薄毛に効果があると話題の成分、リデンシル。
いくつもの育毛剤やスカルプケア商品に配合されているため、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
実際にどんな効果があるのか、本当に薄毛に効果があるのか気になりますよね。
そこで今回は、リデンシルの気になる効能効果や副作用がないのかについても解説していきます。
リデンシルが配合されている育毛剤も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
金田 真吾
自分自身が薄毛や美容に関して悩み様々な育毛剤やAGA治療を試し、コンプレックスを克服しました。そんな経験を活かして育毛剤やAGA治療について読者の皆さんがコンプレックスを克服して、より前向きに生きられるよう役立つコンテンツ制作を行っていきます。
リデンシルとは?
おもな育毛効果 | 発毛促進 抜け毛の予防 頭皮環境の改善 |
---|---|
化粧品表示名 | グリシン 塩化亜鉛 セイヨウアカマツ球果エキス チャ葉エキス |
医薬部外品表示名 | グリシン 塩化亜鉛 マツエキス チャエキス(1) |
特徴 |
|
リデンシルとは、スイスの化粧品原料メーカーであるインデュケム社(現ジボダン社)が開発した育毛成分。
世界中から化粧品原料や技術が集まる展示会「インコスメティックス」で2014年に銀賞を獲得したことから、その名を知られるようになりました。
単体の成分ではなく、いくつかの天然成分を組み合わせた複合成分で、セイヨウアカマツ球果エキス(DHQG)、チャ葉エキス(EGCG2)、亜鉛、グリシンなどが主成分です。
リデンシルの効果は主に、育毛周期の正常化によって育毛を促進すること、そして抜け毛を減少させること。
ほかにも、頭皮環境を健やかに保つ効果もあり、薄毛への対策が期待できます。
「リアップ」などの育毛剤にも使用されている育毛成分「ミノキシジル」の2倍の育毛効果があるという臨床データもあり、その高い育毛効果が注目を集めている成分です。
(参照:Redensyl レポート/ インデュケム社)
育毛剤にリデンシルが配合される3つの目的
- バルジ領域の活性化
- 休止期の毛髪の減少
- 頭皮の炎症を抑制
育毛剤にリデンシルが配合されるのには、3つの目的があります。
特に他の育毛成分にはない特徴が、バルジ領域の活性化。
バルジ領域を刺激する効果があることで、発毛の仕組みの根本にアプローチすることができるのです。
こちらも含めた3つの目的について、詳しく見ていきましょう。
バルジ領域の活性化
リデンシルに含まれるセイヨウアカマツ球果エキス由来の「DHQG」という分子には、バルジ領域を刺激し活性化させる働きがあります。
バルジ領域とは近年の研究で発見された、発毛の指令を出す働きをもつ細胞の一種。
毛根の上部に位置する膨らみで、バルジ領域から毛乳頭などへ発毛の指令が出されることで育毛を促進する働きがあります。
つまりバルジ領域の働きが鈍いと、毛根が元気な状態でも発毛されないという事に。
「DHQG」はバルジ領域に働きかける大事な役割を担っています。
休止期の毛髪の減少
リデンシルに含まれるチャ葉エキス由来の「EGCG2」という分子には、IL-8と呼ばれる物質を抑制する効果があります。
IL-8はたんぱく質の一種で炎症反応を促進させる働きがあり、本来は細菌やウイルスが体内に入ってきた際に撃退するという役割を持ちます。
しかし頭皮の場合は炎症反応が起こることで、毛髪を休止期に進行させてしまうことに。
休止期に進行した毛髪は、毛根が小さくなり脱毛してしまいます。
そこで育毛剤にリデンシルを配合することでIL-8の放出を抑制し、休止期の髪の毛を減らす効果が期待できるのです。
頭皮の炎症を抑制
IL-8というたんぱく質は頭皮を炎症させる原因のひとつと言われています。
育毛、発毛には健やかな頭皮環境が不可欠。
「EGCG2」がIL-8を抑制することで、毛髪の休止期への進行を抑えるだけではなく、頭皮の炎症を防ぐ効果もあります。
リデンシルの3つの効果効能
- 発毛促進
- 抜け毛予防
- 頭皮環境の改善
リデンシルが育毛剤に配合される理由が分かったところで、リデンシルを使うことで具体的にどんな効果があるのか気になりますよね。
リデンシルの3つの効果・効能について、詳しく解説していきます。
発毛促進
1つ目の効果は、発毛の促進です。
リデンシルに含まれる「DHQG」が、発毛の指令をつかさどるバルジ領域を刺激することで、毛乳頭細胞を活性化させ発毛を促進。
バルジ領域は毛根へ発毛の指令を出す働きがあるため、発毛の仕組みそのものにアプローチが可能です。
実際にAGA症状の男性被験者が3か月間リデンシルを使用したところ、髪の毛が太く成長する「成長期」の毛髪が9%増加したという臨床データもあるのです。
リアップやスカルプDなどの育毛剤にも配合されている「ミノキシジル」という成分と比較し、約2倍の発毛効果というデータもあり、高い発毛効果が期待できますよ。
抜け毛予防
2つ目の効果は、抜け毛予防。
「EGCG2」という分子が、毛髪を休止期に進行させるIL-8を抑制するため、抜け毛を減らす効果があります。
脱毛・薄毛に悩む男性にリデンシルを3ヶ月使用したところ、休止期の毛髪は17%減少したという臨床データもあり、乱れたヘアサイクルの正常化が期待できますよ。
IL-8には毛髪自体の成長を阻害する働きもあり、髪の毛のハリ・コシの低下にもつながってしまいますが、リデンシルを使用することで毛髪そのものを太く、健康的にする効果も。
抜け毛が減り、毛髪が太くなることで髪の毛の密度も高くなり、3ヶ月後にはリデンシルを使用した85%の人が見た目が改善されたと、変化を実感しています。
頭皮環境の改善
3つ目の効果は、頭皮環境の改善。
リデンシルはIL-8の放出を抑えることで、抜け毛を減らすほか、頭皮の炎症を抑制する効果もあります。
健康的な頭皮環境を整えることで、より毛髪が成長しやすい環境を作ることができます。
リデンシルの副作用
高い育毛効果が期待できるリデンシルですが、副作用はないのか心配になりますよね。
結論から言うと、リデンシルには副作用の報告はありません。
ミノキシジルなど効果の高い育毛成分には、皮膚トラブルや動機、めまい、頭痛などの副作用が起こることがありました。
しかしリデンシルは天然成分由来のため、安全性が高く副作用がないのもメリットのひとつです。
実際に眉毛やまつ毛の育毛剤にも配合されており、肌の弱い方でも安心して使うことができますよ。
リデンシルが配合されている育毛剤一覧
リデンシルが配合されている育毛剤一覧 | |||
---|---|---|---|
REDEN | プランテルEX | リジュン | ペルソナ育毛剤 |
バイタルウェーブ | THE SCALP 5.0C | 薬用 発毛促進剤モウダス |
リデンシルが配合されている育毛剤を一覧にまとめました。
中でもおすすめなのはREDENとプランテルEX。
REDENはリデンシルの原料メーカーから、リデンシル最適配合育毛剤と認定されています。
それだけではなく日本で唯一リデンシル公式認定マークを取得しており、リデンシルのメーカー公式に認められているという安心感がありますね。
REDENはリデンシルのほかにも有効成分として、センブリエキス、ニンジンエキス、グリチルリチン酸ジカリウムを配合。
さらに抜け毛の予防や発毛促進、頭皮環境の改善が期待できます。
プランテルEXは、リデンシルを最高濃度である5%配合。
リデンシルが配合されているその他の育毛剤は一般的に3%の濃度であることが多いため、プランテルEXの大きな特徴です。
グリチルリチン酸ジカリウム、センブリエキス、ジフェンヒドラミン塩酸塩と3つの有効成分のほか、独自配合成分であるヘブプロミンαも配合されています。
どちらもお得な定期購入コースや、初回返金保証などもあるため、気になる方はチェックしてみてくださいね。
まとめ
今回は、リデンシルの気になる効能効果や副作用について解説しましたがいかがでしたか?
リデンシルは天然成分由来の成分で、海外の化粧品原料の展示会でも高く評価されています。
他の育毛剤にも配合される「ミノキシジル」の2倍の発毛効果があり、抜け毛の予防、頭皮環境を健やかに保つなど、薄毛対策としての効果が期待できますね。
まつ毛や眉毛美容液にも配合されるほど安全性も高いため、皮膚が弱い方や、他の育毛剤で副作用を感じた方にもリデンシル配合の育毛剤はおすすめです。
話題のスカルプ成分で、育毛ケアを試してみてくださいね。