プロペシアとザガーロの違いとは？AGA治療でどちらを使うべきか解説

プロペシアとザガーロ何もAGA治療を受けるクリニックはどこがいいのでしょうか。

そこで今回はプロペシアとザガーロの効果や副作用料金の違いについてご紹介していくと共に、どちらがおすすめなのかご紹介していきたいと思います。

現在AGA治療を受けている方はもちろんのこと、これからAGA治療を始めようと思っている方もぜひ本記事をご覧ください。

AGAマガジン編集部
吉川 貴紀
AGAに悩み様々な薄毛対策グッズを利用しました経験があります。その際に感じた商品の効果や経験者ならでは調査力を活かして、薄毛に悩んでいる読者にわかりやすく役立つコンテンツをお届けします。様々な最新情報もお届けできればと思います。

プロペシアとザガーロの違いを比較しつつ解説

プロペシアとザガーロの違いについて「効果・効能」「副作用」「料金」「薬の開発会社」4つに注目してそれぞれご紹介していきたいと思います。

1．効果効能の違い

まずプロペシアとザガーロは効果効能が異なります。有効成分がそもそもプロペシアとザガーロでは異なっており、プロペシアに含まれる有効成分は「フィナステリド」、それに対してザガーロに含まれる有効成分は「デュタステリド」です。

どちらもAGAの原因である「5α還元酵素」を抑制するという点では同じなのですが、プロペシアは5α還元酵素のⅡ型を阻害するのに対して、ザガーロはⅠ型とⅡ型の両方を抑制します。

よって、Ⅱ型の5α還元酵素が原因でAGAを発症している方の場合はプロペシアでも十分な効果が期待できますが、Ⅰ型が原因でAGAが発症している場合はザガーロを利用した方が良いです。

また、一説によるとプロペシアは主に頭頂部や後頭部におけるAGA治療に高い効果を発揮するとされており、前頭部、つまりおでこの薄毛が気になる方はザガーロを利用する方が高い効果が期待できます。

2．副作用の違い

プロペシアとザガーロでは副作用の内容も異なります。主にザガーロでの危惧される副作用は勃起不全やリビドー減退、精液量の減少などですが、プロペシアの場合、それに加えて下痢や胃の不快感、射精障害などが発生する可能性もあります。

いずれの副作用も発現する可能性は数%程度とされており、あまり高いものではないので過敏になる必要はありませんが、いずれも男性機能に関する副作用が懸念されているので、妊活中の方などは可能な限り利用を避けることをおすすめします。

「妊活中だけれども、AGA治療をどうしても行いたい」という方は医師と相談した上で服用するか、ミノキシジルの外用薬だけを利用するようにしましょう。

ミノキシジルの外用薬は発毛促進効果が期待でき、プロペシアやザガーロと併せて利用するのが一般的ですが、単体で利用しても効果が無いわけではありません。男性機能の低下の恐れはありませんし、AGAを予防する効果こそあまり期待できないものの、発毛効果は期待できます。

3．料金の違い

プロペシアとザガーロは少し料金も異なり、プロペシアが一般的に1ヶ月8,000円から10,000円程度とされている一方で、ザガーロは1ヶ月9,000円から12,000円程度が一般的な料金設定となっています。

AGA治療は半年や1年で完了することはほとんど無く、基本的に数年間、それ以上にわたって続けていく必要があるものなので、この毎月3,000円程度の料金の差は長い目で見ると大きなものになってしまいます。

しっかりと診察を受けた上で「プロペシアでも十分な効果が期待できる」と判断された場合は、予算を抑えるためにもプロペシアを利用したほうがコストパフォーマンス的には良いです。

4．薬の開発会社について

プロペシアはアメリカの「MSD社」が開発した薬であり、ザガーロよりも先に開発されています。MSD株式会社は医療用医薬品やワクチンを制作しており、がんや糖尿病、不眠症やHIVなど多くの方が苦しむ疾患の治療薬の開発に努めています。

一方でザガーロはイギリスの「GSK株式会社」が開発した治療薬で、プロペシアよりは後に開発されています。

GSK株式会社は子宮頸がんや狂犬病のワクチンなどを開発すると同時に、様々な感染症や呼吸器系の疾患などの治療薬も開発しています。

料金を重視する方は「プロペシア」の利用がおすすめ

料金を重視する方はプロペシアを利用することをおすすめします。

先ほども軽くご紹介しましたが、プロペシアは1ヶ月8,000円から10,000円程度で利用でき、ザガーロは2ヶ月9,000円から12,000円程度が相場となっています。少しでも安く治療を始めたい方はプロペシアを利用することをおすすめします。

何よりプロペシアはジェネリック医薬品が非常に安く利用できます。多くのAGAクリニック、特にオンライン専門のAGAクリニックは毎月3,000円程度でプロペシアのジェネリック医薬品を処方しているところが多く、「毎月8,000円も、10,000円もAGA治療にかけていられない」という方には非常におすすめです。

「ザガーロ」はプロペシアの効き目が薄かった方へおすすめ

一方ザガーロは、プロペシアを試してみて効き目が薄かった方へおすすめします。

一般的にザガーロの方がプロペシアよりも効果が高く、体内にも長く留まるとされているのでより高い効果が期待できます。

一説によるとプロペシアが体内に留まる時間は6時間から8時間程度でされている一方で、ザガーロは4週間程度身体に留まるとされており、プロペシアよりも効果が高いと言われています。

「ザガーロを利用したいけれども、毎月10,000円以上はかけられない」と考えている方はプロペシアでもご紹介したように、ジェネリック医薬品を利用することをおすすめします。

安いAGAクリニックならは毎月5,000円程度でザガーロのジェネリック医薬品を処方してくれるところもありますので、ザガーロの利用は予算的に難しいと考えている方はジェネリック医薬品を用いてAGA治療を継続するのも選択肢の1つです。

【注意】プロペシアとザガーロの併用は一般的ではない

プロペシアとザガーロの併用は一般的ではありません。

確かに両方AGA治療薬として多くの方が利用していますし、「合わせて飲んだらより高い効果が期待できるのでは？」と考える方も多いでしょうが、本記事でもご紹介しているように、プロペシアもザガーロも5α還元酵素を抑制し、AGAを予防する、もしくは進行を止めるものです。

多少の違いがあるとはいえ、作用の仕方も経路も同じですし、期待できる効果も同じです。合わせて飲んでも、より高い効果が期待できるわけではありません。

プロペシアとザガーロを併用をした研究などは今のところありませんが、副作用の発現する可能性が高まるかもしれませんし、効果が期待できない上に余分に料金もかかります。

以上のことから考えても、あまりプロペシアとザガーロの併用は一般的でないと言えます。

まとめ

今回はプロペシアとザガーロの違いについてそれぞれご紹介してきました。

いずれもAGA治療薬として優秀ですし、高い効果が期待できます。予算や目的、薄毛が気になる場所などに応じてプロペシアとザガーロ、どちらを利用するか選ぶことをおすすめします。

AGA治療薬を安全かつ安く購入できるのはAGAクリニックなので、まずは無料のカウンセリングなどを行っているクリニックに行って、どちらが自分のAGA治療に合っているかを質問してみるのも選択肢の1つです。