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薄毛・脱毛症を改善・予防する方法!ヘアサイクルや発毛に関して知ろう!
薄毛や脱毛の原因と言うと、不規則な生活、食生活の乱れ、血行不良、ストレスなどが挙げられます。抜け毛のある病気は幾つかありますが、髪の悩みは男女共に抱える問題の一つです。ここでは髪の毛のヘアサイクルや発毛に関して、男女で悩みの多い脱毛症と関連してお伝えしていきます。
そもそも育毛に良くない環境とは?
睡眠不足
育毛にとって睡眠と言うのは、最も髪の成長に大事な要素の一つです。髪を育てる為には、成長ホルモンが分泌されるのですが、最もその分泌が多いのが睡眠を取っている間だからです。成長ホルモンは、細胞増殖や代謝促進などを行い、体の育成やメンテナンスを行う物質です。特に、成長ホルモンの分泌が多く出る時間が、入眠してから2時間経過した後に訪れるノンレム睡眠時です。この睡眠が非常に重要で十分な睡眠時間確保は髪の成長には必要不可欠と言えます。なので、日頃から睡眠不足の状態は良く無いので、しっかり睡眠を取ることが大切です。
運動不足
育毛にとって適度な有酸素運動は、血行改善になり自律神経やホルモンを整えることに繫がるので効果的です。有酸素運動の継続は、無酸素運動と比較しても白髪や脱毛リスクを抑制できます。また、有酸素運動は毛乳頭細胞や毛母細胞に届ける毛細血管を増やす働きもあり、また、発汗で脱毛の原因であるDHTの排出も期待されています。なので、質の良い睡眠を取る為にも、有酸素運動をここらが蹴ることが大切です。
食習慣の乱れ
食生活の乱れは、育毛に必要な栄養が不足するので改善していくことが大切です。髪の毛の主成分であるタンパク質は育毛に欠かせない栄養で、ンパク質の一種であるコラーゲンも髪の毛を太くします。また、タンパク質と合せて亜鉛やビタミンの摂取も大事です。血行促進作用、細胞分裂の正常化、血管や頭皮を丈夫にするなど、食生活と言うのは、髪の成長に大きく影響します。なので、日頃からバランスの良い食事を心がけることが大切です。
日常生活のストレス
日常生活で過度のストレスが生じると、体にとって悪影響を及ぼします。ストレスは、筋肉収縮で血行不良になったり、自律神経の働きが鈍ったり、栄養が十分に行き届かなくなったり、それらが原因で抜け毛や薄毛が進行します。また、過度なストレスによって、食欲不振、内臓機能低下、不眠症など健康に害を及ぼす為、ストレスを溜めすぎないことも大切で、運動は大変ストレス発散に有効です。
喫煙・ダイエット・飲酒
喫煙は、タバコのニコチンが血管収縮させて血行不良に作用する為、白髪や薄毛になるリスクが高まると言われています。なので、喫煙者は禁煙行うことで白髪・薄毛の改善効果を生み出すことができます。また、偏食や絶食などの過度のダイエットを行うと、髪の毛に十分な栄養が行き届かなくなるので、過度なダイエットは育毛の妨げになってしまいます。さらに、飲酒はアルコール摂取やタバコに含まれるアセトアルデヒドが肝臓に大きな負担をかけてしまいます。なので、喫煙・ダイエット・飲酒と言うのは、育毛にとって良く無い環境と言えます。
間違ったヘアケア
間違ったヘアケアを行っていると、薄毛のリスクを高めます。その代表的なものとして
挙げられるのがシャンプーです。シャンプーは毎日使用する物なので、ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Naなど頭皮に害のある成分配合のシャンプーは避け、頭皮に優しく低刺激なアミノ酸系シャンプーがお勧めです。尚、将来の薄毛リスクに備えて、ヘアケアで予防することにも有効的に働きます。なので、シャンプー選びも育毛にとっては大切なポイントになります。
髪の毛のヘアサイクルとは?
髪の毛の約80%~90%が成長期
髪の毛と言うのは、独自のサイクルで生え替わっており、健康な髪は約3年~6年の間に成長期→退行期→休止期を経て脱毛します。そして、約2~3ヶ月程度の休止期間を経て、また新たな髪の毛が生えてくると言うヘアサイクルを繰り返します。成長期には、細胞分裂が活発に行われ新しい髪の毛が太く長く伸びる期間になり、健康な髪の場合、約3年~6年間この期間は続いていき、期間の中でさらに3段階に分けることができます。先ず、成長期1は、髪が生まれる初めての段階で、古い髪から新しい髪へと毛母細胞分裂が始まり、新しい髪を作っています。次に、成長期2は、新しい髪が成長して古い髪を押し出する段階です。この頃の髪の毛は簡単に抜け出るようになり、シャンプーやブラッシングを行った際に抜けるのは大体この時期です。最後に、成長期3は、新しい髪が長く太く成長する時期になります。このように、成長期には毛母細胞が活発に行われ、男性で約3年~5年、女性で約4年~6年かけて髪は育っていきます。髪の毛の約80%~90%が成長期段階にあり、この成長期が短くなる症状が脱毛症へと繫がっていきます。
髪の毛の約1%程度が退行期になる
退行期になると、毛母細胞が寿命を迎えて髪が成長しなくなる段階のことです。毛母細胞から髪の毛が離れ、完全に成長が止まるまでに約2週間~3週間程度かかります。髪の毛の約1%程度がこの退行期にあたると言われています。
髪の毛の約10%~20%が休止期になる
毛母細胞で細胞分裂が停止すると、休止期になり脱毛が始まります。2ヶ月~3ヶ月間この状態が続き、新しい髪の毛を作る準備が行われます。休止期は髪の毛の約10%~20%を占めます。
ヘアサイクルの乱れは薄毛の原因へ繫がる
正常なヘアサイクルであれば、髪の毛の成長期は約4年〜6年です。しかし、常にヘアサイクルは一定期間続くと言う訳ではありません。ヘアサイクルが乱れてくると、髪の毛の成長期が短くなり、本来ならば太く長く成長する毛が、細く短い毛にしか成長できず、やがて髪の毛が抜け落ちて脱毛症になります。細く短い髪の毛が多くなると、髪の毛の本数は同であっても全体的な密度は薄くなりますよね。また、成長期が短くなれば1回のヘアサイクルが短くなるので毛根の寿命も早々に尽きて、髪の毛が生えて来なくなってしまう可能性もあるのです。このように、ヘアサイクルの乱れはと言うのは、薄毛や抜け毛の大きな原因になりうる要因になっています。
男女で生じる脱毛症とは?
AGA(男性型脱毛症)とは
AGAと言うのは、正式名称はAndrogenetic Alopeciaと言い、日本語で男性型脱毛症と言われています。AGAは成人男性にみられる脱毛症で、薄毛症状に悩む男性は殆どがこのAGAとなっています。AGAは、男性ホルモンに原因があり、進行性疾患になります。主に、額の生え際や頭頂部のつむじから少しずつ薄毛が進行します。また、AGAは遺伝や生活習慣などの要因も関わっていると言われており、AGAを発症した場合には何らかの治療を施すことで、薄毛の進行を食い止めることが可能となっています。なので、薄毛の症状が見受けられるようになったら、早い段階での医師の診察を受けることが推奨されています。
FAGA(女性男性型脱毛症)とは
FAGAと言うのは、正式名称はFemale Androgenetic Alopeciaと言い、日本では女性の男性型脱毛症と言われています。髪を成長させる役割を持つのが女性ホルモンですが、加齢などの原因で女性ホルモンの分泌量が減ると、男性ホルモンが優位になって、薄毛や抜け毛に繫がり、これがFAGAの原因となっています。
AGA・FAGAを引き起こす原因とは
ホルモン分泌の影響
上記でも述べたように、脱毛症の原因にはホルモン分泌が男女共に深く関係しています。男性ホルモンとは、主に睾丸から分泌されるホルモンで、テストステロンと言われています。このテストステロンが、血液を通して体中を巡り頭皮に存在する5αリダクターゼという酵素と結びつくことで、より強力な男性ホルモンであるDHTに変化します。これが毛乳頭にある男性ホルモンレセプターと結合して脱毛因子「TGF-β」を増やし、毛乳頭や毛母細胞へ髪が抜けるよう指令を出します。
遺伝の影響
脱毛症と遺伝の因果関係については、明確に解明されている訳ではありませんが、密接に関係していると言われています。特に、男性は遺伝によって5αリダクターゼを多く生産する体質であったり、感受性の高い男性ホルモンレセプターを受け継いでいたりする場合には、脱毛症のリスクが高いことがわかっています。
生活習慣の影響
脱毛症の原因には、先天的要素の他にも生活習慣と言う後天的要素もあります。後天的要素の場合には、脱毛症の進行を早めると言われており、偏った食生活や過度なダイエットによって髪を作る為に必要な栄養が不足し、運動不足、睡眠不足、睡眠不足、生活のストレスなど、自律神経やホルモンバランスを乱す原因になり、そこから脱毛症に繫がっていきます。また、喫煙や飲酒も血流不良の原因になるので、髪に栄養が行き渡りにくくなったり、タンパク質を合成する肝臓に負担をかけたりします。これらの要因がきっかけとなって、脱毛症を発症したり、薄毛の症状を悪化させたりすることに繋がります。
ヘアサイクルの乱れには早期予防が大切
男女共に起こる脱毛症と言うのは、何らかの原因で髪の毛のヘアサイクルが乱れていくことから引き起こるものと考えられています。髪の毛にも個人差はありますが、髪の毛の平均本数は約10万本と言われており、1日に約50本~100本程度の髪の毛が抜け落ちています。そして、新たに生えてくる髪の毛もその位の本数なので、このバランスが維持できている場合は髪の毛の減少はありません。しかし、ヘアサイクルの成長期の期間が短い場合、徐々に毛の本数が減っていき薄毛になっていきます。なので、このような症状が見受けられるようになったら、ヘアサイクルの正常化の早期予防が大切で、予防をすることによって抜け毛を食い止めていくことができます。
AGA・FAGAの治療法とは?
ミノキシジル
ミノキシジルと言うのは、本来、血管拡張剤として開発された成分になりますが、髪を育成して脱毛症を回復させる効果も発見され、世界初の認可された脱毛症治療薬です。世界中で使用されている育毛剤に配合されている成分で、ミノキシジルは男女の脱毛症に効果を発揮してくれます。主に、発毛促進効果として3つのことが挙げられます。先ず1つ目は、血管拡張によって血流改善効果があります。その血管拡張作用で、毛根や収縮血管の再生を促すことができ、毛乳頭細胞や毛母細胞へしっかり栄養素や酸素を行き渡らせることができます。なので、AGA・FAGAで弱った髪に効果的であるのはもちろん、円形脱毛症をはじめ他の殆どの脱毛症に対しても効果を期待することができます。次に2つ目は、発毛シグナルの産出効果です。ミノキシジルには、育毛や発毛を促進する発毛シグナルの産出を促す効果があり、毛母細胞分裂を促すことができます。最後3つ目は、毛母細胞の死滅抑制効果です。ミノキシジルには、毛母細胞の死滅抑制効果によって髪の毛が成長期から退行期へ移行してしまうことを抑制できるので、脱毛予防や発毛促進の効果を発揮します。このように、ミノキシジルはこれら3つの作用の働きによって、発毛や育毛を促していくことができ、内服・外服があります。
内服薬
脱毛症と言うのは、遺伝や生活習慣などの要因で引き起こされますが、育毛に悪影響を及ぼすホルモン生成が主な原因とされています。このホルモン生成によって毛母細胞機能を弱らせ、薄毛や脱毛を進行させてしまいます。なので、内服薬を服用することによって、髪の毛の脱毛予防をしていけるのが、内服薬の主な効果と言えます。内服薬には、血流促進効果によって毛母細胞への栄養をしっかり届けていくので、その結果、発毛力を高めていくことができます。毛根は、毛母細胞と毛乳頭細胞から成っていますが、この2つの細胞活動が髪の毛の成長に大きな影響を与えています。また、内服薬を服用することで脱毛指令抑制にも効果を発揮するので、抜け毛を減らしていくことがきます。男性であればフィナステリド、或いは、デュタステリド、女性であればスピロノラクトンの内服薬があります。しかし、ミノキシジルのような発毛を促す効果は期待できません。あくまでも薄毛の予防対策に効果を発揮するものになります。
メソセラピー
メソセラピーと言うのは、育毛効果が出るまでの期間が早いと言うのが特徴に挙げられます。内服薬の治療だけでは、どうしても育毛効果が出るまでに早くても1年はかかます。また、自分で満足できる十分な発毛を実感できるまでには約5年程度時間がかかります。しかし、メソセラピーの場合は、3回~4回位治療を行うと明らかに育毛効果を実感することができるまでになります。なので、例えば、メソセラピーを月に一回のペースで行うと、早い場合には3ヶ月、遅くても半年で効果を実感できます。このように、早いスピードで育毛を実現している理由には、成長因子の発毛細胞に直接働きかけることができる、頭皮に直接アプローチする、こうして様々な場所に直接働きかけるのでスピード感のある効果を実現していると言えます。また、メソセラピーは内服薬と併用することによって、さらに育毛効果が高まります。内服薬は、副作用の心配や効き目に関しても、実感できるまでに時間を要しますが、育毛効果が無い訳ではありません。しかし、内服薬治療の欠点をカバーして補うことができるのがメソセラピーになります。
低出力レーザー
低出力レーザーと言うのは、低出力のレーザーを放出することによって、頭皮の血行促進効果があり、発毛を促していくことができます。主な効果は、頭皮の血行促進作用と毛母細胞活性化です。低出力レーザーのこの2つの効果によって、頭皮の活動が活発になるように導きます。さらに具体的に言うと、細胞分裂促進、抗酸化防御、細胞活性化、毛包幹細胞や毛包上皮細胞の活性化、炎症性のサイトカイン減少、抗炎症サイトカインの増加が効果に挙げられます。頭皮の奥深くまで低出力レーザーが到達するので、発毛増殖因子分泌の刺激で血流促進されます。しかし、レーザーを髪や頭皮に当てて危険はないのか心配になる方もいるかと思いますが、育毛で使用される低出力レーザーは、その名の通り低出力なので悪影響はなく安全に治療することができます。また、低出力レーザーは副作用の危険が無いので、男女共に脱毛症の治療薬が体質に合わなかった方でも、安全に使うことができる治療になります。
育毛や発毛はヘアサイクルを改善していくもの!
育毛や発毛と言うのは、髪のヘアサイクルを正常化に導き、自ら生えて健康的に髪が育っていくことをサポートする治療です。育毛は生えた髪を丈夫に育てることを指し、発毛は新たに髪が生えるようにする方法です。薄毛や抜け毛では、髪が生えてから抜けるまでのヘアサイクルが乱れることが大きな原因で頭皮環境が挙げられます。髪が生えたとしても丈夫に育っていなければ、薄毛や抜け毛の改善には繫がっていきません。なので、原因に適したケアや治療を行い、丈夫な髪が育つ頭皮環境を整えていくのが育毛や発毛になります。育毛や発毛を行うメリットは、何と言ってもそのナチュラルさにあります。それに、頭皮環境を改善していくのでヘアサイクルが正常になっていくことから、頭皮負担も軽くなりとても健康的な頭皮になっていきます。直ぐに髪の毛の変化を実感することが難しく、頭皮環境を整えながら自然に髪が生えてくるのを待つので、効果を実感できるまでにはある程度の時間は必要です。しかし、根気強く育毛や発毛ケアに取り組んでいくことで、育毛や発毛を実感していくことができます。
執筆者:清水崇裕(ベアAGAクリニック院長、医師、医学博士)
薄毛治療実績1万人以上。薄毛治療以外の医学知識も豊富で、安全に配慮した治療を心がけています。美肌、シミ、シワ等も含めトータルなエイジングケアをサポート致します。最近髪が細くなってきた、頭頂部が気になる、髪が⽔に濡れてボリュームが減るのが恐い、など薄⽑に対するどんなお悩みでもお気軽にご相談ください。患者様の期待に応え、当院で治療を受けてよかったと⾔っていただけるようなクリニックを⽬指して参ります。
資格:医師・医学博士・放射線科専⾨医・⽇本医師会認定産業医・⽇本抗加齢医学会会員・⽇本医学放射線学会会員
薄毛にお悩みの方は必ずお力になります。ベアAGAクリニックにご相談ください。
ベアAGAクリニック院長 清水崇裕