AGAの見分け方を5パターンで解説!薄毛の特徴を見極めよう

男性の薄毛の原因のほとんどはAGAですが、もちろんAGA以外の原因で髪の毛が薄くなってしまうこともあります。

「自身の薄毛の原因が本当にAGAなのか分からない」という方がいるのはもちろんですが、そもそも「最近抜け毛が多い気がする」「髪の毛が細くなってきた気がする」というだけで、薄毛が進行しているのかどうかも自分では判断しにくいという軽い症状の方もたくさんいるはずです。

そこで今回はAGAの見分け方を5パターンで解説しつつ、AGA以外が原因の薄毛についても簡単にご紹介していきたいと思います。

自身がAGAなのか分からないという方はもちろんのこと、AGAクリニックではどのような治療が受けられるのかについても知りたい方は本記事をぜひ最後までご覧ください。

著者情報 内田純平AGAマガジン編集部
内田 純平
30代前半の頃から薄毛に悩み、さまざまなAGAクリニックを調査しました。実際に飲み薬や育毛剤だけに限らずメソセラピーやHARG療法などの治療方法を試し、一時期は植毛まで考えました。が、無事に復活できました。その経験を活かしてAGAに悩むの皆さんのサポートをしていきたいと考えています。

AGAの見分け方を5パターンで解説!

AGAの見分け方は大きく分けて5パターンあります。

それぞれ詳しくご紹介していきますので、一緒に確認していきましょう。

1.頭頂部の薄さをチェックする

まずは頭頂部の薄さをチェックするという方法です。

AGAは頭頂部、または前頭部の毛髪が徐々に薄くなる脱毛症であり、頭頂部が薄くなっている方のほとんどはAGAが原因となっています。

AGAが進行すると頭頂部から円形に広がるように薄くなっていき、進行すると側頭部と後頭部のみ毛が残る形になります。

頭頂部の薄毛は鏡に映りにくく、なかなか自覚しづらいためかなり進行し、他人に指摘されるまで気づかないということも多いです。

日頃から頭頂部を確認し、早い段階での治療を始められるようにしましょう。

鏡を2つ利用して確認するなどして、自身の頭頂部が薄くなっていないか確認するのがおすすめです。

2.生え際(M字)をチェックする

続いて、生え際をチェックすることも大切です。

AGAは3つのタイプに分けられ、頭頂部が薄くなるO型と額の生え際、剃り込み部分から薄くなるタイプのM字型、額全体が後退するタイプのU字型が挙げられます。

つまりAGAの3種類あるタイプのうち、2つは額が薄くなっていくのです。

自身のおでこ付近が広くなっているかどうかは鏡を使って額から頭頂部にかけてのラインを確認してみると良いでしょう。

左右のこめかみの上あたりの生え際が後退している一方で、おでこの真ん中には髪の毛が残っているタイプであればM字型の薄毛が進行している可能性が高いです。

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3.抜け毛の本数をチェックする

抜け毛の本数をチェックすることも非常に大切です。

一般的に人は1日に50本から100本は髪の毛が抜けます。

季節の変わり目によっては数百本抜ける時期もあり、必ずしも抜け毛が多いからといってAGAが進行しているとは限りません。

しかし、毎日のように200〜300本程度髪の毛が抜けたり、髪の毛自体が細くなっている場合は注意が必要です。

抜け毛の量を確認する際に、脱毛したものの中にどの程度、いわゆる「ミニチュア毛」が含まれるかも確認する必要があります。

ミニチュア毛は未成熟の状態で脱毛した細い髪の毛のことで、抜け毛の総数に対して1割程度までならば問題ありませんが、3割を超えてくるとAGAの可能性が非常に高いです。

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4.毛髪の細さやボリュームをチェックする

先ほどのミニチュア毛の話になってしまうのですが、毛髪の細さやボリュームをチェックするようにしましょう。

AGAが進行すると、髪の毛が細く、短くなってしまいます。

自身の髪の毛の太さ、ボリュームなどをチェックし、以前と比べて細くなってきているという実感がある場合はAGAを発症している可能性が非常に高いので、早めに治療を始めることをおすすめします。

5.親・親の親類に薄毛の人がいるかチェックする

ご家族の方に薄毛の人がいないかチェックすることも非常に大切です。

AGAの発症生活習慣や摂取する食事などによって左右されず、基本的に遺伝で発症をするかどうかが決まります。

AGA発症の引き金となるのは脱毛因子である「TGF-β」の増加です。そしてこれは毛母細胞内のホルモンレセプターが男性ホルモンのジヒドロテストステロンをキャッチすることで脱毛スイッチが入ります。

つまり、いかにホルモンレセプターの感受性が強いかで、AGA発症のしやすさが決まってくるのです。

この感受性の強さは、母方の家系に薄毛の方が居る場合、遺伝する要因になります。母方の男性の親戚に薄毛の人がいる方はAGAを発症する可能性は高いです。

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もしかしたらAGAではないかも?AGA以外が原因の薄毛について

基本的に男性の薄毛の原因の多くがAGAですが、もちろんAGAが原因でない薄毛もあります。

AGA以外が原因の薄毛には大きく分けて3つの種類があるので、ここから詳しくご紹介していきます。

1.円形脱毛症の特徴

まずは「円形脱毛症」です。

円形脱毛症はその名の通り円形や楕円形に髪の毛が抜けてしまう脱毛症であり、複数の箇所が脱毛する場合やそれぞれの脱毛箇所がくっついて広がり、全ての頭髪が抜けてしまったりする場合があります。

円形脱毛症の原因は自己免疫疾患やアトピー、遺伝などであるとされていますが、はっきりとは分かっていません。

AGAは進行性の脱毛症であり、徐々に髪の毛が薄くなっていく病気です。

しかし一方で円形脱毛症は突然一気に髪の毛が抜けることもあり、自分では気づかず、他の人からの指摘で気付くケースも多いのです。

「最近、突然髪の毛が急に抜けるようになった」という方はAGAではなく円形脱毛症である可能性も高いです。

2.びまん性脱毛症の特徴

続いて「びまん性脱毛症」です。

全体的に髪の毛がまばらに抜けていくことが特徴で、AGAは前髪や頭頂部の髪が薄くなっていくのに対し、びまん性脱毛症は全体的にボリュームが失われていくので生え際の後退などが現れずに症状の進行に気付きにくいというのが大きな特徴となっています。

びまん性脱毛症は加齢によるホルモンバランスの変化や栄養不足などが関係しているので男女問わず発症する可能性があり、主な原因は加齢であるとされているものの、20代や30代でも発症する恐れがあります。

症状の特徴としては髪のボリュームが全体的に少なくなってきたり、「抜け毛が明らかに増える」「髪のハリやコシが失われたり、地肌が透けて見えている」このような症状が現れた場合はびまん性脱毛症が疑われますが、特徴がAGAと似ているので見分けがつきにくいです。

特に初期は全体的に髪のボリュームが減ってきているのか、それとも部分的に髪が抜けているか判別するのが困難なので、医師の診断を受ける前からAGAかびまん性脱毛症かを判別するのは難しいでしょう。

3.脂漏性脱毛症(脂漏性皮膚炎)の特徴

そして3つ目は「脂漏性脱毛症」です。

こちらはAGAとは症状が大きく異なるので、見分けやすいでしょう。頭皮にかゆみやフケ、赤みなどの症状が現れた場合は脂漏性脱毛症である可能性が非常に高いです。

この症状を放置することで抜け毛が増える可能性があり、AGAと同じように結果的に「頭皮が透けて見える」「部分的に髪の毛が無い」といった症状が現れる場合があります。

普段から頭皮がべたついているか、その状況を放置した場合は、脂漏性脱毛症に発展する場合があります。

原因は詳しくは分かっていないのですが、頭皮にある「マラセチア菌」というカビの一種が異常に増えるため、という説が有力となっています。マラセチア菌は普段こそトラブルを起こすことはありませんが、皮脂が急激に増えると頭皮に炎症を引き起こすのです。

「頭皮が詰まっていると薄毛になるから」と髪の毛を頭をゴシゴシ洗いすぎたりすると逆効果ですし、脂っこい食事を摂り過ぎたりすると脂漏性脱毛症になりやすいと言われています。

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見分け方が難しいと思ったらAGAクリニックへ相談しよう

AGA以外の原因による脱毛は大きく分けて3種類あり、それぞれご紹介しましたが、びまん性脱毛症のように見分けがつきにくいものも多くあります。

自身の薄毛の原因がよくわからない際はAGAクリニックに相談するのが最も抜本的かつ簡単な方法です。

多くのAGAクリニックの医師はAGAだけでなく皮膚科の知識や他の脱毛症に関する知識を持っています。総合的な知識を用いて、あなたがAGAであるかどうかを判別してくれます。

AGAクリニックの多くはマイクロスコープや毛髪のホルモン量測定などを行ってくれるので、AGAであるかどうかを高い確率で判別することができます。

また、治療を受ける際もAGAクリニックを利用するのがおすすめです。

最近ではインターネットの普及もあり、オンラインでAGA治療薬を海外から輸入できるようになりました。

確かにオンラインで直接購入する場合、他のAGAクリニックで治療を受ける場合と比べて安く治療薬を手に入れることができる場合もあります。

しかし個人で輸入する場合、偽物の薬を販売されてしまう可能性もありますし、副作用が発生したり、効果が出なかった場合に自分で対処することができません。

特にAGA治療は始める前に血液検査を受け、血圧の検査なども行い、自身の体にAGA治療薬があっているかを確認することも必要です。

特に飲み薬は身体に合っていないと副作用が発生することもあり、循環器系などの疾患を持っている方の場合は重篤な副作用が発生する場合もあります。

安心して効果の高い治療を受けるためにも、自己判断で薬を購入し、数千円浮かせることよりも信頼できるAGAクリニックで的確な治療を受けることを優先しましょう。

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まとめ

今回はAGAの見分け方のパターンを5つご紹介しつつ、他のAGA以外が原因の薄毛についても特徴をご紹介してきました。

最近では無料でカウンセリングや診察を受けられるクリニックも多く、自身がAGAかどうか不安な方や、どのような原因で薄毛になっているのかを知りたいという方は気軽に診察を受けられるようになりました。

診察を受けたからといって必ず治療を受けなければならないというわけではないので、自身がAGAなのかどうか不安という方はまず気軽に一度クリニックに赴いてマイクロスコープ検査やホルモン病の検査などを行い、AGAかどうか判別してもらうのもおすすめです。

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