではなくごく細いうぶ⽑として残っています。⽑包が存在するかぎりは薄毛治療により髪の⽑は再び太く⻑く育てることが可能です。諦めずに治療する事をお勧めしています。
早期診断、早期治療をする
AGAは進行性なので、治療をしていなかったり、間違った治療をしている間にも薄毛はどんどん進行していきます。
どの疾患でも同じことなのですが、軽症の薄毛ほど治るのも早くなります。
また、薄毛が進行するほど薄毛の改善に時間がかかるので、治療期間が長引き、結果的にコストもかかることになります。
効果、改善速度、費用面から早期診断、早期治療をすることをお勧めいたします。
薄毛治療専門クリニックで適切な薬剤を処方してもらう
各症状や薄毛の進行度、体質に合わせて薄毛治療専門のクリニックで適切な薬剤を処方してもらいましょう。
適切に発毛効果を出すことができる他に、治療効果判定や治療方針を立てたり、治療方針を変更したり副作用をしっかりと管理することができます。
また、効果のしっかりと出せる治療に費用をかけることにより結果的に薄毛治療の費用を減らすことができます。
発毛治療とは(AGA治療)
発毛治療とは自身の毛髪を生やし、増やしていく薬剤を用いた治療です。
AGA(男性型脱毛症)では髪が細く短くなることにより頭髪の密度が下がり、結果として頭皮が透けて見える様になるので「薄毛」の状態となります。
AGAの発毛治療はその細く短くなってしまった髪の毛を元の状態になる様に太く長く成長させる治療となります。
AGA、薄毛の原因は男性ホルモン(DHT)によるヘアサイクルの乱れ
薄毛の主な原因はDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる男性ホルモンです。
DHTはヘアサイクル※と呼ばれる「毛髪が生える、成長する、抜ける、また生える」という繰り返し生え変わるサイクルを阻害し薄毛を起こします。
具体的にはDHTはヘアサイクルの毛が太く長くなる成長期を阻害して毛の成長を妨げてしまいます。結果としてヘアサイクルが乱れ、毛が大きく成長できないまま抜け落ちてしまいどんどんと進行性に細く短い毛になっていき薄毛になるのです。
※ヘアサイクルについては詳しくはコラム「髪の毛について|ヘアサイクルや生活習慣との関係」をご覧ください
DHTをフィナステリドで抑制する
薄毛の原因となるDHTを抑制するにはフィナステリドという薬剤での治療が必要となります。
フィナステリドは男性ホルモンであるテストステロンから悪玉脱毛ホルモンのDHTへと変換する5α還元酵素を阻害することによりDHTを抑制し、脱毛を防ぎます。
治療の基本はフィナステリド、ミノキシジル
現在効果的に治療効果を出すにはフィナステリド(デュタステリド)※1、ミノキシジル※2を中心とした薬剤による治療が必要です。
薬剤による治療は効果が高く、副作用も軽微で頻度も低い安全な治療です。
市販の育毛剤やシャンプーでは発毛効果を得られる可能性は低いです。
自己流の治療をしない
自己流の治療をされている患者様が稀にいらっしゃいます。結論から言いますとそういう方は治療成績が悪い方が多いです。
「~さんがこれで生えたらしい」等と聞いて治療を始めたという方が多いと思いますが自己流の治療で正しい治療にたどり着くことがほとんどないからです。
また、自己流の治療では副作用の管理は難しく、薬剤も効能のある本物の薬剤ではなかったりする可能性もあります。
また、薬剤ではない育毛剤等も治療の機会損失と無駄な出費となりかねません。
ご自身の体、髪の毛のことですので知識のあるクリニックの医師に診察してもらい、しっかりと治療をしましょう。
市販育毛剤は非推奨
市販育毛薬に頼って薄毛の改善を目指す方が多くいらっしゃいます。
しかし育毛≠発毛です。育毛剤では髪を生やすことはできないのです。
- 発毛 髪をはやす
- 育毛 今ある髪の成長を助ける
発毛剤にも今ある髪を太く長くする効果がありますが育毛の効果としても発毛剤の方が育毛剤よりも大きく勝ります。
問診表にも多くの方が市販育毛剤を使用と書かれています。
使ってはいけないというわけではありませんが効率的に発毛を目指すのであれば発毛できる薬剤を使用するべきです。
生活習慣
生活習慣として食生活や睡眠、ストレス、喫煙等は薄毛の要因となることがあります。
しかし生活習慣の是正は必要ではありますが、それだけで薄毛を改善することは困難です。
薬剤での薄毛治療が一番効果が高いので、薬剤で治療をしたうえで生活習慣の改善に努めましょう。
まとめ
①まず薄毛治療専門クリニックで診断を受けましょう。
②薄毛の正しい診断を受け、正しい治療を受けましょう。
③早期診断、早期治療をしましょう。
③自己流の治療はやめましょう。AGAの進行、治療の機会損失、副作用管理不足、費用負担増といった結果につながります。
④薬剤(フィナステリド、ミノキシジル)での治療を推奨しています。
⑤育毛剤の効果は限定的です。
以上、『薄毛治療を始めたいけどどうしたらいいかわからない』
という方のために薄毛治療を始めるにはまずどうしたらいいかというお話でした。
詳しくはかかりつけ医にご相談ください。
執筆者:清水崇裕(ベアAGAクリニック院長、医師、医学博士)
薄毛治療実績1万人以上。薄毛治療以外の医学知識も豊富で、安全に配慮した治療を心がけています。美肌、シミ、シワ等も含めトータルなエイジングケアをサポート致します。最近髪が細くなってきた、頭頂部が気になる、髪が⽔に濡れてボリュームが減るのが恐い、など薄⽑に対するどんなお悩みでもお気軽にご相談ください。患者様の期待に応え、当院で治療を受けてよかったと⾔っていただけるようなクリニックを⽬指して参ります。
資格:医師・医学博士・放射線科専⾨医・⽇本医師会認定産業医・⽇本抗加齢医学会会員・⽇本医学放射線学会会員
薄毛にお悩みの方は必ずお力になります。ベアAGAクリニックにご相談ください。
ベアAGAクリニック院長 清水崇裕