若ハゲは対策できる?薄毛になる原因や対処法を解説

「まだ若いのに、髪が薄くなってきたと感じる」「薄毛が気になって自信が持てない」と薄毛に悩んでいる10代、20代の方は多いのではないでしょうか。薄毛は老けた印象を与えてしまうこともあり、悩みは深刻な場合があります。

放置すると薄毛が進行し、なかなか改善しなくなる事もあるので、早めに対策して進行を止めたいですよね。

そこでこの記事では、若ハゲの原因や対処法、できる対策はあるのかについて詳しく解説します。本記事を参考に若ハゲの対策を進めてみてください。

著者情報 吉川貴紀AGAマガジン編集部
吉川 貴紀
AGAに悩み様々な薄毛対策グッズを利用しました経験があります。その際に感じた商品の効果や経験者ならでは調査力を活かして、薄毛に悩んでいる読者にわかりやすく役立つコンテンツをお届けします。様々な最新情報もお届けできればと思います。

そもそもなぜ若ハゲになる?考えられる3つの原因を解説

若ハゲが進行してしまう要因は大きく3つあるといわれています。若い年代から薄毛の悩みがあると、どうしても目立ってしまうのではないかと悪い方向に想像してしまうでしょう。

そこで以下では、若ハゲの注意したい3つのポイントについて詳しくみていきます。これから若ハゲの対策を進めていく方は参考にしてみてください。

1.AGA(男性型脱毛症)による若ハゲ

年代発症割合
20代10%
30代20%
40代30%
50代以降40数%

参照元:日本皮膚科学会ガイドライン

  • DHT「ジヒドロテストロン」の発生
  • 脱毛因子「TGF-β」によるヘアサイクルの乱れ
  • 遺伝的要素

AGA発症のきっかけは、男性ホルモンの一種「テストステロン」と、毛乳頭付近に存在する「5αリダクターゼ」という還元酵素が結びついてしまうことによる「DHT(ジヒドロテストステロン)」の発生です。

この2つの分子が結合されてしまうと、本来は髪の毛にプラス作用をもたらすはずのテストステロンは、「DHT(ジヒドロテストステロン)」と呼ばれる悪玉男性ホルモンに生まれ変わってしまいます。その結果、髪の毛のヘアサイクルが乱れて抜け毛が増加し、薄毛が進行してしまうのです。

「5αリダクターゼ」の量が多いと「DHT」が生成されやすいといわれています。また、毛乳頭に存在する「アンドロゲンレセプター」の感受性が高いと「DHT」の影響を受けやすいといわれています。

この作用をどの程度各毛根組織が受け止めるかは、毛穴の中にある毛乳頭細胞の「アンドロゲンレセプター」の感度次第です。この感度の高さは遺伝しているため簡単には変えられません。そのため、医師の診断や治療が必要になってくるのです。

またAGAは進行性の病気といわれています。発症してしまうと治療無しで進行を止めるのは難しいため、AGAが心配な方は一度医師の診断を受けてみましょう。

2.偏った食事・睡眠不足などの生活習慣の乱れ

食事や睡眠による生活習慣の乱れも、間接的に若ハゲの可能性があるといわれています。食事はタンパク質や亜鉛、ビタミン類が不足すると髪の毛に元気がなくなり、高カロリーや高脂質の食事は皮脂を過剰に分泌させ、頭皮環境を悪化させます。

その結果、雑菌が皮脂を餌にして繁殖し、炎症を引き起こすのです。炎症が強くなると脱毛して若ハゲの原因となるため注意しましょう。

外食が続いていて食生活が乱れている人やジャンクフードばかり食べている人は、栄養状態が悪いので不足している栄養素をサプリメントなどで補うことをおすすめします。

また、髪の毛の成長に必要な成長ホルモンは、入眠後3時間が一番多く分泌されるといわれています。入眠直後の睡眠の質も重要なため、睡眠前のスマートフォンの使用やゲームなどを控え、質の高い睡眠ができるように心がけましょう。

3.強いストレス

ストレスがAGAの直接的な原因かどうか、今のところはっきりとしたエビデンスはありませんが、ストレスによる頭皮環境の悪化も原因のひとつであると考えられています。

日々の生活で強いストレスを感じると、自律神経のバランスが不安定になり、代謝や内臓機能などに多大な影響を与えホルモンバランスが乱れてしまいます。その結果、頭皮環境のバランスが崩れて抜け毛が増えてしまうのです。

また、ストレスは血管を収縮させるといわれています。血行不良で頭皮に血流が行き届かなくなると、髪の毛に十分な栄養素が回らなくなり、薄毛が進行しやすくなってしまう可能性も考えられます。

極力ストレスを感じないような生活を心がけ、頭皮に悪影響がないようにしましょう。

若ハゲにならないようにするための4つの対策

若ハゲについて悩んでいる方は「具体的な対策を知りたい」と考えている方もいらっしゃいますよね。そこで以下では、若ハゲにならないように予防する4つの対策を紹介していきます。

若ハゲ対策はすぐに効果の出るものではありません。そのため、継続することが重要です。誰でもかんたんにできることばかりなので、実践してみてください。

1.栄養バランスのいい食事を心がける

若ハゲを防ぐためには、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。

髪の主成分となる「ケラチン」は、数種類のアミノ酸が結合してできたたんぱく質です。「毛母細胞」で作られますが、この細胞を活性化させるためには、毎日の食事の栄養バランスを整えることが重要になります。

健康できれいな髪の毛を育てる為に必要とされている栄養素は、アミノ酸を多く含んだタンパク質、ビタミン、ミネラル、Lシステイン、βカロテン、リコピン、ナッツ類です。

この中でも特にナッツ類は美髪や発毛におすすめといわれています。ナッツ類には、植物性たんぱく質だけでなく、ミネラル類も豊富に含まれており、健康な髪の毛に必要な栄養を効率的にとることができます。

逆にジャンクフードなどの脂質の多い食べ物、スナック菓子やファーストフード等の食品添加物の多い食べ物は、消化不良を起こしやすく腸内環境が悪くなり悪玉菌が増えます。

悪玉菌の増加は髪の毛や肌の質を下げたりするので、きれいな腸内環境を保つために食品添加物の多い食べ物は避けましょう。

2.睡眠不足を避ける

睡眠不足が続くと、身体が不調になるだけでなく、抜け毛が増えたり薄毛が進行したりすることがあります。そのため、十分な睡眠をとることが大切です。

睡眠は、脳や身体の細胞を回復させる深い眠りのノンレム睡眠と、記憶の整理や固定を行うレム睡眠で構成されています。

そのうち肌や髪の毛に必要なホルモンが多く分泌されるのはノンレム睡眠の時間帯です。眠りが最も深くなる入眠後〜3時間睡眠の質をよくすることが大切になります。

AGAケアクリニックによると、良質な睡眠をとるために重要な方法は以下の3つといわれています。

  1. 入浴は睡眠の2時間前までに済ませておく
  2. 寝る2時間前にはPCやスマホなどを見るのをやめる
  3. 睡眠時間を90分単位にする

参照元:AGAヘアクリニック

なお、③の方法を忠実に実践するためには、起床時間は6時間後もしくは7時間半後に設定することが質のいい睡眠につながると考えられます。これらの方法を実践し、質の高い睡眠を取れるようにしてみてください。

3.ストレスを溜め込まないように適度に発散する

ストレスが薄毛に影響する可能性についてのはっきりとした因果関係は解明されていませんが、過重なストレスは体の不調を生み出しかねません。

強すぎるストレスや長期間続くストレスは自律神経やホルモンバランスの乱れにつながります。自律神経が乱れると、交感神経が優位な状態が続き末梢血管が縮小して血行不良を巻き起こし、頭皮の血行が悪くなるのです。

またホルモンバランスの乱れは皮脂の過剰分泌を引き起こし、雑菌が繁殖したり毛穴が詰まったりしてしまいます。

ストレスを溜め込まないために、定期的な運動や日光浴、信頼できる人(家族、友人、恋人など)と深いコミュニケーションを取るようにしましょう。趣味に没頭することもおすすめです。

4.シャンプーや育毛剤で頭皮を清潔に保つ

頭皮や髪の毛に皮脂汚れが多いと、育毛に悪影響を及ぼします。誤ったヘアケアで多いのが、頭皮を清潔にしようと1日に何度もシャンプーすることです。

過剰な洗髪は、必要な皮脂まで落としかねません。38°くらいの温めのシャワーで、シャンプーは1日1回までにすることをおすすめします。

またゴシゴシと強い力でこすると頭皮が傷つき抜け毛が増える原因になります。洗い始める前にブラシでとかして、指の腹で優しく洗うようにしましょう。

育毛効果を高めるヘアケアとして、指の腹で頭部を刺激する頭皮マッサージもおすすめです。入浴中など身体があたたまった状態でマッサージし、血の巡りを改善させましょう。

若ハゲの兆候が見られたら「AGAクリニック」の受診がおすすめ

DMMオンラインクリニッククリニックフォアAGAヘアクリニックDクリニックAGAオンクリB&HメディカルクリニックAGAスキンクリニックゴリラクリニックイースト駅前クリニック湘南美容クリニックDr.AGAクリニック
画像DMMクリニックフォアAGAスキンクリニック湘南美容クリニック
予防プラン
月額(税込)
5,698円~初月:0円から
(クーポン適用、フィナステリド処方のみ)
次月:3,412円~
初月:1,800円
次月:3,600円
12,100円~初月:0円
次月:4,000円~
初診:7,150円初月:3,700円~
次月:6,200円~
~6,600円3,800円~初月:1.800円
次月:3,000円
初月:980円
次月:3,190円~
発毛プラン
月額(税込)
7,568円~9,163円10,800円~16,500円~初月:0円
次月:10,700円~
6,600円~24,200円15,400円~20,900円12,100円~24,300円9,980円~初月:980円
次月:9,790円~
オンライン診療
クリニックなし(完全オンライン)東京7院/埼玉/大阪東京/大阪/埼玉/神奈川/千葉/茨城東京/愛知/大阪/福岡/北海道なし(完全オンライン)恵比寿/横浜全国62院全国17院全国26院全国97院東京2院/大阪3院/神戸
予約診療予約はこちら診療予約はこちら診療予約はこちら診療予約はこちら診療予約はこちら診療予約はこちら診療予約はこちら診療予約はこちら診療予約はこちら診療予約はこちら診療予約はこちら
※記事作成時の情報となります。
※最安値を表示しています。

若ハゲの原因がストレスや生活習慣の乱れであれば、セルフケアで改善する可能性もあります。しかしAGAだった場合は進行していくので、セルフケアで改善させることは難しいでしょう。

そのため、目に見える改善を目指したいのであれば、AGA専門のクリニックを受診することをおすすめします。

ただしAGA治療薬は、20歳未満の方が使用したときの安全性や有効性が確認できていないことが多いため、治療を受けられない可能性があります。そのため受診可能か、事前に確認してから予約してみてください。

最近はオンライン診療可能なクリニックが増えてきています。直接来院せずにAGAの診察を受けられるため、自分に合ったクリニックを探してみてください。

AGA(男性型脱毛症)の主な兆候

主な兆候
  • 抜け毛の量が増えた
  • 髪の毛が細く短くなり、ハリやコシがなくなった
  • 産毛のような細く短い毛が増えた
  • 以前よりおでこが広くなった

人間の髪の毛は、全体で約10万本生えており、そのうち50〜100本前後が1日に抜け落ちます。しかし、1日に200~300本など明らかに多く抜けていると感じた場合は、AGAの初期症状の可能性があります。

また、髪の毛にハリやコシがなくなることも症状のひとつです。AGAを発症していると成長期が短くなるため、ハリやコシがない髪の毛になります。その結果、ボリュームが減りその後産毛が抜けて薄毛が進行していきます。

これらの兆候が見えた場合は、医師の診断を受けてみましょう。

AGAクリニックで行われる主なAGA治療を解説

治療内容治療方法相場観
内服薬3,000円~8,000円/月間
外用薬ミノキシジル外用薬など10,000円~20,000円/月間
注入治療メソセラピー15,000円~40,000円/1回
植毛200,000円~1,000,000円/1回

AGAクリニックで行われる主な治療は投薬治療です。内服薬・外用薬が一般的な治療で、注入治療や植毛等の治療を行っているクリニックもあります。

薄毛の進行を抑制する治療薬には、「デュタステリド内服薬」と「フィナステリド内服薬」の2種類があります。抜け毛が気になる場合は、この治療薬を服用することが多いようです。

AGAの症状がある程度進行していると、進行を抑制するだけでは薄毛が改善されにくいため、発毛効果を持つ「ミノキシジル」の外用薬を用いることが多くあります。それぞれ服用する薬によって相場は変わってくるため、あらかじめ理解しておきましょう。

AGAクリニックは進行度やニーズによって治療方法が異なります。料金は受ける治療によて大きく異なるため、自分の予算に合った治療方法を探してみてください。

まとめ

若ハゲはAGAや遺伝的要因など複数の要因が重なることでリスクが高まります。若ハゲになっても、できるだけ早く治療を始めることで進行を抑えられる可能性があるため、進行してしまう前に対策を講じましょう。

薄毛や抜け毛などを専門に診療している医療機関もあり、オンライン診療も可能なクリニックが増えてきています。自分の予算やニーズに合った治療方法で若ハゲを改善してみてください。

関連記事

「最近、髪の毛が薄くなってきた気がする...」「治療を受けたいけれど、クリニックが多すぎてどこで治療を受ければ良いかわからない...」このようなお悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。そこで、今回はAGA治療のクリニック[…]

aga-osusume1
関連記事

近年では病院の「オンライン診療」も盛んになってきました。通院するタイプの従来の診療と比べて、医師による詳細な診断はできないものの、「ある程度症状は分かっていて、薬が欲しい」みたいなケースではとても便利です。AGA治療はオンラ[…]

online-aga