デュタステリドを女性は使えない?薄毛治療の代用品も紹介

「デュタステリドを女性は使えないの?」
「女性の薄毛(FAGA)の治療方法を知りたい」

近年、AGA治療においてデュタステリドの取り扱いが増えおり、フィナステリドよりも高い効果が期待できると言われています。

女性の方で、FAGAを発症してしまった方は、上記のような疑問や悩みを持っている方もいるでしょう。

この記事では、デュタステリドを女性が使えない理由や効果やFAGAの治療方法について詳しく解説します。女性の方で、デュタステリドの使用を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

著者情報 吉川貴紀AGAマガジン編集部
吉川 貴紀
AGAに悩み様々な薄毛対策グッズを利用しました経験があります。その際に感じた商品の効果や経験者ならでは調査力を活かして、薄毛に悩んでいる読者にわかりやすく役立つコンテンツをお届けします。様々な最新情報もお届けできればと思います。

AGA治療で使われる「デュタステリド」は女性は使用できない

ここでは、「デュタステリド」を女性は使用できない理由について、解説していきます。

本題に入る前に、そもそもデュタステリドがどういう薬なのか?おさらいしておきましょう

デュタステリドとは
デュタステリドは、薬名をイメージする方も多いかと思いますが、成分名を指します。イギリスのグラクソ・スミスクライン社がAGA治療薬として開発した「ザガーロ」に含まれる有効成分です。もともとはAGA治療薬の有効成分としてではなく、前立腺肥大症の治療薬として開発されましたが、AGAに対しても効果が期待できることが分かり、AGA治療薬として普及しています。また、AGAのDHT(抜け毛因子)が発生する原因の酵素にはⅠ型とⅡ型5αリダクターゼと2つの種類があります。デュタステリドは、このⅠ型とⅡ型と両方の酵素を抑制する効果があり、抜け毛の予防や発毛に高い効果を発揮するとされています。

デュタステリドがどういった治療薬か理解いただけたと思います。しかし、残念ながらデュタステリドは女性には使用することができません。

デュタステリドの有効性や安全性については、20歳以上の健康な成人男性に対してのみ確認されており、女性は服用できないので注意してください。
参考:医療用医薬品 : デュタステリド 添付文書(日医工)
参考:医療用医薬品 : デュタステリド 添付文書(日新製薬)

デュタステリドを女性が使えない理由

デュタステリドを女性が使えないことについては、理解して頂けたかと思います。

しかし、「女性がデュタステリドを使用するとどうなるのか?」と疑問を持つ方もいると思いますので、ここでは、デュタステリドを女性が使えない理由について解説していきます。

最も大きな理由として、デュタステリドには催奇形性のリスクが存在しているためです。AGAの治療薬には、胎児の催奇形性があるものが存在します。催奇形性とは、薬の成分によってお腹の中の子供に奇形のリスクが起きることを意味します。

デュタステリドには、この催奇形性のリスクが存在しているので、妊娠中の女性がデュタステリドの成分を含むAGA治療薬を服用すると、薬の作用で胎児の発達に影響が起きるリスクがあるのです。

他にも、男の子を妊娠中にデュタステリドを服用することで、胎児のジヒドロテストステロン値が低下し生殖器の発達に悪影響が起きることもあります。

加えて、デュタステリドは皮膚からも吸収されるため、妊娠中や授乳期の女性は薬剤に触れないように注意することも必要です。妊娠中や授乳中はもちろんのこと、妊娠してない方であっても女性は服用を避けるようにしましょう。

女性の薄毛(FAGA)の治療方法を解説

最後に、女性の薄毛(FAGA)の治療方法について解説していきます。

デュタステリドを使用するすことはできませんが、治療方法は他にもたくさんあるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.女性薄毛治療薬の「スピロノラクトン」を使用する

スピロノラクトンは、高血圧治療薬として利用されている薬ですが、現在では女性の薄毛治療にも使用されている薬です。

FAGA(女性型男性型脱毛症)は、女性の体内で女性ホルモンが減少してしまい、男性ホルモンの働きが優位になってしまうことで起こる脱毛症です。

そして、スピロノラクトンは、DHT(ジヒドロテストステロン)が男性ホルモン受容体への結合をするのを阻止し抜け毛予防の効果が期待できるので、FAGA治療に有効とされています。

また、スピロノラクトンは男性ホルモンの過剰分泌が原因で起こる重症のニキビの治療等にも用いられています。

2.ミノキシジルの外用薬を使用する

ミノキシジルは血行促進効果により、発毛効果を促進するAGA治療薬です。

ミノキシジルの外用薬は、FAGAを発症している女性の方にも利用することが可能です。

そして、ミノキシジルの外用薬は髪の毛の「成長期」を伸ばし、健康的でハリ・コシのある髪の毛の生育が促される効果に期待ができます。

日本皮膚科学会による「男性型および女性型脱毛症治療ガイドライン2017年版」においても、ミノキシジル外用薬は、脱毛症改善に効果があるとされています。

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3.女性用の育毛剤を使用する

FAGAは女性用の育毛剤を使用することで改善する可能性があります。

育毛剤とは、名前の通り「髪の毛を育てること」を目的とした物のことです。ハゲてしまった部分に対して新しい毛を生やすといった効果はありません。

あくまで、今ある髪の毛の健康を維持したり抜け毛の予防が主な使い方となっています。

育毛剤には発毛を促す効果はありませんが、頭皮環境を改善することでヘアサイクルを正常にし、健康で抜けにくい髪を育てることが期待できます。

正しい使用方法を守り、健康な髪を育てていきましょう。

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4.女性の薄毛治療のクリニックを使用する

最後に紹介するのが、女性の薄毛治療のクリニックを活用する方法です。

女性の薄毛治療のクリニックでは、内服薬や外用薬の活用など様々な治療方法を提供しています。また、専門の医師による診察を受けることができるので、症状にあった適切な処置を受けることも可能です。

最近では、オンラインで治療を実施しているクリニックもあるので、通院する手間が省け自宅から治療を受けることができるなど様々なメリットがあります。

無料でカウンセリングを行っているクリニックが多いので、気になる方は無料カウンセリングを一度受けてみることをおすすめします。

まとめ

本記事では、デュタステリドを女性が使えない理由や効果やFAGAの治療方法について解説しました。

デュタステリドは、妊娠中の女性が服用してしまうと胎児の発達に影響が起きるリスクがあるなどの理由から使用することができません。

しかし、女性薄毛治療薬の「スピロノラクトン」を使用したり女性の薄毛治療のクリニックを活用したりすることで、FAGAを改善することに期待ができます。

女性の方で、デュタステリドの使用を検討している方は、副作用のリスクがあるので服用をしないだけでなく、錠剤に触れるのも避けるように注意してください。

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