デュタステリドの効果・作用について気になりませんか?デュタステリドを服用して、効かないと感じている方もいるかもしれません。
デュタステリドはAGA治療薬で、AGAが原因の薄毛の治療に有効です。 しかしAGA以外の原因で薄毛になっている方や、服用期間が短い方は効果を実感できない可能性があります。デュタステリドの効果を実感するためには、用法用量を守って6ヶ月〜1年服用を続けることが大切です。
デュタステリドの作用や副作用、効かないと感じる原因とその対処法について解説します。 またベアAGAクリニックではAGAをはじめとする薄毛治療を行っています。デュタステリドが効かないと感じている方や薄毛でお悩みの方は、一度ベアAGAクリニックへご相談ください。
目次
デュタステリドの作用と効果
デュタステリドは、同名の「デュタステリド」を主成分とするAGA治療薬です。
主成分が同じ「ザガーロ」のジェネリック医薬品にあたります。 デュタステリドの具体的な作用は、ヘアサイクルを見出すホルモンの生成を妨げ、AGAの進行を抑制するものです。 通常、髪の毛は成長期・退行期・休止期の周期を繰り返します。AGAは周期を乱し、毛が抜け落ちるまでの期間を早めて薄毛を進行させる疾患です。
AGAの発症には、「DHT」と呼ばれる男性ホルモンが関係しています。DHTは男性ホルモンの一種「テストステロン」と、人間が持つ酵素「5αリダクターゼ」が結合して生成される成分です。 デュタステリドは5αリダクターゼのはたらきを阻害してDHTの生成を妨げ、AGAによる薄毛の進行を抑えます。
デュタステリドが効かない人の特徴と考えられる原因
デュタステリドを服用しても薄毛の進行が止まらないと感じる方もいるかと思います。 デュタステリドが効かない原因には次の5つが考えられます。
- 服用をはじめて数ヶ月と間もない
- 初期脱毛で「抜け毛が増えた」と勘違いしている
- AGAクリニックから処方されたものではなく自己判断で購入して使用している
- 栄養不足や睡眠不足など生活習慣の乱れで髪の成長が阻害されている
- AGA以外の原因で薄毛になっている
それぞれの詳細について解説していきます。
服用をはじめて数ヶ月と間もない
服用を開始してから数ヶ月しか経っていない場合は、デュタステリドの効果を実感しにくいです。
デュタステリドの添付文書には、6ヶ月間の治療が必要との記載があります。
また治療を開始する時期やAGAの進行度合いによっても、デュタステリドの効果を実感するまでの期間は異なります。 少なくとも6ヶ月以上は服用を継続して、焦らず自分のペースで治療を続けることが大切です。
6ヶ月以上服用を継続しても効果を実感できない場合は、一度AGA専門のクリニックへ相談してみてください。
初期脱毛で「抜け毛が増えた」と勘違いしている
初期脱毛による抜け毛の増加で「効果が感じられない」と勘違いしている可能性もあります。
初期脱毛とは、AGA治療薬を服用した後に一時的に薄毛が悪化する脱毛症状です。症状は治療開始から1ヶ月〜2ヶ月ほど、長くても3ヶ月以内におさまるケースがほとんどです。
初期脱毛の症状を深刻に考える必要はありません。むしろ治療による作用が現れ始めているシグナルでもあるため、焦らずにデュタステリドの服用を継続しましょう。
AGAクリニックから処方されたものではなく自己判断で購入して使用している
使用中のデュタステリドが自分で購入したものの場合、効果を実感できない可能性があります。
デュタステリドには0.1mgや0.5mgなどの種類があり、それぞれ濃度が異なります。自分に合わない濃度の薬を服用していると、納得いく効果を実感しにくいです。
そのため、デュタステリドはAGAクリニックから処方されたものを使用しましょう。AGAクリニックであれば、事前の診断結果をもとに一人ひとりに合った濃度で処方してもらえます。 また、デュタステリド内服薬は医師による診療と処方箋がなければ購入できません。
個人輸入で入手したものを服用して副作用が起きた場合、国からの救済措置やクリニックによるスムーズな処置を受けられないです。
栄養不足や睡眠不足など生活習慣の乱れで髪の成長が阻害されている
生活習慣の乱れもデュタステリドが効かないと感じる原因の一つです。
AGAの進行を抑えるためには、投薬治療だけでなく髪の毛の成長を促すことも大切です。 しかし偏った食事による栄養不足や睡眠不足は、ホルモンバランスの乱れを引き起こしやすく、髪の毛の成長を阻害してしまいます。
そのほかストレスや喫煙習慣も髪の毛の成長に悪影響を与えると考えられます。たばこに含まれるニコチンは、血管を収縮させて頭皮の血行不良を招く要因の一つです。 AGA治療を行う場合は、生活習慣も見直しましょう。
AGA以外の原因で薄毛になっている
薄毛の原因がAGA以外の場合、デュタステリドを服用しても薄毛改善の効果は期待できません。
AGA以外の薄毛の原因には、以下のものがあります。
- 円形脱毛症
- びまん性脱毛症
- 脂漏性脱毛症
- 自己免疫疾患
- アトピー性疾患
- 季節による抜け毛 など
「円形脱毛症」はストレスなどが原因の脱毛症で、「びまん性脱毛症」は加齢が主な原因、「脂漏性脱毛症」は皮脂の過剰分泌が主な原因です。
デュタステリドは5αリダクターゼのはたらきを阻害する薬のため、AGAと関係のない脱毛症には改善効果が期待できません。 そのためデュタステリドを使用する前に、まずはAGAクリニックで診断してもらいましょう。薄毛でお悩みの方は、一度ベアAGAクリニックへご相談ください。
デュタステリドが効かない場合の対処法
ここまで、デュタステリドの作用と効かないと感じる原因を紹介してきました。デュタステリドが効かない時には、次の4つの対処法があります。
- 6ヶ月〜1年を目安に服用を続ける
- 定められた用法・用量を守る
- 生活習慣を整えて髪の毛が成長しやすい環境を作る
- どうしても効果が期待できない場合はAGAクリニックへ相談する
ここからは、それぞれの対処法について詳しく解説します。
6ヶ月〜1年を目安に服用を続ける
デュタステリドの服用期間が短い方は、まずは6ヶ月継続して服用を続けてください。
ヘアサイクルが正常になるまでには時間がかかるためです。6ヶ月未満だと効果を実感できない可能性があります。 効果を実感し始めるのには個人差がありますが、服用期間は6ヶ月〜1年が目安です。
定められた用法・用量を守る
デュタステリドの用法用量は1日1回1錠です。 飲む時間帯に決まりはありませんが、食後や食前など毎日決まったタイミングで飲むと飲み忘れを防ぎやすいです。
ただし飲み忘れたからといって、自己判断でまとめて複数錠飲んではいけません。あらかじめ飲み忘れた場合の対処法をクリニックに聞いておき、医師の指示に従ってください。
飲み忘れに気づいたタイミングがその日以内であれば、気づいたタイミングで服用しましょう。
生活習慣を整えて髪の毛が成長しやすい環境を作る
デュタステリドの効果を実感できない場合は、生活習慣を見直しましょう。
偏った食事や睡眠不足、ストレス、喫煙習慣などは髪の毛の成長に悪影響があると考えられているためです。
食生活では特に「たんぱく質」や「コラーゲン」「亜鉛」「ミネラル」など、髪の毛をつくる主な構成成分の摂取を意識しましょう。これらの成分が不足していると髪の毛の成長を阻害する可能性があり、結果的に薄毛を招くおそれもあります。 また睡眠不足は成長ホルモンの分泌量減少につながり、髪の毛の成長に悪影響です。
食事や睡眠不足をはじめ、生活習慣を整えて髪の毛が成長しやすい環境を作りましょう。
どうしても効果が期待できない場合はAGAクリニックへ相談する
デュタステリドの用法用量を守り、6ヶ月以上服用を継続したにも関わらず、効果を実感できない方もいるかもしれません。
どうしてもAGAの治療効果が期待できない場合は、一度AGAクリニックへ相談しましょう。 当院は患者さまに寄り添い、不安を取り除く診療に取り組んでおります。
1万人以上の治療実績がある医師が対応いたしますのでご安心ください。 デュタステリドの服用をしていて納得いく効果が得られていないという方は、ぜひ一度ベアAGAクリニックへご相談にいらしてください。
参考:皮膚科とAGAクリニックで受けられるAGA治療法・費用面の違いについて解説
デュタステリドの副作用
デュタステリドには次のような副作用があります。
- 初期脱毛
- 性機能障害
それぞれの副作用について、以下で詳しく解説します。
初期脱毛
デュタステリドの服用を開始すると、初期脱毛の症状を起こす可能性があります。
初期脱毛は一時的に薄毛が悪化する脱毛症状です。 初期脱毛は、薬の作用によって髪の毛が正常なヘアサイクルとなり、退行期の髪の毛が抜け落ちるといった仕組みで起こります。 症状は服用開始から約10日〜2ヶ月後にみられる方が多いですが、急激にAGAが進行したわけではないため正確には副作用ではありません。
また人によっては初期脱毛の症状が現れない方もいます。 デュタステリドの初期脱毛について、以下の記事で詳しく解説するためあわせてご覧ください。
勃起不全・性欲減退
デュタステリドには性機能障害の副作用を起こす可能性があります。具体的な症状とその頻度は次の通りです。
- インポテンツ:11.7%
- リビドー減少:8.3%
- 射精障害:5.0%
日本皮膚科学会のガイドラインによれば、国内非ランダム化試験によって52週間の観察期間で上記のような症状が合計120例見られたとのことです。 デュタステリドには性機能障害の副作用があることを理解し、添付文書をしっかり読んだうえで使用しましょう。
デュタステリドに関してよくある質問
ここからは、デュタステリドに関するよくある質問に回答していきます。 特にこれからデュタステリドの使用を考えている方や、デュタステリドが効かないと感じている方はぜひ参考にしてください。
使用開始から一定期間が経過しても効果が実感できない・効かない場合は?
時間が経過しても効果を実感できない場合は、薬自体が体に合っていない可能性があります。
AGA治療薬にはデュタステリドのほかに、プロペシアやミノキシジルなどがあります。 デュタステリドからプロペシアに切り替えたり、デュタステリドとミノキシジルを併用したりするのも治療法の一つです。
そのほかに、髪の毛の成長因子を頭皮に直接注入する治療法などもあります。 効果を実感できない方は、デュタステリドを処方してもらった専門の医師、もしくはAGA専門のクリニックに相談してみましょう。
服用を続けて途中からデュタステリドが効かなくなる・耐性ができることはあるのか?
デュタステリドの耐性ができるという報告はありません。
「長期間服用することで効かなくなるのでは?」と不安がある方もいるかもしれませんが、そもそもデュタステリドは長期的な服用が求められます。
そのため長期服用を心配する必要はありません。 万が一、服用途中で効果が薄くなってきたと感じた場合は、自己判断で対処せずに専門の医師に相談してください。
初期脱毛の症状がひどく抜け毛が止まらない場合はどうすべき?
初期脱毛で抜け毛が止まらないという方は、専門の医師に相談しましょう。
特に頭髪以外の脱毛や斑状の脱毛といった症状がある方、抜け毛が急激に増えた方は、できる限り早く相談してください。 ただし個人輸入したデュタステリドを服用している場合、すぐに対処してもらえない可能性があります。
AGA治療で後悔しないためにも自力で治そうとせず、デュタステリドはクリニックに処方されたものを使用しましょう。 初期脱毛や薄毛などでお悩みの方は一度当院へご相談ください。
また以下の記事では、AGA治療中の初期脱毛がひどい・止まらないときの原因と対処法について解説しているため、あわせてご覧ください。
AGA治療中の初期脱毛が起こる原因は?終わる兆候やひどい場合の対処法を紹介
デュタステリドが効かない場合はベアAGAクリニックへご相談ください
デュタステリドはAGA治療薬の一つです。
5αリダクターゼのはたらきを阻害してDHTの生成を抑制し、AGAの進行を抑えます。 しかし、中には効果を得られていない方もいるかと思います。
デュタステリドがAGA治療において効果がないと感じたら、お早めにベアAGAクリニックへご相談ください。 当院はAGAをはじめとする薄毛治療を行っています。カウンセリングは無料のためお気軽にお越しください。いつでも患者さまの来院をお待ちしております。