「抜け毛が気になりインターネットで調べたら壮年性脱毛症の可能性があると知り不安」「壮年性脱毛症の原因や対処方法が知りたい」
抜け毛や薄毛は女性にとってデリケートな悩みの1つですが、壮年性脱毛症を発症することも薄毛の原因の1つです。
本記事では女性でも発症する可能性がある壮年性脱毛症の原因や特徴、治療法や予防方法について解説します。
髪の毛のボリュームダウンや抜け毛が気になる女性の方は参考にしてください。
(※本記事は日本皮膚科学会ガイドライン「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」を参考に作成しています。)
目次
壮年性脱毛症とは
壮年性脱毛症は社会的にはたらき盛りの方や、結婚して家庭を持つ世代などに多く見られる脱毛症の1つです。厚生労働省ではライフステージにおける壮年期を25歳~44歳と定めています。
参照元:生活指導及びメンタルヘルスケア
比較的若い方でも発症するため若はげと呼ばれることもありますが、男性の場合はAGA(男性型脱毛症)と呼ぶことが一般的です。
AGAは思春期以降の男性が発症する脱毛症の一種で、頭頂部や額の生え際が次第に薄くなり、ゆっくりと確実に進行することが特徴です。
関連記事:女性でも発症する壮年性脱毛症とは?特徴とその原因について解説|治療法やセルフチェックの方法についても紹介
女性でも発症する壮年性脱毛症とは
壮年性脱毛症は男性に多く見られますが、近年では女性も発症する可能性があるとされています。女性でも発症する壮年性脱毛症には次の3つのポイントがあります。
- 近年では女性の壮年性脱毛症を「女性型脱毛症」と呼ぶ場合もある
- 壮年性脱毛症はAGA・FAGAの一種であり症状や原因など明確な違いはない
- 女性の壮年性脱毛症は3段階に分けることができる
3つのポイントについて解説します。
近年では女性の壮年性脱毛症を「女性型脱毛症」と呼ぶ場合もある
女性に見られる壮年性脱毛症を、近年では「女性型脱毛症」と呼ぶ場合があります。以前は男性ホルモンが原因で女性の壮年性脱毛症を発症する可能性があると考えられていました。
ところが、研究が進む中で男性ホルモンだけでは病態を説明できない事例が増加したため、現在では国際的にも「female pattern hair loss(FPHL・女性型脱毛症)」との病名を使う場合が増加してます。
参照元:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
壮年性脱毛症はAGA・FAGAの一種であり症状や原因など明確な違いはない
壮年性脱毛症はAGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性型脱毛症)の一種です。壮年性脱毛症に特有の症状や原因があるわけではなく、AGAやFAGAと同じメカニズムで発症・進行することが特徴です。
はたらき盛りの方や結婚して家庭を持つ世代(壮年期)がAGAやFAGAを発症した場合に、若い世代(若年性脱毛症)や高齢者(老人性脱毛症)と区別するため壮年性脱毛症と呼ぶことがあります。
女性の壮年性脱毛症は3段階に分けることができる
女性の壮年性脱毛症は「ルートヴィヒ分類」により次の3段階に分けることができます。
グレード1 | 頭頂部のボリュームが減少し分け目が目立ちはじめる |
グレード2 | 頭髪の希薄化が顕著になり地肌が目立ちはじめる |
グレード3 | 頭頂部に薄毛が進行して地肌がさらに目立ちはじめる |
参照元:Classification of the types of androgenetic alopecia(common baldness) occurring in the female sex
グレード1の段階では髪型そのものには変化が見られないため、本人の自覚をともなわない場合が多いのですが、グレード2になると地肌が目立ちはじめるため薄毛の発症に気づきはじめます。グレード3に至ると地肌の一部が完全に露出するため、多くの女性が薄毛の発症・進行を自覚します。
女性の壮年性脱毛症発症のメカニズム
女性が壮年性脱毛症を発症するメカニズムは以下の通りです。
- 5αリダクターゼによりテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変換される
- ジヒドロテストステロン(DHT)が性ホルモン受容体に結合してTGF-βを生成する
- TGF-βによりヘアサイクルの成長期が短縮され抜け毛を引き起こす
女性の体内でもわずかながら男性ホルモンが生成されているのですが、ホルモンバランスの乱れなどが原因で女性ホルモンの分泌量が減少すると、相対的に男性ホルモンの分泌量が増加するため抜け毛を引き起こしやすくなります。
壮年性脱毛症のメカニズム自体は男性と女性で大差がないのですが、男性の場合では思春期以降に発症しはじめるのに対し、女性の場合には更年期に見られやすい点が特徴です。
女性の壮年性脱毛症を引き起こす原因
女性の壮年性脱毛症を引き起こす主な原因は以下の3つです。
- 加齢によってホルモンバランスが乱れ、細くコシのない髪の毛が生える
- 乱れた生活習慣やストレスの蓄積で自律神経が乱れ血行が悪くなる
- 5αリダクターゼの活性度の高さなど遺伝的なもの
3つの原因について解説します。
加齢によってホルモンバランスが乱れ、細くコシのない髪の毛が生える
女性の壮年性脱毛症を引き起こす原因の1つが、加齢によるホルモンバランスの乱れです。加齢により女性ホルモンの分泌量が減少した場合には、細くてコシのない髪の毛が増えるため、地肌や分け目が目立ちはじめます。女性の髪の毛の成長には、次の2つのホルモンが関わります。
エストロゲン | 髪の毛のツヤやコシを維持する |
プロゲステロン | ヘアサイクルの成長期を維持する |
女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンは、女性の髪の毛を成長させる際に欠かすことができないホルモンです。しかし、加齢に伴いエストロゲンやプロゲステロンの分泌量が減少すると、細くコシのない髪の毛が増えはじめます。
乱れた生活習慣やストレスの蓄積で自律神経が乱れ血行が悪くなる
乱れた生活習慣やストレスの蓄積で自律神経が乱れ、血行が悪くなると女性の壮年性脱毛症を引き起こしやすくなります。髪の毛は以下のメカニズムで生えて成長します。
- 毛穴の奥にある毛乳頭が毛細血管から栄養を受け取り毛母細胞へ受け渡す
- 毛母細胞が分裂を繰り返して頭皮へと押し上げられる
- 水分を失った毛母細胞が角化して頭皮の外へと押し出され髪の毛になる
乱れた生活習慣やストレスの蓄積などが原因で自律神経が乱れると、血行が悪くなるため毛乳頭が髪の毛を成長させるための十分な栄養を受け取れなくなります。
栄養が足りなくなると毛母細胞の分裂が不活発となるため、髪の毛が細く弱々しくなり、結果的に女性の壮年性脱毛症の発症リスクが増加します。
5αリダクターゼの活性度の高さなど遺伝的なもの
5αリダクターゼの活性度の高さなど遺伝的要因も、女性が壮年性脱毛症を発症する原因の1つと考えられています。しかし、女性の体内で分泌される男性ホルモンは、血中テストステロン値で比べた場合では男性の5%~10%程度に過ぎません。
男性ホルモンだけでは女性の薄毛の病態を説明できないため、日本皮膚科学会でもガイドライン内で「女性男性型脱毛症」ではなく「女性型脱毛症」の病名を用いる場合が増加している点に触れています。
参照元:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
女性の壮年性脱毛症は男性ホルモンだけでなく、過度のダイエットによる栄養不足やストレス、加齢などさまざまな要件が複雑に絡み合い起こると考えられています。
女性の壮年性脱毛症の治療方法
女性の壮年性脱毛症に対しては、FAGAと同様に以下4つの治療を行うことが一般的です。
- 内服薬
- 外用薬
- メソセラピー(成⻑因⼦、サイトカイン注射)
- 低出⼒レーザー治療
4つの治療法について解説します。
内服薬
女性の壮年性脱毛症にはミノキシジル内服薬とスピロノラクトン内服薬の2つを用いることが一般的です。ミノキシジル内服薬とスピロノラクトン内服薬の特徴は以下の6通りです。
ミノキシジル内服薬 | スピロノラクトン内服薬 | |
期待できる効果 | 発毛を促進 | 抜け毛を予防 |
使用を避けるべき人の特徴 | 妊活中や妊娠中、授乳中の方 | 急性腎不全・高カリウム血症・アジソン病の人など |
使用方法 | 朝食後に1日1回1錠の服用 | 1日1回1錠を使用(25mg) |
使用時の注意点 | イブプロフェンやED治療薬などと併用しない | 併用禁忌薬に注意(タクロリムスやエプレレノンなど自己免疫疾患の治療薬など) |
起こり得る副作用 | 多毛症、ニキビ、動悸、息切れ、むくみなど(いずれも頻度不明) | 頻尿、電解質異常、生理不順、めまい・頭痛・口渇・食欲不振など(いずれも頻度不明) |
効果を実感できるまでの目安期間 | 6ヶ月程度 | 6ヶ月程度 |
ミノキシジル内服薬の作用は血管を拡張し、血液の循環をスムーズにすることです。頭皮への血行が促進されると、毛母細胞の分裂が促されるため発毛効果を得ることが期待できます。
厚生労働省では塗り薬タイプ(外用薬)のミノキシジルのみが認可されていますが、AGAクリニックでは副作用のリスクを徹底管理して、ミノキシジル内服薬を処方する場合があります。
ベアAGAクリニックでは治療前に血液検査を行い、ミノキシジル内服薬を使用する際の副作用のリスク管理も徹底しているため安心です。
スピロノラクトン内服薬はもともと高血圧の治療薬に用いられていましたが、抜け毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を妨げるはたらきがあるため、女性の壮年性脱毛症の治療にも用いられています。
外用薬
女性の壮年性脱毛症の治療にはミノキシジル外用薬も用いられます。ミノキシジル外用薬には以下の6つの特徴があります。
期待できる効果 | 発毛を促進 |
使用を避けるべき人の特徴 | 妊活中や妊娠中、授乳中の方 |
使用方法 | 1日2回、朝と夜に1mlのミノキシジルを塗布 |
使用時の注意点 | イブプロフェンやED治療薬などと併用しない |
起こり得る副作用 | 頭皮のかゆみや赤み・アレルギー症状など |
効果が実感できるまでの期間 | 6ヶ月程度 |
ミノキシジル外用薬を頭皮に塗布すると、血行が促進され毛母細胞のはたらきを活発化し、結果的に発毛を促進する効果が期待できます。
FAGA(女性型脱毛症)の治療法の中では、ただ1つのAランク(行うよう強く勧める)に分類される治療法です。
参照元:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
頭皮のかゆみや赤みなどを引き起こす可能性がわずかながらありますが、重篤な副作用は報告されておらず、比較的安全な治療法と言えます。
メソセラピー(成⻑因⼦、サイトカイン注射)
メソセラピー(成⻑因⼦、サイトカイン注射)も女性の壮年性脱毛症を治療する方法の1つです。メソセラピー(成⻑因⼦、サイトカイン注射)には以下の6つの特徴があります。
期待できる効果 | ヘアサイクルの成長期を誘導・維持 |
治療を避けるべき人の特徴 | 妊婦・授乳婦 |
治療方法 | 1ヶ月に1、2回のペースで6回~16回施術 |
治療時の注意点 | 施術当日は過度の運動やアルコール摂取、長時間の入浴を避ける |
起こり得る副作用 | 頭皮のかゆみや頭痛、アレルギー症状など |
効果が実感できるまでの期間 | 3ヶ月~ |
メソセラピーはインスリン様成長因子(IGF-1)やケラチノサイト増殖因子(KGF)、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)、ミノキシジルなど髪の毛の成長に有益な成長因子を、頭皮下に直接注入する治療法です。
メソセラピーは比較的安全性が高い治療法とされていますが、服用後まれに頭皮のかゆみや頭痛、アレルギー症状などを引き起こす可能性があります。
低出⼒レーザー治療
低出力レーザー治療(Low Level Laser therapy:LLLT)も、女性の壮年性脱毛症を治療する方法の1つです。低出力レーザー治療には以下の6つの特徴があります。
期待できる効果 | ヘアサイクルを成長期へと誘導 |
治療を避けるべき人の特徴 | 妊娠中の方、循環器系の疾患がある方など |
治療方法 | 1週間に1回〜3回、1回6分〜10分レーザーを頭皮へ照射 |
治療時の注意点 | 頭皮に強い日焼けがある場合は避ける |
起こり得る副作用 | 特になし |
効果が実感できるまでの期間 | 6ヶ月~1年 |
低出力レーザー治療は身体に熱作用を与えないレベルの、弱いレーザーを照射する治療法全般を意味します。ベアAGAクリニックでは女性の壮年性脱毛症を治療する場合には、ヘルメット型の器具を被り、1回につき6分ほど弱いレーザー光の照射を行います。
低出力レーザー治療はFAGA(女性型脱毛症)の治療法の中では、ただ1つのBランク(行うよう勧める)の治療法です。
参照元:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
ほかの治療法に比べて副作用のリスクが低いだけでなく、体質的に投薬治療を受けることができない方でも安心して治療を続けられます。
少しでも薄毛を感じたら早期にAGAクリニックを受診する
少しでも薄毛の可能性を感じた場合には、早期にAGAクリニックを受診することが重要です。抜け毛の原因は個人によりさまざまなため、改善するにはなぜ抜け毛が起こるのかを特定することが欠かせません。
ベアAGAクリニックの院長は1万人以上の治療実績を活かして、問診や視診、触診などを通し抜け毛の原因を特定します。また、実際の治療前には血液検査を行い、副作用のリスクを徹底管理しているため安心して薄毛治療が続けられます。
女性の壮年性脱毛症の予防方法
女性の壮年性脱毛症を予防する場合には、以下の3つの方法があります。
- 食生活や睡眠時間を見直し、正しい生活習慣を取り戻す
- 運動や趣味などで適度にストレス発散を行いホルモンバランスを乱さないよう注意する
- 頭皮に負荷を与えないヘアケアやヘアスタイルを心がける
3つの方法について解説します。
食生活や睡眠時間を見直し、正しい生活習慣を取り戻す
女性の壮年性脱毛症を予防する場合には、食生活や睡眠時間を見直し正しい生活習慣を取り戻すことが欠かせません。髪の毛は食べたものから作られるため、普段から以下の食品を積極的に摂取しましょう。
栄養素 | 主なはたらき | 多く含まれる食品 |
タンパク質 | 髪の毛の材料となる | 肉類・魚類・大豆製品・乳製品など |
ビタミンA | 頭皮環境を良好に保つ | ニンジン・ほうれん草・レバーなど |
ビタミンE | 全身の血液循環を促進する | ナッツ類・オリーブオイル・カボチャなど |
ビタミンB6 | 頭皮の皮脂の過剰な分泌を抑制する | マグロ(赤身)・ニンニク・牛レバーなど |
亜鉛 | ケラチンの再合成をサポートする | 牡蠣・ゴマ・チーズなど |
ヨウ素 | タンパク質の合成をサポートする | 海藻類・ヨード卵など |
睡眠時間が不足すると髪の毛の成長に悪影響をおよぼすため、可能であれば1日に7時間は睡眠を確保しましょう。また、睡眠の質を低下させる恐れがあるため、寝る直前までスマホやテレビなどの光で目や脳を刺激することは避けましょう。
運動や趣味などで適度にストレス発散を行いホルモンバランスを乱さないよう注意する
女性の壮年性脱毛症を予防するのであれば、運動や趣味などで適度にストレス発散を行い、ホルモンバランスを乱さないよう注意しましょう。
ストレスは大きく分けると精神的ストレスと身体的ストレスの2つに分類されるため、次の方法を参考に発散することがおすすめです。
ストレスの種類 | 対処法 | 具体的なストレス発散法 |
身体的ストレス (悩み・不安・悲しみなど) |
明るい気分になることをする ストレスを感じない工夫を行う |
気の置けない友人と話す 趣味に没頭する時間を設ける |
身体的ストレス (疲労・頭痛などの不調) |
身体を休める 血行を促進する |
お風呂でリラックスする 適度に身体を動かす |
ストレスの発散方法は個人によりさまざまのため、自分に合ったストレス解消法を見つけることがおすすめです。
頭皮に負荷を与えないヘアケアやヘアスタイルを心がける
頭皮に負荷を与えないヘアケアやヘアスタイルを心がけることも、女性の壮年性脱毛症の予防につながります。頭皮に負荷を与える主なヘアケアやヘアスタイルの例は以下の通りです。
- 頭皮へダメージを与える洗浄力の強いシャンプー
- 誤ったドライヤーの使い方
- 1日に何度も髪の毛を洗う
- 洗髪の際に頭皮を強くこする
- ポニーテールなどの牽引力がはたらく髪型
- いつも同じ場所に分け目を付ける習慣
抜け毛や薄毛が気になる場合には、薬用シャンプーや育毛シャンプーを使い、指の腹で頭皮を優しくマッサージしながら洗いましょう。
また、洗髪を終えたらタオルドライで水分を拭き取り、髪の毛から20㎝の距離を取りドライヤーで乾かしましょう。
ポニーテールなどの牽引力がはたらく髪型や、いつも同じ場所に分け目を付ける習慣があると局所の血行不良を招くため注意が必要です。
壮年性脱毛症の発症を確かめるセルフチェック方法
壮年性脱毛症の発症を確かめる場合には、以下の10点をチェックしてみましょう。
- ドライヤーをかけた後の抜け毛が目立つ
- 抜け毛に毛根がなく1本の棒のように真っすぐ
- 髪の毛が細くなりコシが失われてきた
- 1日に100本以上の抜け毛が続いている
- 額の幅が広くなった気がする
- 睡眠不足が続いている
- 栄養バランスの取れた食事ができていない
- ストレスフルな日々を過ごしている
- 髪を洗う時に地肌が透けて見える
- 更年期障害にともなう症状が重い
上記の項目に当てはまる数が多いほど、壮年性脱毛症を発症している可能性が疑われます。心配な方はできるだけ早めにAGAクリニックで見てもらいましょう。
女性の壮年性脱毛症に関するよくある質問
女性の壮年性脱毛症に関しては、次の2つの質問が多く見られます。
- 20代でも壮年性脱毛症になることはありますか?
- 壮年性脱毛症とびまん性脱毛症の違いは何ですか?
2つの質問にお答えします。
20代でも壮年性脱毛症になることはありますか?
FAGA(女性型脱毛症)やAGA(男性型脱毛症)を壮年期(25歳~44歳)に発症すると壮年性脱毛症と呼ぶため、20代でも壮年性脱毛症を発症する可能性はあります。
しかし、AGAは思春期以降に発症する脱毛症であるのに対し、FAGAは更年期に発症することが一般的です。20代で抜け毛や薄毛が気になる場合には、粃糠性(ひこうせい)脱毛症や円形脱毛症、牽引性脱毛症など、壮年性脱毛症以外の脱毛症を発症している可能性が高いと考えられます。
壮年性脱毛症とびまん性脱毛症の違いは何ですか?
壮年性脱毛症とびまん性脱毛症の主な違いは薄毛が見られる箇所です。壮年性脱毛症の場合では、頭頂部や前頭部を中心に脱毛が起こりますが、びまん性脱毛症の場合には頭部全体にわたり髪の毛のボリュームが減少します。
また壮年性脱毛症は男女ともに発症する可能性がありますが、びまん性脱毛症は女性特有の脱毛症です。びまん性脱毛症の原因もホルモンバランスや自律神経の乱れ、ストレスなどさまざまです。
女性の壮年性脱毛症に関するご相談はベアAGAクリニックへ
女性の壮年性脱毛症に関するお悩みはベアAGAクリニックまでご相談ください。壮年性脱毛症は男女ともに発症する可能性がありますが、女性の場合は更年期に発症するケースが多い傾向にあります。
更年期の女性には仕事や育児にともなうストレス、加齢にともなうホルモンバランスの乱れ、体力の低下による疲労など精神的・身体的変化や負担の増加が見られます。
ただし、抜け毛が起こる原因は個人によりさまざまのため、まずは専門医の診察を受けて抜け毛が起こる理由を突き止めることが重要です。
ベアAGAクリニックでは1万人以上の治療実績を持つ院長が自ら診察を行い、一人ひとりに合った治療法を提案します。カウンセリングは無料のため、抜け毛や薄毛に関する不安や疑問がある方は気軽にお問い合わせください。