頭皮の赤みが気になっていませんか?
頭皮は掻きむしりや乾燥、アレルギーなどによって赤くなります。頭皮が赤くなっている状態は湿疹や炎症を起こしている可能性があるため、放置すると抜け毛が増える可能性があります。
頭皮の赤みを改善し抜け毛・薄毛の進行を予防するためには、赤みの原因に応じた適切な治療を受けることが大切です。
本記事では、女性の頭皮が赤くなる原因や抜け毛につながる理由、対処方法について紹介します。
目次
女性の頭皮が赤くなる原因
女性の頭皮が赤くなる原因は、主に次の4つです。
- 血行不良による頭皮の栄養不足
- 掻きむしりによるかぶれ
- 頭皮の皮脂不足・乾燥
- 紫外線やアレルギーによる外的要因
以下では、4つの原因について詳しく紹介します。
運動不足や体の冷えによる血行不良による頭皮の栄養不足
運動不足や体の冷えにより血行不良になると頭皮が栄養不足になり、小さな刺激でも炎症を起こしやすくなります。
血液には身体が必要とする栄養を全身へ運ぶ役割があり、血行不良であれば頭皮まで栄養を行き渡らせることができません。結果的に頭皮の角質層を健康な状態で維持できなくなり、バリア機能が低下するため、頭皮が赤くなります。
また、女性における血行不良の主な原因は、運動不足や体の冷えが考えられます。日々の生活に適度な運動を取り入れて、血行不良を防止しましょう。
掻きむしりによるかぶれ
掻きむしりによる頭皮のかぶれも赤みの原因のひとつです。
自分では掻きむしっている自覚がなくても、就寝時に無意識に掻きむしっている可能性があります。特に冬は頭皮が乾燥しやすく、かゆみを感じるため無意識に掻きむしりやすいです。
そのほか頭皮が炎症や日焼けしていると、かゆくなって掻きむしることがあるため注意が必要です。
刺激の強いカラーリング剤やシャンプーによる頭皮の皮脂不足・乾燥
刺激の強いカラーリング剤やシャンプーを使用することで、頭皮が赤くなることがあります。
肌に合わないや薬剤はかぶれを起こしたり、頭皮に必要な皮脂まで洗い流したりするため頭皮の乾燥につながってしまいます。
また、シャンプーのほかにワックスやムースなども薬剤かぶれを起こす可能性があります。特に肌が弱い方や敏感肌の方は、カラーリング剤やシャンプーの使用に注意しましょう。
紫外線やアレルギーによる外的要因
頭皮が炎症を起こす外的な要因として、紫外線やアレルギーなどが考えられます。
頭皮は多くの紫外線を浴びており、髪の毛の分け目部分は特に日焼けしやすい部分です。長い時間紫外線を浴びていると、頭皮が日焼けし赤くなりやすいでしょう。
またアレルギー体質の方の場合は、花粉やハウスダストなどの影響を受けることがあります。特に心身の健康状態がよくない場合に、免疫が低下し症状が現れやすくなります。
正常な頭皮と赤い頭皮の違い
正常な頭皮は髪の毛の毛根が透けて見えるため、顔色よりも青白く見えます。正常な頭皮と赤い頭皮の違いは、頭皮の色と肌質です。
頭皮はべたつき・かさつきがなく、きめ細かく艶感がある状態が理想です。
正常な頭皮に対して、髪のある頭皮や黄色っぽさのある頭皮は、炎症などトラブルを起こしている可能性があります。
顔色に近い黄色っぽい頭皮の場合は、皮膚の酸化・老化により頭皮がくすんでいる状態です。年齢やストレス、疲労などさまざまな要因によって引き起こされています。
また、炎症を起こし赤くなっている頭皮は、悪化すると抜け毛・切れ毛や薄毛につながります。原因に合わせた適切なケアが必要なため、早めに専門のクリニックで検査・治療を受けましょう。
頭皮が赤くなる原因になりうる皮膚炎
頭皮が赤くなる原因になりうる皮膚炎は主に次の4つです。
- 蕁麻疹(じんましん)
- 接触皮膚炎(せっしょくひふえん)
- アトピー性皮膚炎
- 脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
以下では、4つの皮膚炎の症状について詳しく紹介します。
蕁麻疹(じんましん)
蕁麻疹は頭皮にかゆみと赤みが出て、盛り上がったように見えたり患部を掻くとみみずばれを引き起こす病気です。
ほとんどの症状は患部のかゆみですが人により、焼けるような痛みやチクチクする痛みを伴うことがあります。基本的には数時間程度で症状が自然と治まっていきます。
蕁麻疹を引き起こす原因はさまざまです。特定の食べ物や薬品などによるアレルギーのほか、疾患が関与している可能性があり、直接的な原因を特定することは困難です。
また、蕁麻疹は発症期間によって、1ヶ月以内で治まる「急性蕁麻疹」と1ヶ月以上症状を繰り返す「慢性蕁麻疹」の2つに分類されます。
接触皮膚炎(せっしょくひふえん)
接触皮膚炎は、頭皮が赤く腫れてかゆみが伴う症状です。頭皮や顔だけでなく全身に発症する可能性があり、水ぶくれなどの症状を伴うこともあります。
主な原因は頭皮への刺激やアレルギー反応です。たとえば、シャンプーやカラーリング剤、育毛剤、日焼け止めなどにより引き起こされることがあります。
接触皮膚炎による頭皮の赤みを防止するためには、刺激・アレルギー反応を起こす原因物質との接触を断つことです。専門のクリニックで金属や薬剤へのアレルギーがないか検査を受けて、赤みの原因を突きとめることがおすすめです。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は強いかゆみが伴う皮膚疾患です。乳児期や思春期、成人期など年齢によって症状やかゆい部位が変化することが特徴です。
基本的に全身の皮膚へ症状が出るケースが多いですが、頭部に症状が出て頭皮が赤くなるケースもあります。
アトピー性皮膚炎のメカニズムはまだ明らかになっていませんが、もともと体質的に皮膚のバリア機能のはたらきが弱いことに加え、外部からの刺激も原因のひとつと考えられています。考えられる外的な要因はハウスダストや常在菌(皮膚に潜む菌)、ストレスなどさまざまです。
特に思春期・成人期では精神的ストレスが症状を悪化させる原因として考えられているため、ストレスをためないこと、適度にストレスを発散させることが予防のポイントです。
そのほか、室内を清潔に保ち十分な睡眠をとることも、アトピー性皮膚炎の予防につながります。
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
脂漏性皮膚炎は、湿疹ができて軽度のかゆみが伴う皮膚疾患です。患部の角質がボロボロとはがれたり、赤くなって皮がむけたりする症状が見られます。
特に髪の毛の生え際や眉間、耳周りなどにできやすく、全身では胸や背中、脇の下などに湿疹が現れます。
頭皮の常在菌が発症に関与していると考えられています。また、皮脂成分の変化や皮脂分泌量の変化、偏食によるビタミンB群の欠乏なども影響し、ストレスや疲労により悪化するケースが多いです。
脂漏性皮膚炎を予防するためには、余分な皮脂や皮膚汚れを取り除く必要があります。
そのため刺激の少ないシャンプーを使用し、頭皮を清潔に保ちましょう。また、栄養が偏らないように規則正しい食生活を心がけ、ストレスをためないことも予防のポイントです。
頭皮が炎症を起こし赤くなることで抜け毛につながることもある
頭皮の赤みは抜け毛につながることがあるため注意が必要です。
頭皮が赤くなっている原因は、乾燥や血行不良、炎症などの頭皮トラブルが考えられ、血流が悪ければ頭皮や髪の毛へ栄養が行き渡らず、髪の毛の成長を妨げます。
髪の毛は発毛と脱毛を繰り返しており、成長を妨げると正常なヘアサイクルが乱れるため、頭皮の赤みは早期に髪の毛が抜ける原因のひとつです。赤みを放置すると薄毛が進行する可能性があるため、早めに対処しましょう。
女性の頭皮が赤くなった時の対処法・改善方法
頭皮が赤くなった時は、早く対処する必要があります。主な対処法・改善方法は次の4つです。
- 自分の頭皮にあったカラー剤やスタイリング剤を使用する
- 日焼け止めスプレーや帽子、日傘などを利用する
- 十分な睡眠と健康的な食生活を心がけ、ストレスケアをこまめに行う
- 症状が出始めたら早めに皮膚科やAGAクリニックに相談する
以下では、4つの対処法について詳しく紹介します。
自分の頭皮にあったカラー剤やスタイリング剤を使用する
現在使っているカラーリング剤やスタイリング剤、シャンプーなどを見直しましょう。
頻繁にヘアカラーやスタイリングしている方は、薬剤により頭皮が赤くなっていることが考えられます。ヘアカラーの頻度を減らしたり、スタイリング剤を見直したりすることで頭皮の赤みが改善される可能性があります。
スタイリング剤やシャンプーは刺激が弱く肌に優しいものを選ぶことがポイントです。
頭皮に紫外線が当たらないように日焼け止めスプレーや帽子、日傘などを利用する
日焼け止めスプレーや帽子、日傘などで紫外線対策をしっかり行いましょう。
頭皮は紫外線ダメージを受けやすいため、紫外線を浴び続けると頭皮が赤くなります。特に屋外で過ごすことの多い方は、頭皮を紫外線から守ることが非常に大切です。
頭皮向けの日焼け止めスプレーやUVカットの帽子、日傘などを使用することで、頭皮の赤みを防止することができます。また、日頃から保湿化粧品などを使用しヘアケアも行いましょう。
十分な睡眠と健康的な食生活を心がけ、ストレスケアをこまめに行う
健康的な生活を心がけ、ストレスケアをこまめに行うことで頭皮の赤みを軽減することができます。
正常なヘアサイクルを維持し髪の毛を成長させるためには、健康的な生活が欠かせません。良質な睡眠は心身の疲労を取り除くとともに、成長ホルモンの分泌につながるため睡眠時間は十分に確保しましょう。
また、食事の見直しも大切です。たんぱく質やビタミンB群・ビタミンC、ミネラル(亜鉛)などの栄養を摂取することがおすすめです。
バランスよく栄養を摂取することにより、健康的な髪の毛が成長し正常なヘアサイクルを促すことができます。
症状が出始めたら早めに皮膚科やAGAクリニックに相談する
頭皮に赤みが見られる女性は、早めに皮膚科やAGAクリニックに相談しましょう。
赤みが現れる原因はさまざまで、自己判断することは困難です。かゆみや違和感がなくても、頭皮トラブルや炎症により今後薄毛が進行する可能性があります。
まずは頭皮が赤くなっている原因を特定するために、専門の医療機関を受診して検査を受けましょう。
頭皮の赤みが引かず抜け毛のリスクが気になる場合はAGAクリニックの受診がおすすめ
頭皮の赤みが引かない方、薄毛・抜け毛のリスクが気になる方は、AGAクリニックを受診することがおすすめです。
AGAクリニックは薄毛の予防・治療に特化している医療機関です。薄毛の原因や症状はさまざまで、一人ひとりの薄毛の原因を特定し適切な治療を行います。
ベアAGAクリニックでは、頭皮の赤みからくる薄毛の進行を予防・治療することが可能です。
治療前に事前検査を行っており、薄毛の原因を探ることからはじめます。頭皮の赤みでお困りの方や、抜け毛が心配な方はぜひ当院へご相談にいらしてください。
女性の頭皮が赤くなった時によくある質問
女性の頭皮が赤くなった時のよくある質問として、次の2つがあります。
- 頭皮にかさぶたができてしまった時の対処法は?
- 頭皮が赤いと薄毛や白髪になりやすい?
以下では、2つの質問について回答します。
頭皮にかさぶたができてしまった時の対処法は?
頭皮にかさぶたができた時の対処法は、主に次の2つです。
- 掻きむしらない
- 原因を突きとめる
かゆみがあると無意識に掻いてしまうものですが、かゆみの症状がなくなるのは一時的で根本的な解決にはなりません。傷口から細菌が入って感染症を引き起こす可能性があるほか、症状が悪化する可能性もあるため、できる限りかゆみを我慢し専門の医療機関を受診しましょう。
皮膚科やAGAクリニックを受診すれば、頭皮のかさぶたの原因を突きとめることができます。ニキビなどの感染症やアタマジラミなど、さまざまな原因が考えられるため、まずは医療機関を受診して原因を突きとめ、適切な治療を受けましょう。
頭皮が赤いと薄毛や白髪になりやすい?
頭皮が赤いと抜け毛や薄毛が進行する可能性はあります。
頭皮の赤みは、湿疹や炎症をはじめとする頭皮トラブルが主な原因です。頭皮環境が悪ければ髪の毛の成長を妨げてしまうため、抜け毛の増加につながります。
また、頭皮が赤いと白髪になりやすいとは言い切れません。
ただし、白髪になりやすい人は頭皮が赤い傾向があります。頭皮の赤みを改善すれば白髪が減少するわけではありませんが、白髪の増加を防ぐ可能性はあります。
女性の頭皮が赤い場合の検査・治療はベアAGAクリニックへ
女性の頭皮が赤くなる原因は、栄養不足やかぶれ、乾燥、アレルギーなど多岐にわたります。頭皮が赤い状態を放置すると、抜け毛につながるリスクがあるため、できる限り早めに原因に応じた治療を受けることが大切です。
しかし、頭皮が赤くなる原因を自己判断するのは困難であり、原因を突きとめるために、専門の医療機関を受診しましょう。
ベアAGAクリニックでは事前検査を行っており、薄毛の原因を突きとめます。初診や再診、カウンセリング等は無料で行っており、オンライン診療にも対応しているため、頭皮が赤い女性はぜひ当院へご相談ください。