AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」のことです。成人男性によくみられる髪が薄くなる状態で、思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が薄くなっていきます。一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられ、抜け毛が進行して薄毛が目立つようになってしまいます。
この記事をご覧になっている方の中には「AGAが進行してしまっているから育毛剤で対処しよう」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、AGAが進行してしまうと育毛剤では対処しきれない可能性があります。
そこで育毛剤はAGA対策にはならないのか解説し、あわせて適切な対処法についても説明していきます。
金田 真吾
自分自身が薄毛や美容に関して悩み様々な育毛剤やAGA治療を試し、コンプレックスを克服しました。そんな経験を活かして育毛剤やAGA治療について読者の皆さんがコンプレックスを克服して、より前向きに生きられるよう役立つコンテンツ制作を行っていきます。
育毛剤はAGA対策にならない可能性が高い|2つの理由を解説
「育毛剤は薄毛対策の中では安いから、とりあえず使ってみよう」と考える方もいらっしゃるでしょう。しかし、育毛剤はAGA対策にならない可能性が高いです。
育毛剤の役割について理解していないと求める効果は得られないため、どのような効果があるか正しく理解するようにしましょう。また、AGAに対する理解も進めていくことが大切です。
以下では育毛剤がAGA対策にならない2つの理由について、具体的に解説していきます。
①育毛剤は主に「今ある髪や頭皮環境を健康に保つ」のが目的のため
育毛剤 | 発毛剤 | |
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商品の分類 | 医薬部外品 | 医薬品 |
使用の目的 |
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主な有効成分 |
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育毛剤はAGAの対策にはおすすめできません。なぜなら育毛剤の目的が「今ある髪や頭皮の環境を健康に保つ」ことが目的だからです。
育毛剤は今ある髪を健康的にするのが主な用途で、髪を増やす為のものではありません。髪を生やす効果が期待できるのは発毛剤です。育毛剤に対する認識を正しく持っていないと見当違いになってしまうため、注意しましょう。
日本皮膚科学会ガイドラインによると、AGAではヘアサイクルの乱れによって髪の成長期が短くなってしまいますが、発毛剤に入っているミノキシジルには髪の毛の成長を促す効果があるといわれています。そのため、新しく髪が生えてくる時に「太さとコシ」をもたらし、ヘアサイクルを正常に戻す働きが期待できるのです。
参考:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
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②AGAは進行性の脱毛症であるため
育毛剤がAGA対策にならない理由はAGAの仕組みにあります。具体的には進行型の脱毛症のため、薄毛進行のペースに育毛剤の効果が追いつけない可能性があるのです。
AGAで引き起こされる抜け毛は、DHT(ジヒドロテストステロン)の作用によってヘアサイクルが乱れる事で起こります。健康な毛髪は「休止期」「成長期」「進行期」のサイクルで生え変わりますが、このサイクルが乱れることで毛が抜けてしまうのです。
AGAは、遺伝や生活習慣、ストレスなど様々な要因が関係していますが、中でも男性ホルモンが大きく影響していると考えられています。通常のヘアサイクルは2~6年かけて髪の毛が成長しますが、ストレス等でホルモンが悪さをしてヘアサイクルが乱れてしまった結果、脱毛のペースが早くなってしまうのです。
このような状態になってしまうと、もし育毛剤が効いていたとしてもAGAの進行のほうが早くなってしまいます。薄毛になっていくペースのほうが早くなってしまうため、育毛剤では対処しきれなくなってしまうのです。
AGAの改善をしたいなら育毛剤よりもAGAクリニックの受診がおすすめ
目的 | 治療方法 | 費用感 |
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薄毛を予防したい | フィナステリドやデュタステリドの内服 | 2,000円~5,000円/月間 |
毛髪を増やしたい | ミノキシジル配合の内服薬や塗り薬 | 6,000円~20,000円/月間 |
早く発毛を実感したい | 自毛植毛や発毛メソセラピー | 15,000円~40,000円 |
AGAの改善を実感したいなら、育毛剤を使うよりもAGAクリニックの受診がオススメです。皮膚科などでも対応している場合はありますが、各都道府県の主要駅周辺にはAGA治療に特化したクリニックもあります。
AGAクリニックの治療には、薬剤治療(内服薬・外用薬)、植毛・増毛、光治療などの種類があります。クリニックによって扱っている治療法は異なりますが、AGA治療として最も広く浸透しているのは薬剤治療です。有効性も最も高いと考えられているため、早期治療を希望する場合は一度カウンセリングを受けてみると良いでしょう。
初診や初回検査は無料で行ってくれるクリニックも多く、そもそも今の状態がAGAなのかどうかを判断してもらう、どう対処したらいいのかを判断してもらうことが可能です。オンラインで診察を受けられるクリニックも増えているので、一度気軽に診療を受けてみてはいかがでしょうか。
AGAを改善するのにおすすめなクリニックを4院紹介
DMMオンラインクリニック | 銀座総合美容クリニック | クリニックフォア | AGAオンクリ | AGAスキンクリニック | |
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全国の店舗数 | オンラインのみ | 2店舗 | 9店舗 | オンラインのみ | 60店舗以上 |
オンライン診療の対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
主な治療法 |
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初診・初回検査費用 | カウンセリング 初診・再診が無料で 初回3,420円~ | カウンセリング 初診・再診が無料で 初回1,000円~ | カウンセリング 初診・再診が無料で 初回1,760円~ | カウンセリング 初診・再診が無料で 初回0円~ | カウンセリング 初診・再診が無料で 初回3,700円~ |
予約 | 診療予約はこちら | 診療予約はこちら | 診療予約はこちら | 診療予約はこちら |
※最安値を表示しています。
薄毛が気になっている場合は病院に行って髪や頭皮がどんな状態かを診断してもらいましょう。上記におすすめのクリニックをあげましたが、現在は通院だけでなくオンラインでの受診もできるようになっています。
また初回の検査は無料のクリニックも多いので、自分の今の状態を詳しく知りたいなら予約してみるのがおすすめです。
どのクリニックもwebから申し込みができるようになっているので、気になるクリニックのホームページで詳細を確認してみてください。
また全国版のAGA治療におすすめなクリニックを別記事でご紹介しているので、よかったら以下のボタンからそちらもご覧ください。
まとめ
AGAは「男性型脱毛症」という病気です。症状によっては進行スピードが早くなってしまうため、育毛剤では効果が出ない可能性が高いです。
育毛剤は今ある髪を健康的にするのが主な用途で、髪を増やす為のものではありません。髪を生やす効果が期待できるのは発毛剤です。育毛剤に対する認識を正しく持っていないと見当違いになってしまうため、注意しましょう。
育毛剤がAGA対策にならない理由はAGAの仕組みにあります。具体的には進行型の脱毛症のため、進行のペースに育毛剤が追いつけない可能性があるのです。
AGAの改善を実感したいなら、育毛剤を使うよりもAGAクリニックの受診がオススメです。各都道府県の主要駅周辺にはAGA治療に特化したクリニックもあるため、近くにあるクリニックでカウンセリングを受けてみることをおすすめします。
「近くにAGAクリニックがない」「仕事が忙しくてクリニックが開いていない」という方はオンライン診察も対応しているクリニックを受診してみてください。
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