ミノキシジルが効かないときに考えられる原因と対処法を解説

  • 「ミノキシジル内服薬を服用しているのに効いている感じがしない……」
  • 「いまいちミノキシジルでの発毛を実感できない……」

ミノキシジル内服薬の服用を始めた人は、上記のような不安を感じる人も少なくありません。

もちろん発毛目的で服用しているのでしょうから、効き目が感じられなけらばそう思うのも無理はありません。

しかし、ミノキシジルの効き目が感じられない人は間違えた認識や服用方法をしている可能性があります

具体的には次の3つがあげられます。

詳しくは後述しますが、上記はミノキシジルへの知識不足が原因となるため、服用するならミノキシジルについてしっかり理解することが重要です

当記事ではミノキシジルの効果について詳しく解説しています。

当記事を読むことでミノキシジルの効果をより理解することができ、これまでの間違がった認識に気づくことでしょう。

しっかり発毛を実感するためにも、ぜひ最後までお読みいただき参考にしてください。

著者情報 吉川貴紀AGAマガジン編集部
吉川 貴紀
AGAに悩み様々な薄毛対策グッズを利用しました経験があります。その際に感じた商品の効果や経験者ならでは調査力を活かして、薄毛に悩んでいる読者にわかりやすく役立つコンテンツをお届けします。様々な最新情報もお届けできればと思います。

本当に効いていない?まずはミノキシジルの効果を確認しよう

ミノキシジルの服用を始めた人が「効果がない」と感じてしまうのは本当に効いていないからなのでしょうか。

実際にはミノキシジルの効果や作用機序を理解していないだけかもしれません。

まずはミノキシジルの効果と作用機序を再確認しましょう。

再度しっかり確認することで、間違えた認識に気づけるかもしれません。

ミノキシジルの効果と作用機序
  • 血管拡張作用
  • ヘアサイクルの正常化

もともとミノキシジルは高血圧患者の治療薬として用いられており、血管拡張効果が認められていました。

血管拡張により血流がスムーズになり、髪を生成する毛乳頭細胞へ栄養を送りやすくさせます

毛母細胞を活性化させる効果もあることからヘアサイクルを正常化させ、太く長い髪を生成します。

ヘアサイクルは成長期→退行期→休止期→脱毛期があり、髪が成長するのは成長期のときだけです。脱毛後から成長期に移るまでは数ヵ月ほどかかるため、発毛を実感するのは3~6ヵ月以上かかると考えられています。

しかし、毛母細胞の活性化やヘアサイクルを改善させる効果はAGAには期待できますが、AGA以外の原因で起こる薄毛には期待できません。

また、ミノキシジル内服薬は医療用医薬品であるため、服用には医師の処方が必要です。

安価だからといって個人輸入で購入するとニセモノや粗悪品にあたる可能性もあり、効かないどころか思わぬ健康被害にあうこともあります。

次はこれらについてさらに深堀して解説していきます。

ミノキシジルが効かない場合に考えられる原因3選

ここからはミノキシジルが効かない場合に考えられる原因を詳しく解説していきます。

上記3つは、前章のミノキシジルの効果や作用機序などから考えられる原因となります。この部分を理解すれば効果がないわけではないことがわかるはずです。

もし「現在ミノキシジルを使っているのに効いていない」と感じている人はしっかりチェックしておきましょう。

1.服用期間が短い

ミノキシジルが効かないと感じる原因の一つに服用期間の短さがあげられます。

服用開始後1~2ヵ月程度ではまだ効果が現れる前の可能性があります。

ミノキシジルはヘアサイクルの関係上、効果を感じるまで6ヵ月はかかるといわれているため服用直後での効果は期待できません。

ミノキシジルの効果には個人差があるため、早い人は3ヵ月ほどで何かしらの効果が現れることもあります。しかし、基本的には6ヵ月以上の服用が効果の現れる目安となっています。

今の説明をお読みになり、服用期間がまだ短かったという人は多いのではないでしょうか。

このように、ミノキシジルが効かないと感じている人の多くは服用期間が6ヵ月未満の場合が多い傾向にあります

早く発毛したい気持ちはわかりますが、こればかりはヒトの構造上どうすることもできません。

まずはしっかり6ヵ月間は服用することが大切です。それでも効かないと感じる場合はAGAクリニックへ相談するとよいでしょう。

2.薄毛の原因がAGAではない場合

薄毛の原因がAGAではない場合、ミノキシジルの効果は期待できません。

なぜなら、AGA以外の脱毛症の原因は、ミノキシジルの効果が及ばないことが多いからです。

具体的には下記が代表例になります。

  • 1.強いストレスによるもの
  • 2.生活習慣の乱れ
  • 3.季節による脱毛
  • 4.自己免疫疾患
  • 5.頭皮トラブル

1から3のような一時的な抜け毛や4、5の病的原因からくる抜け毛などが該当します。

一時的な抜け毛は外的要因が強く、その要因が解消されると改善される可能性があります。

【生活習慣の乱れとは?】

  • 睡眠不足
  • 飲酒や喫煙
  • 偏った食生活

自己免疫疾患で起こる抜け毛は、いわゆる「円形脱毛症」のことですが、免疫機能に異常が起こり、髪を作る毛包組織を壊そうとして起こります。

そして頭皮トラブルは湿疹、あかみ、かゆみ、過剰な皮脂分泌など頭皮環境の悪化によって起こりやすくなります。

これらのような、ヘアサイクルの乱れに含まれない原因にはミノキシジルの改善効果は期待できません

3.個人輸入で入手した場合は粗悪品・偽造品を使っている可能性

個人輸入で購入したミノキシジルを服用している場合も効かない場合があります。

なぜなら、個人輸入で購入する方法は正規の入手ルートではないため、粗悪品やニセモノが紛れ込んでいる可能性が高いからです。

このような事態が起こるのは、生産国の衛生面や安全性が低さが原因としてあげられます。

そのため、本来なら検査に通らないような粗悪品やニセモノも輸出されてしまうのです。

粗悪品やニセモノは十分な有効成分が含まれていないまたはまったく含まれていない可能性があります。

それどころか、何の成分が含まれているかもわからないため、思わぬ健康被害にあうことも否定できません。

ミノキシジルが効かない時の対処法

ミノキシジルが効かない原因を理解したうえで効果をみても、やはり効き目がないと感じる人もいるでしょう。

効き目がないと感じる人は、ミノキシジルだけでは改善が難しい状態かもしれません。

なぜなら、ミノキシジルは発毛を促す作用がありますが、抜け毛を抑制する効果まではないからです。

また、ミノキシジル内服薬だけでは効果が不十分の可能性もあります。

たとえ発毛効果があったとしても、それ以上の抜け毛があったり薄毛が進行していたりする場合は、ミノキシジル内服薬だけでは改善できない場合があるからです。

「もしかしたら自分も該当しているかもしれない」と思う方は下記4つの対策も検討してみましょう。

上記4つは薄毛対策では非常に有効な改善方法です。

一つずつ詳しく解説していきます。ぜひ、参考にしてみてください。

1.3ヶ月~半年間を目安に毎日服用を続ける

まずはミノキシジル服用の基本となる服用期間を再度確認しましょう。

もしかしたら、しっかり期間を守って服用していても毎日服用できていなかったりもっと長い期間服用しないと効き目が感じられない可能性があるからです。

効果を実感するまで個人差があるため、基本となる半年より長い期間が必要となる場合があります。

  • 飲み忘れないこと
  • 半年以上服用する

半年以上しっかり服用することで効果が現れることも十分考えられます。

2.AGA予防薬の「フィナステリド」を併用する

発毛を促進させるミノキシジルに対して、抜け毛を予防するフィナステリドがあります。

ミノキシジルだけでは一向に効き目を感じられない方は、フィナステリド成分が含まれた内服薬を検討するとよいでしょう。

【フィナステリド内服薬について】
フィナステリド成分が含まれた内服薬には、先発品である「プロペシア」「ジェネリック医薬品」があります。

AGA治療ではミノキシジルとフィナステリドを併用した治療法が一般的で、多くのAGAクリニックが導入している治療プランです。

プロペシアとジェネリック医薬品の比較は下記の表をご覧ください。

薬の種類料金
プロペシア約7,000円~9,000円(税込)
ジェネリック医薬品約3,500円~6,000円(税込)

フィナステリド成分で抜け毛を減少させることで発毛効果が上がるため、非常に有効的な治療法といえます。

ミノキシジルだけでは効かないと感じる方は、フィナステリド成分の服用も検討してみるとよいでしょう。

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3.ミノキシジル配合の外用薬(発毛剤)を試してみる

ミノキシジルには内服薬と外用薬があります。外用薬とは頭皮に直接使用する塗り薬のことです。

ミノキシジルは内服薬と外用薬の併用も効果的と認められています。体内と体外の両方からの作用でより発毛が期待できます。

また、前述したフィナステリドも合わせることでさらに効果的になります

ミノキシジル内服薬と外用薬の比較は下記の表をご覧ください。

種類ミノキシジル内服薬ミノキシジル外用薬
タイプ経口薬塗り薬
分類医療用医薬品第1類医薬品
効果高いゆるやか
医師の処方必要不要
料金約5,000円~8,000円(税込)約4,000円~8,000円(税込)

ミノキシジル外用薬についてさらに詳しく知りたい方は下記を参考にしてください。

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4.AGAクリニックで相談する

ミノキシジルが効かないとき、一人で悩んでいても解決できるとは限りません。

知識も少ない素人の独断では原因を見つけるのは困難だからです。やはり、専門医に診断してもらうのが確実です。

AGAクリニックならAGAの専門医にがいるため、あなたの悩みにより踏み込んで診断してくれます。

また、記事内で紹介したフィナステリド内服薬やミノキシジル外用薬の処方も行っているため、AGAクリニックの受診で解決できる可能性は高いです。

ここでおすすめのAGAクリニックはウィルAGAスキンクリニックです。

ウィルAGAクリニックがおすすめの理由
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まとめ

ミノキシジルが効かないときは使用方法の誤認など、何かしらの原因がある可能性があります。

ミノキシジルの効果や使用方法などしっかり再確認しましょう。

それでもなおミノキシジルが効かないと感じる場合は、複数のAGA治療薬と併用する方法も有効的です。

フィナステリド内服薬やミノキシジル外用薬の併用です。

これらの治療薬はAGAクリニックで処方してもらえるため、一人で悩むよりAGA専門医に診断してもらうほうが改善率が大きく期待できます。

一度AGAクリニックを検討してみてはいかがでしょうか。

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