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  • AGAが完治した人はいる?治療における注意すべきポイントやAGAで完治を目指すための治療法4選を紹介

    AGAが完治した人はいる?治療における注意すべきポイントやAGAで完治を目指すための治療法4選を紹介

    薄毛にはさまざまな原因がありますが、なかでもAGAは多くの男性を悩ませる脱毛症として知られています。専門的な調査によると、20代であっても、およそ10%の男性がAGAを発症しているといったデータもあります。 50代までにはおよそ半数の方が発症するAGAは、男性にとって身近で困ったトラブルといえるでしょう。

    AGAを発症した場合、完治することはあるのでしょうか。また、完治が難しい場合、どのくらい治療を続ければよいのでしょうか。AGAのメカニズムや発症した場合の治療法、効果が現れるまでの目安となる期間、治療を続けるにあたって気を付けたい点を紹介します。  

    AGAが完治した人はいない

    AGAが完治した人はいません。AGAは男性ホルモンが原因の脱毛症であり、遺伝的要因によって発症リスクが高くなります。

    AGAを発症した場合、適切な治療を受けない限り、抜け毛や薄毛を急激な進行ではないものの確実に進行させるのが特徴です。ただ、適切な治療を受けることで症状の進行を抑えたり、髪の毛のボリュームを増やす可能です。

    AGAが完治せずに進行を続ける原因

    AGAが完治せずに進行を続ける原因として、主に次の2つの原因が挙げられます。

    • AGAになるとヘアサイクルの「成長期」が通常より短くなり髪が育ちにくくなる
    • 脱毛因子を放出するジヒドロテストステロンが作られることで毛髪の成長期が短くなる

    それぞれについて詳しく見ていきましょう。

    AGAになるとヘアサイクルの「成長期」が通常より短くなり髪が育ちにくくなる

    AGAを発症すると、髪の毛が太く長く成長する「成長期」が短くなり薄毛が始まります。ヘアサイクルは髪の毛の成長期、退行期、休止期、脱毛期に分けられます。

    成長期 毛母細胞の分裂が活発化し、髪の毛が太く長く成長する期間。ヘアサイクルのおよそ85~90%を占める。
    退行期 毛母細胞の分裂が鈍化し、毛球が衰える期間。ヘアサイクルのおよそ1%を占める。
    休止期 毛母細胞の分裂が完全に停止し、髪の毛の付け根が毛穴から離れ始める期間。
    脱毛期 髪の毛が抜け落ち、次の発毛までを待つ期間。休止期と合わせて、ヘアサイクルのおよそ10~15%を占める。

    日本人の頭髪はおよそ10万本とされますが、ヘアサイクルは髪の毛1本1本毎に異なります。健康な髪の毛の場合、成長期が2~5年(女性の場合は3~6年)続き、その後、髪の毛が衰えて抜け落ちる退行期、休止期、脱毛期を迎えます。

    ヘアサイクルが乱れて髪の毛が伸びる成長期が短くなると、細く短い髪が多くなります。成長期が短くなるにも関わらず退行期の期間に変化はなく、休止期の期間は長くなるため、髪全体のボリュームが少なくなります。 生涯に起こるヘアサイクルの回数は限られており、おおよそ20~40回とされています。ヘアサイクルを終えた毛穴では毛母細胞が死滅するため、再び髪の毛が生えてくることはありません。AGAを完治した人がいないのもそのためです。

    脱毛因子を放出するジヒドロテストステロンが作られることで毛髪の成長期が短くなる

    AGAが完治せずに進行を続ける原因として、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の影響も挙げられます。ジヒドロテストステロンは、同じく男性ホルモンであるテストステロンがより強力化したものです。 ジヒドロテストステロンが、男性ホルモン受容器(アンドロゲンレセプター)に結合すると、脱毛因子であるTGF-βを産生します。

    TGF-βは退行期誘発因子とも呼ばれており、髪の毛の成長期を短縮する働きがあります。 TGF-βによって成長期を短縮した毛穴が徐々に増えることで、抜け毛や薄毛もまた緩やかに進行するのです。ジヒドロテストステロンの産生や、アンドロゲンレセプターの感受性には遺伝が深く関わっています。

    AGAの治療法4選

    AGAが完治した人はいませんが、適切な治療を受けることで症状の進行を遅らせ、髪の毛のボリュームを増すことは期待できます。AGAの代表的な治療法としては、以下の4つが挙げられます。

    • ミノキシジル
    • 内服薬
    • メソセラピー
    • 低出力レーザー

    ミノキシジル

    ミノキシジルはAGAの治療薬として認可された、世界で初めての医薬品です。もともとは高血圧の治療薬として用いられていたのですが、発毛効果が認められたことから、低用量のミノキシジル外用薬が開発されました。 ミノキシジルの効果、および副作用は以下の通りです。

    期待できる効果 副作用の可能性
    血管を拡張し、血液の循環を促す 発毛シグナルを促進する 毛母細胞の死滅を抑制する 頭皮のかゆみや赤み アレルギー症状 初期脱毛

    ミノキシジルは血管を拡張し、血液の循環を促す作用があります。また、発毛シグナルを促したり、毛母細胞の死滅を抑制したりするはたらきも期待されています。 ミノキシジル外用薬は副作用のリスクが低い医薬品です。

    ただ、人によっては頭皮のかゆみや赤み、アレルギー症状を起こすことがあります。初期脱毛は治療を始めてからしばらく、抜け毛が一時的に増える現象のことですが、発毛の効果の裏返しとも考えられます。  
    参考:ミノキシジルが効かない人の原因や対処法を解説

    内服薬

    AGA治療にはプロペシアやザガーロ、ミノキシジルタブレット(ミノタブ)などの内服薬が用いられます。効果や副作用は以下の通りです。

    治療薬名 期待できる効果 副作用の可能性
    プロペシア 抜け毛を予防する 勃起不全、制欲減退など
    ザガーロ 抜け毛を予防する 勃起不全、制欲減退など
    ミノタブ 血管を拡張する・血行を促進する・発毛を促す 心臓への負担を増す

    プロペシアやザガーロは、AGAの原因となるジヒドロテストステロンの産生を抑制し、抜け毛を予防する効果が期待されています。ザガーロには、プロペシアよりも高い発毛効果が期待されています。 プロペシアとザガーロの主な副作用は、勃起不全や制欲減退です。

    プロペシアやザガーロを服用した5%未満の方に、射精障害や勃起障害、精液量の減少などが見られます。 ミノタブには外用薬よりも高い発毛の効果が期待されています。主な副作用は心臓への負担を増すことです。ミノタブを服用した場合、めまいや息切れ、動悸、血圧の低下といった副作用の可能性があります。  

    メソセラピー

    メソセラピーは、注射器などを用いて体内に薬剤や有効成分を注入する治療を意味します。AGAの場合、髪の毛の成長に必要な因子(グロースファクター)を皮下に注入する手法が採られます。 メソセラピーの効果、および副作用は以下の通りです。

    期待できる効果 副作用の可能性
    薄毛の進行を抑制 発毛を促進 頭皮のかゆみや赤み 施術後の一時的な頭皮の痛み

    メソセラピーの効果は、薄毛の進行を抑制し、発毛を促進することです。頭皮下にインスリン様成長因子(IGF-1)や血管内皮細胞増殖因子(KGF)、ミノキシジルなどを注入することで、髪の毛の成長をサポートし、新たな発毛を促します。 メソセラピーには副作用のリスクがそれほどありません。人によっては頭皮のかゆみや赤みを生じたり、施術後の一時的な頭皮の痛みを訴えたりするケースがあります。

    低出力レーザー

    低出力レーザーは、火傷しない程度の出力に抑えたレーザーを皮膚へと照射する治療法です。AGA治療の場合、帽子型の器具をかぶり、頭皮へと低出力レーザーを照射する方法が一般的です。 低出力レーザーの効果、および副作用は以下の通りです。

    期待できる効果 副作用の可能性
    発毛 ヘアサイクルを正常化 ほぼなし

    低出力レーザーには、アデノシン三リン酸(ATP)の産生を増加させ、髪の毛を成長期へと誘発する作用があります。その結果、発毛を促進する効果が得られます。 低出力レーザーには、これといった副作用のリスクがありません。AGA治療薬と併用することで、さらに発毛効果を高めることが期待できます。  

    AGA治療で効果が期待できるまでに必要な目安期間

    AGA治療で効果が期待できるまでに必要な期間の目安は、およそ6ヶ月~1年とされています。個人差があり早い場合は3ヶ月で発毛の効果を実感される方もいます。

    AGA治療薬のなかでも、ミノキシジルタブレットには高い発毛効果が期待されていますが、服用したからといってすぐに髪の毛が生えてくる訳ではありません。 むしろ、ミノキシジルタブレットの服用を開始した場合、しばらくして抜け毛の量が増えることもあります。この現象は初期脱毛と呼ばれており、新しい髪の毛が頭皮下で育っている証拠です。 初期脱毛は平均すると1~2ヶ月ほどで終わり、その後、産毛が徐々に成長し始めます。半年から1年すると産毛が太く・強く成長し、徐々に発毛の効果が実感できるようになります。

    AGAの治療において注意すべきポイント

    AGAは進行型の脱毛症であるため、完治する人はいません。そのため、発症したら根気強く治療を続けることが求められます。長期にわたって治療する場合、後悔しないよう次のような点に注意しましょう。

    • AGA治療における目標やゴールを設定する
    • AGA治療を医師の判断なく中断しない
    • 女性はAGA(男性型脱毛症)専用薬品を使用しない

    AGA治療における目標やゴールを設定する

    AGAの治療において注意すべき点として、目標やゴールを設定することが挙げられます。AGAは進行型の脱毛症であるため、完治する人はいません。そのため、いつまで治療を続けるのかが難しい問題となります。

    治療を開始する時点でどのような髪型になりたいのか、明確にイメージしておくことが重要です。薄毛の範囲が狭くなればそれでよしとするのか、それとも周りに髪が薄いと思われないようになりたいのか、理想像をはっきりさせておきましょう。 また、ゴールを設定することもAGAの治療において注意すべき点です。薄毛は男性にとって非常にデリケートな問題ですが、50代になるとほぼ半数の方が何らかの形で薄毛になってきます。

    • 子どもが高校を卒業するまで
    • 周りに薄毛の人が増えてくるまで
    • 自分自身が薄毛を気にしなくなるまで

    このようなゴールを設定することで、薄毛の治療を長期にわたって続けやすくなります。AGA治療の効果は人によって異なるので、他人の意見は参考にする程度にしておき、自分なりのゴールを設定するのがおすすめです。

    AGA治療を医師の判断なく中断しない

    AGA治療において注意すべき点としては、医師の判断なく中止しないことも挙げられます。AGA治療を始めた方の多くに発毛が見られますが、効果が出たからと自分の判断で治療を中断した場合、再び薄毛になるリスクが高いです。 一定の効果が見られた場合、治療薬の種類を変更したり、減薬したりできるケースもあります。

    ただ、髪の毛や頭皮の状態を正確に見極めるのはとても難しいため、必ず医師による判断が必要となるのです。 自分の判断で治療薬の服用を中断して再びAGAが進行した場合、治療を始めた当初より薄毛が悪化することもあります。治療を中断したい場合や、薬の量を減らしたい場合は、必ず医師に相談しましょう。
    参考:AGA治療にやめどきはあるのか解説

    女性はAGA(男性型脱毛症)専用薬品を使用しない

    薄毛は男性だけでなく、多くの女性を悩ませる問題でもあります。女性の薄毛も専門のクリニックで治療できる時代となっていますが、原則としてAGA専用の治療薬を服用することは禁止されています。 AGA専用の治療薬としてはプロペシアやザガーロが挙げられますが、両剤の目的は男性ホルモンの一種であり、AGAの原因となるジヒドロテストステロンの産生を抑制することです。

    ジヒドロテストステロンには思春期以降に脱毛因子を放出するはたらきがあるのですが、思春期以前には男性らしい身体を作ったり、生殖器を発達させたりする重要な働きを持ちます。 そのため、妊娠中の女性がプロペシアやザガーロを服用した場合、胎児の成長に悪影響をおよぼす可能性があるのです。医師によっては服用はもちろんのこと、プロペシアやザガーロに触れるのも禁じるケースがあります。

    AGAが完治する未来へ現在さまざまな技術が開発中

    現在のところAGAが完治した人はいませんが、薄毛が完治する未来に向けて、次のような技術が開発されつつあります。

    • Follica社の医療器具・塗り薬・スマートフォンのアプリを連動させた毛髪再生医療技術「RAIN」
    • Fidia社にて血管外科医が開発を進める塗り薬「Lotion」

    Follica社の医療器具・塗り薬・スマートフォンのアプリを連動させた毛髪再生医療技術「RAIN」

    アメリカのバイオテクノロジー企業であるFollica社では、医療器具と塗り薬、スマートフォンアプリを連動させた毛髪再生医療技術である「RAIN」を開発中です。 専用の医療器具と塗り薬を併用し、髪の毛や頭皮の状態をスマートフォンで医師に確認してもらうのが特徴です。

    現在行われているAGA治療は、残っている毛包にアプローチしますが、「RAIN」では活動を停止した毛包を再生させることにも重点を置いています。 2020年には臨床試験が最終段階のフェーズ3に入るといった情報もあり、FDA(アメリカ食品医薬品局)の認可が下りれば、近い将来、新たなAGA治療法として日本でも導入されるかもしれません。

    Fidia社にて血管外科医が開発を進める塗り薬「Lotion」

    イタリアの製薬会社であるFidiaでは、2018年の12月に「TLINOV Lotion」の販売を開始しました。「TLINOV Lotion」には脱毛を抑制し、髪の毛を強く成長させる働きが期待されています。 専用のシャンプーとサプリメントを併用することで、誰でも簡単に自宅で発毛に取り組める点が特徴です。

    同社ではAGA治療薬である「Brotzu Lotion」の開発も進行中であり、円形脱毛症の子どもに施した臨床試験で高い発毛効果を実現しています。近いうちにイタリア国内、もしくはアメリカで商品化される予定となっており、薄毛に悩まされている方にとっては朗報といえるでしょう。

    AGA治療に関するご相談はベアAGAクリニックへ

    AGAは進行型の脱毛症であり、現在のところ完治した人はいません。しかし、適切な治療を受けることで、AGAの進行を遅らせたり、年齢に見合った髪の毛の量を取り戻すことは可能です。

    医師と相談の上でAGA治療の目標やゴールを設定し、後悔しないように治療を続けることが重要です。AGA治療に関する研究は日ごとに進歩しており、近い将来、画期的な治療薬が登場する可能性もあります。 適切なAGA治療を受け、薄毛の進行をなるべく遅らせるとよいでしょう。

    ベアAGAクリニックでは、目的やご予算に応じた治療法をいくつもご用意しております。薄毛や抜け毛に関するお悩みは、当院までご相談ください。AGAが手遅れな状態になる前に早期での治療をおすすめします。

     

    お電話でのご相談 TEL:03-5925-8241

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    参考:AGA治療のデメリットについて解説
    参考:皮膚科とAGAクリニックで受けられるAGA治療法・費用面の違いについて解説
    参考:フィナステリドの服用をやめたらどうなるのか解説

    https://www.bea-agaclinic.jp/aga-treatment-evaluation-criteria/

    https://www.bea-agaclinic.jp/aga-chiryoyaku/

    https://www.bea-agaclinic.jp/aga-stress/

    https://www.bea-agaclinic.jp/agatreatment-regret/

    https://www.bea-agaclinic.jp/dutasteride-initialhairloss/

     

  • フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル……AGAの治療薬を徹底解説!

    フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル……AGAの治療薬を徹底解説!

    AGAの治療薬には、作用のメカニズムや剤形など様々な種類があります。

    また、効果や副作用といった、患者さんの身体に及ぼす影響も薬によって違いがあります。

    今回は、クリニックで処方されるAGAの治療薬について解説します。

     

    AGAの治療薬には「脱毛を防ぐ」薬と「発毛を促す」薬がある

    まず基礎知識として、AGA治療薬には抜け毛予防の作用をもつ薬と、発毛促進の作用をもつ薬の2種類あることを覚えておくとよいでしょう。

    脱毛を防ぐメカニズム

    AGAは、男性ホルモンのテストステロンが、毛根内の酵素5αリダクターゼⅡ型の働きで、ジヒドロテストステロン(DHT)に変化することにより発症・進行します。脱毛を防ぐメカニズムをもつ治療薬は、この5αリダクターゼⅡ型の働きを阻害することにより、ジヒドロテストステロンがつくられるのを抑えます。

    この作用により、抜け毛の予防効果が期待できるのです。

    発毛を促すメカニズム

    AGAはヘアサイクルが乱れ、毛髪の成長期が短くなり休止期が長くなることで進むと考えられています。発毛を促すメカニズムをもつ治療薬は、血行促進作用があり、これによってヘアサイクルが整うと考えられます。また毛母細胞を活性化させる作用も期待されています。

    AGA治療には両方の処方が必要

    AGAの発毛治療においては、将来の脱毛発症を予防したいというケースでは脱毛を防ぐメカニズムをもつ薬のみを処方するケースもありますが、治療を目的とする場合は、脱毛を防ぐ薬と発毛を促す薬を併用するという方法が標準的です。

    また、薬物治療の大前提として、用量用法など、医師の指示を守ることが大切です。量が多すぎたり、薬を飲み忘れたりすると、治療効果が出ないだけでなく、副作用が強く表れ健康を害する恐れがあるためです。

    脱毛を防ぐ治療薬…フィナステリド、デュタステリド

    脱毛を防ぐ治療薬には、フィナステリドとデュタステリドの2種類の内服薬があります。それぞれの特徴や使い分けについて解説します。

    フィナステリドとは 効果や副作用は?

    フィナステリドは、前項でも説明した酵素5αリダクターゼⅡ型の働きを阻害する作用があり、ジヒドロテストステロンがつくられるのを抑え、抜け毛を予防します。

    フィナステリドによる治療は日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」で、男性型脱毛症では推奨度A(行うよう強く勧める)に分類されています。ただし、女性型脱毛症には推奨度D(行うべきではない)です。

    一方、副作用としては主に男性機能障害と肝機能障害が挙げられますが、誰にでも起こるわけではなく、程度についても個人差があります。また肝機能障害はごくまれとされています。

    なお、プロペシアという名称をよく見聞きするという方もいると思いますが、これはフィナステリドを主成分とした薬の商品名です。

    デュタステリドとは 効果や副作用は?

    デュタステリドもフィナステリドと同様に、酵素5αリダクターゼの働きを阻害する作用により、抜け毛の進行を抑える効果が認められています。5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、フィナステリドはⅡ型のみを阻害しますが、デュタステリドはⅠ型とⅡ型の両方を阻害することがわかっています。

    デュタステリドも日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」で、男性型脱毛症では推奨度A(行うよう強く勧める)に分類されています。ただし、女性型脱毛症には推奨度D(行うべきではない)です。

    なお、日本では「ザガーロ」と「アボルフ」という商品名の薬が、デュタステリドを主成分とした薬として認可を受けており、処方可能となっています。

    主な副作用には勃起機能障害(ED)や射精障害があり、フィナステリドよりも高頻度に出現しやすいことがわかっています。そのほか、頭痛や腹部不快感、皮膚のかゆみなどが報告されていますが、個人差があり必ず起こるものでもありません。

    発毛を促す治療薬…ミノキシジル

    発毛を促進する治療薬には、ミノキシジルがあります。特徴や市販薬との違いについて解説します。

    ミノキシジルとは 効果や副作用は?

    ミノキシジルは、もともと高血圧の治療薬として開発されましたが、現在では発毛促進、脱毛予防の効果がある薬として認知されています。これは血行促進作用により発毛サイクルを整えるとともに毛母細胞を活性化させるというメカニズムによると考えられています。

    主な副作用には頭皮のかゆみや頭痛、性欲減退、不整脈などが報告されています。

    ミノキシジルには内服薬と外用薬があります。内服薬は外用薬タイプよりも浸透率が高い一方、肝臓で分解され血流に乗り全身に行き渡るため副作用が起こる確率も外用薬よりは高いと考えられます。一般的に、内服薬は進行したAGAに対して検討されます。

    市販薬との違いは?

    ミノキシジル配合の市販薬として「リアップ」という製品がよく知られています。ただし、このような市販薬の有効成分の配合濃度はクリニックで処方される外用薬よりも上限が低く抑えられています。クリニックの処方薬は15%が標準であるのに対し、市販の医薬品に配合されている濃度は5%であり、3倍もの開きがあります。

    まとめ

    このようにAGAの治療薬には、作用のメカニズムや名称などが異なるさまざまな種類が存在しています。効果や副作用はそれぞれの薬によって異なりますし、副作用の出方などについては個人差もあります。そのため、AGA治療を受けるのであればクリニックなどの医療機関を受診した方が安全ですし、通院していれば、処方された薬について気になることがある際に相談が可能です。治療薬について少しでも気になる点がある場合は遠慮せずに、医師に相談しましょう。

    当クリニックのAGA治療では、経過を見ながら、必要に応じて薬の量や種類を変えるなどして患者さんにとって適した治療を行っていきます。

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    https://www.bea-agaclinic.jp/aga-stress/

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    https://www.bea-agaclinic.jp/agatreatment-regret/

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  • シャンプーや育毛剤、サプリはAGAに効くの? 抜け毛は治る? 医師が解説!

    シャンプーや育毛剤、サプリはAGAに効くの? 抜け毛は治る? 医師が解説!

    抜け毛や薄毛の悩みを自分自身で解決できれば……と、シャンプーや育毛剤などといったヘアケア剤をなんとなく使い続けている人はいないでしょうか。最近は、髪によいとされるサプリへの関心も高まっているようです。今回はこうしたセルフケアにありがちな誤解や落とし穴について、医師の立場から考えを述べたいと思います。

     

    シャンプーなどのヘアケア製品で薄毛の悩みは解消する?

    抜け毛や生え際の後退が気になり始めたとき、まず、薄毛によいとされるシャンプーやコンディショナーといったヘアケア製品を試してみる人が多いと思います。これらに発毛効果はあるのでしょうか。

    医薬品でない限り、発毛効果は期待できない

    薄毛によいとされるシャンプーは、多少値が張る製品が多いものの、手が出ないほどではありませんので、これなら自分で何とかできそうと思う人も少なくないでしょう。

    しかし、こうしたヘアケア製品によって毛髪が生え、AGAが治ることは残念ながら期待できません。

    そもそも、ヘアケア剤をはじめ髪や頭皮につける製品は、「医薬品」でない限り、発毛の効果効能をうたうことは法律上できないのです。似た表示に「医薬部外品」がありますが、こにような製品の場合は治療ではなく症状の防止や衛生維持を目的につくられています。

    育毛シャンプーや薬用シャンプーなどと表記されていると、いかにも即効性がありそうなイメージをもってしまいますが、頭皮を清潔にしたり、うるおいを与えたりするなどで間接的に毛髪が生える環境をよくする影響はあっても、医薬品でなければ発毛そのものに対する効果は認められていないのです。つまり、発毛効果が科学的に証明されているわけではありません。

    髪によい成分=毛が生えるわけではない!

    確かに、ヘアケア剤で毛髪の健康によい成分が配合されているものは多いでしょう。よく見聞きするケラチンなどはその代表といえます。ケラチンは髪を構成する重要なタンパク質です。しかし、この成分はすでに現在生えている毛髪に外から補うだけであり、毛が生えていないところに対して新たに髪を生やす作用は残念ながらありません。

    「髪にハリ・コシを与える」といった宣伝文句で販売されるシャンプーやトリートメントを使うと、さわった感じに変化が現れたり、ハリやツヤが出てきてボリュームもアップしたように見えたりするかもしれません。しかし、こうした効果はすでに生えている髪が配合成分によってコーティングされたために得られているにすぎず、実際に新たな毛が生えたり、毛髪が増えたりしているわけではないのです。

    AGAを治す目的なら、「治療」が最短の道

    そもそも、毛髪は毛包から生えはじめ、分裂を繰り返しながら伸びるものですから、発毛そのものは一般的なシャンプーのような、外からつけるものの影響は受けないはずです。

    育毛シャンプーなどを使うことで、多少毛が太くなったり現状維持ができたりする効果はあるかもしれませんが、薄毛自体が治るわけではないのです。

    それがわかっているうえで、使用感や香り、洗いあがりなどが気に入ったので使う、というのであれば問題はありません。しかし薄毛を改善する、AGAを治す、といった目的で「効くかも、効きそう」と思って使い続けると結局、時間と費用の無駄になってしまうと言わざるを得ないのです。

    それよりも、AGAを診療するクリニックへ行き、専門知識をもった医師の診断、治療を受けるほうがはるかに効率よく、かつ、確かな発毛効果が期待できるといえるでしょう。

    市販の育毛剤でAGAは改善する?

    頭皮に直接つける育毛剤も、多くの種類が出回っています。いかにも発毛が促され毛髪が増えそうなイメージですが、実際はどうなのでしょうか。

    発毛に直接効く成分が配合されているわけではない

    育毛剤や養毛剤、発毛促進剤……薄毛で悩んでいる人にとってはいかにも興味を引かれるネーミングですが、これらも見かけにまどわされないよう、注意して確認することがポイントです。

    インターネットなどで盛んに宣伝されているような市販品の広告を見ると、有効成分と称して様々な成分名がずらっと並んでいるものが多く、いかにも効きそうなイメージです。

    しかしよく読むと「血行を促進する」「毛根に働きかける」といった文言はあっても、直接「毛を生やす」「発毛させる」作用が認められているとの説明は見当たりません。つまり、ゼロから毛髪を生やす科学的根拠のある成分が配合されているわけではないのです。

    医師の立場から見ると、今は薄毛になっていないけれど将来の予防のために使う、というのであればよいかもしれませんが、すでに薄毛が進んでいる人、AGAを治したいと思っている人が望む効果を得るのは難しいといえます。

    市販の医薬品は有効成分の配合濃度が低い

    一方、「医薬品」とパッケージに記載されている発毛剤については、発毛の効果効能が認められているのは確かです。ただし、有効成分の配合濃度はクリニックで処方される外用薬よりも上限が低く抑えられています。ミノキシジルを例にあげると、クリニックの処方薬は15%が標準であるのに対し、市販の医薬品に配合されている濃度は5%。3倍もの開きがあるのです。

    したがって、ごく初期で他人からはまだほとんど気づかれない程度の薄毛であれば、市販の医薬品で様子を見るのもありかもしれませんが、進行したAGAで期待どおりの効果を得ることは難しいと考えます。

    刺激がある=効くわけではない!

    なお、育毛剤にしろシャンプーにしろ、スーッとするような刺激が強いものも少なくありません。清涼感があるのでつけた瞬間は気持ちがよいかもしれませんが、人によってかぶれのもとになることもあるので注意が必要です。専門的には接触性皮膚炎といって、ひどくなると皮膚科で治療をしなければならなくなります。

    育毛剤もシャンプーと同様、使用感や香りが気に入って使う分には個人の好みの問題ですので否定はしません。しかし、これさえつければ髪が生えてくるとの過度な期待をするのは考えものです。まして肌に合わない場合は、刺激が強い製品をそのまま我慢して使い続けるのはやめておきましょう。皮膚にダメージを与え、かえって毛髪が生えにくくなってしまいかねません。

    医療機関での治療なら、効果と安全面の両方をクリア

    市販の育毛剤や養毛剤を使い続けるよりも、クリニックで医師の的確な診断のもと、自身の抜け毛の状態、AGAの進行に合った薬剤を使って治療するほうが、早くかつ確度の高い効果に結びつくといえます。医療機関なら、治療効果だけでなく頭皮や毛髪の状態も定期的に診察で確認してもらえるので、皮膚トラブルなどの副反応にも迅速に対応できるなど、安全面の配慮がされるのも大きなメリットです。

    髪によいサプリの効果は?

    最近は、髪によいとうたうサプリメントもドラッグストアやネット通販などでよく見かけるようになりました。体の中からのアプローチは有効なのでしょうか。

    サプリメントは薬ではなく、食品の位置づけ

    サプリメントはタブレットやカプセルといった、一見薬のような形状のものが多いこともあり、飲み続けると効きそうなイメージをもっている人もいるかもしれません。

    しかし、サプリメントはいわゆる栄養補助食品。薬ではなく、食品の分類に入ります。サプリメントにしろ、普段の食事にしろ、もしそれで毛が生えてくるのなら、とっくに医薬品になっていることでしょう。そうでない以上、サプリメントを飲むだけで毛が生えてくるとは残念ながらいえないのです。

    栄養は大事だが、発毛にはやはり薬による治療が必要

    確かに、体に必要な栄養が不足すると抜け毛が起こりやすくなるのは事実です。したがって、当院でもAGA治療の際、栄養の偏りや不足が見られる人にはサプリメントを提案することがあります。

    しかしその目的としては、主に毛髪の血行を促し抜け毛を予防することと、生えてきた毛が血液から栄養をきちんと受け取って順調に伸びる手助けをするためであり、栄養を補給するだけで発毛するかといえば、それは難しいといわざるを得ません。

    やはり、AGAを治したい、薄毛を解決したい、と思うのであれば、クリニックで的確な診断を受け、自分に合った治療を行うのが一番の近道です。サプリはそれをサポートする位置づけととらえましょう。

    まとめ

    ヘアケアやサプリメントなど製品を用いたセルフケアは、将来の予防の手段の1つとして使うのであれば有用と考えられますが、すでに抜け毛が増え、薄毛が進行して気になっている人や、AGAを治したいと思っている人の場合、これらに頼っても発毛の手ごたえを得るのは難しいといえます。最も効率よく、安全に、納得のいく効果を得るには、クリニックで自分の薄毛の状態に合った治療を継続して受けることがベストと言えるでしょう。

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  • AGAは自分でわかる? 薄毛のセルフチェックとクリニックの診断についての違い

    AGAは自分でわかる? 薄毛のセルフチェックとクリニックの診断についての違い

    「最近、抜け毛が増えてきた」「ハゲてきたかも」など、ご自身の薄毛が気になったとき、そのまま様子見でいいのか、治療の相談をするべきなのかで迷う人も多いと思います。今回は、薄毛を見極めるセルフチェック法と、クリニックにおける診断について解説します。

     

    薄毛に気づいたら、まずは自分でチェックしたい! AGAセルフ診断

    抜け毛や薄毛が心配なとき、鏡を見て悩んでいるだけではなかなか改善の一歩は踏み出せません。まずはご自身でAGAの危険度をチェックしてみましょう。

    自分の薄毛はどの程度? 人になかなか聞けない悩み

    昔よりも頭部にボリュームがでなくなってきた、ヘアスタイルが決まらなくなってきた、ということは多かれ少なかれ、歳を重ねると多くの人が感じるようになるものです。

    そう感じるのは、個人差はあるものの、加齢で毛髪の量が減ったり細くなったりするためです。歳を重ねても若いころとまったく同じようにフサフサ、という人のほうが珍しいといえるでしょう。

    それだけに、薄毛が気になる人にとっては、人と比べて自分の症状が進んでいるほうなのか、それとも現状は心配するほどではないのか、なかなか判断がしにくいもの。

    このまま薄毛が進んでしまいハゲたらどうしよう、と思い悩んでしまう人もいるようです。

    とはいえ、すぐに医療機関に行くのも勇気がいるでしょう。この程度で受診してもいいのだろうか、とためらってしまう気持ちもわかります。

    まずは自分で、今の状態がどの程度の進み具合なのかある程度把握できると、対策も考えやすく、心構えもしやすいと思われます。

    当てはまる項目を選ぶだけ!  AGA簡易セルフ診断

    気になる抜け毛や薄毛の程度を、自分ですぐに確認できるチェック表をつくりました。当てはまる項目が多いほど、治療が必要なAGAである可能性が高いといえます。

    男性用(AGA)
    □額の生え際が後退してきたと感じる
    □頭頂部の地肌が透けて見えるようになってきた
    □同年代と比べて髪が薄いと感じる
    □以前に比べて抜け毛がだんだん増えてきた
    □産毛のような細く柔らかい毛、短い毛が多くなってきた
    □家族、親族に薄毛の人がいる
    □タバコを吸う
    □寝不足が続いている
    □食事の栄養バランスが悪い

    女性用(FAGA)
    □分け目などの地肌が目立つようになった
    □髪が細くなったと感じる
    □抜け毛の量が増えてきた
    □セットが決まらないことが多くなってきた
    □月1回はカラーリングをする
    □現在、ダイエット中である
    □家族、親族に薄毛の人がいる
    □タバコを吸う
    □寝不足が続いている

    鏡で自己チェック! 生え際から耳まで2㎝以内でAGAの可能性大

    ご自分でも見て確認できるセルフ診断の方法もあります。

    これは、米国の医師ハミルトン氏が作成したハミルトン・ノーウッド分類によるもので、耳の上部から頭頂部に向かって引いた線と、後退した生え際との距離が2㎝以内というのがAGAの目安となります。

    気になる人は鏡を使ったりスマホで撮影したりして、セルフチェックをしてみましょう。

    クリニックの専門的な診断でわかること

    医療機関に行けば、さらに専門的な診察や検査によって、セルフチェックではわからない頭皮や毛髪の状態を詳しく把握したうえで、AGAを診断できます。

    頭皮や毛髪の状態について

    抜け毛は頭皮の状態が悪いせいで増える場合もあります。

    ただ、自分でも何となく「脂っぽいかも」や「毛が細くなってきた」など、頭皮や毛髪の変化に気づくことはできますが、程度や量まではなかなか詳しく把握することは難しいといえます。

    当院の診察では、皮膚科や内科的な観点から、専門知識をもった医師が頭皮や毛髪の状態、髪質などを丁寧に視診、触診します。

    なお、診察により、皮膚や内科疾患の可能性がわかることもあります。当院では、その場合はさらに詳しい検査や治療を、患者さんと相談しながら進めていきます。

    薄毛のタイプや進行度もわかる

    AGAには額全体が後退する前頭型(U型)、頭頂部から薄くなる頭頂型(O型)、こめかみの生え際部分から後退するM字型(M型)があります。

    しかし、早期のAGAではこれらの特徴がはっきり表れていないことも多く、一般には見分けがつきにくいことも。そこで、クリニックの診察を受ければ自分では判別しにくいAGAのタイプや、薄毛がどの程度進んでいるのかもわかります。また、発毛治療も進行の程度に合わせた提案が受けられます。

    ライフスタイルや生活習慣から総合的に現状把握

    薄毛の進行にはストレスや栄養状態も関与します。自分では「いつもやっていることだから」「当たり前」と思っていた生活習慣が、実は抜け毛の原因の一つになっている可能性もあります。

    当院では食生活や睡眠不足といった生活習慣の乱れがないかなども問診しながら、現状を正確に把握したうえで患者さまの治療法を検討します。

    詳しい検査がよい結果につながるとは限らない! 診断の落とし穴

    クリニックによっては診断時に、AGAのなりやすさを調べる遺伝子検査を勧めるところもあるようですが、必ず受けなければならないのでしょうか。

    遺伝子検査は診断に必ずしも必要ではない

    遺伝子検査は、血液や唾液などから薄毛になりやすい体質や、AGA以外の病気のリスク、薬の効きやすさなどがわかるとして、クリニックによっては診断や治療プランのなかに組み込まれていたり、強く勧められたりするところがあるようです。

    しかし、私の考えとしては、こうした検査は診断や治療に必ずしも必要ではありません。受けたからといって劇的に正しい診断ができるということや、ものすごく治療効果が上がるということは少ないからです。

    患者さんがご興味をもち、希望するのであれば検査を受けること自体を否定するものではありません。ただし、その結果がAGAの診断や治療に大きく影響することはほぼないという点もお伝えさせていただきます。

    血液検査は、薬の影響を確認するために必要な検査

    AGAの診療では、薬が肝臓などの内臓への負担にならないかを事前にチェックしたり、治療後に薬剤の影響を確認したりするために血液検査を行います。これは安全に治療を続けるために必要な検査です。

    なお、万一治療後に何らかの皮膚症状が出るなどの副作用が起こった場合は、その症状に対する治療をするために必要な検査を行う可能性があります。その場合はきちんと患者さまに検査の目的や内容を説明し、同意を得たうえで検査します。

    当院では、治療方針に影響しない検査を勧めることはありませんし、必要のない検査をさも必要であるかのように言って、投薬治療とセットで行うようなこともいたしません。

    まとめ

    セルフ診断で当てはまる項目が多いほど、AGAの可能性が高くなります。クリニックの医師による診察では専門的な立場からより詳しく頭皮や毛髪の状態を把握し、ストレスの有無や生活習慣も伺いながら、薄毛のタイプや進行の程度を見極め、効果的な治療法を提案します。

    AGAは進行性の症状のため、ご自身での判断に迷うようなケースは早めに医師に相談してみましょう。

    お電話でのご相談 TEL:03-5925-8241

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  • 頭頂部がハゲてしまう原因は?つむじがハゲる薄毛は改善する?薄毛の効果的な治療と対策

    頭頂部がハゲてしまう原因は?つむじがハゲる薄毛は改善する?薄毛の効果的な治療と対策

    生え際に比べ、意外と気づきにくいのが頭頂部の薄毛ではないでしょうか。

    つむじが薄くなるため、友達からつむじハゲなどと呼ばれ、からかわれた経験をお持ちの方もいるかもしれません。いずれにせよ、男女問わず悩んでいる人が多い部分といえるでしょう。

    頭頂部が薄毛になる原因や特徴、治療法について解説します。

     

    AGAは3つのタイプに分けられる

    AGAには、薄毛の始まった場所や進行の仕方により、次の3つのタイプに大別されます。

    頭頂型(O型):頭頂部やつむじから薄くなるタイプ

    おでこからではなく頭頂部が薄くなり、上から見たときにO字に見える場合、俗にO字ハゲと呼ばれるO型のAGAの可能性が高くなります。

    円形に広がるように薄くなっていき、進行すると側頭部と後頭部のみ毛が残る形になります。

    頭頂部は鏡に映りにくくなかなか自覚しづらいため、かなり進行してから人に指摘されたりして気づくことが多いタイプです。

    なお、女性の薄毛で多いのも、つむじから広がっていくタイプです。

    M字型(M型):額の生え際、そりこみ部分から薄くなるタイプ

    額のこめかみあたり、いわゆるそりこみ部分から薄毛が進行し、正面から見てM字の形をしていたら、俗にM字ハゲと呼ばれるM型のAGAの可能性が高いといえます。わかりにくいときは、鏡を使って、額から頭頂部にかけてのラインを確認するとよいでしょう。左右のこめかみの上あたりの生え際が後退している一方、おでこの真ん中には髪の毛が残っているようであれば、M字型のタイプが進行しているといっていいでしょう。

    前頭型(U型):額が後退し、前頭部全体が薄くなるタイプ

    おでこ全体が後退した結果、U字に見えると俗にU字ハゲと呼ばれるU型のAGAの可能性が高くなります。3つのタイプの中でも特に広範囲に薄毛が進行している状態であり、前頭型に加えて頭頂型を併発することも多くあります。薄毛の中でも深刻度が高くなる傾向にあるといえるでしょう。

    なお、当クリニックのホームページでも、それぞれの薄毛のタイプについてイラストで解説しています。

    頭頂部からハゲていく場合は気づきにくい

    自分で直接見られない頭頂部は薄毛に気づきにくい部分です。毎日の身だしなみ時に鏡でチェックし、つむじが広がっていたら要注意といえるでしょう。

    「こんなはずじゃ……」後ろ姿の写真でショック

    M字型や前頭型(U型)は正面から目立つ生え際ラインが後退したり、毛が細くなったりといった状態から、薄毛に気づきやすいといえます。しかし自分で確認しにくい頭頂部の薄毛が顕著となる頭頂型(O型)は、薄毛が進んでいることになかなか気づきにくいものです。

    例えば、友達や会社の同僚などから後ろ姿を写真に撮られた際に、実際の自分の頭頂部を見て想像以上にハゲておりショックを受けた、人から指摘されて初めて気がついた、といったケースも多いようです。

    そうしたこともあり、頭頂型(O型)の場合、かなり進んでしまってからクリニックに相談に来られる方が多くいらっしゃいます。

    ふだんの身だしなみでチェックの習慣を

    早期の段階で薄毛に気づくには、毎日の身支度時に頭頂部も鏡でチェックする習慣をつけておくとよいでしょう。

    また、「いつもできていたあの髪型が、どうも最近つくりにくくなってきた」こう感じたら頭頂部ハゲが進行しつつあるかもしれません。頭頂部が薄くなると、全体のボリューム感がなくなってきて、ブローしても整髪料で立たせようとしてもうまくいかなくなるからです。一方、全体のボリューム感よりも、前髪がつくりにくいといった部分的なヘアスタイルが決まらない悩みは、M字型や前頭型(U型)の始まりが疑われます。

    自分は薄毛? 頭頂部ハゲの見分け方

    頭頂部が薄くなってきたかも、と気になる方は、鏡を使うなどしてつむじを確認してみましょう。

    つむじはおもに頭頂部に見られる毛髪が渦を巻くように放散している部分で、本来は毛髪がきれいな渦の形で密に生えています。

    しかし、薄毛が進行すると毛量が少なくなるのでつむじの面積が広がり、渦の形もはっきりしなくなってきます。

    毛髪自体の状態も、薄毛の部分は細くやわらかい毛や短い毛が多くなってきます。これは、ヘアサイクルの成長期が短くなっているために、毛髪の生育が悪くなっているからです。側頭部や後頭部に比べ、ふわふわと心もとない感じの、細くやわらかい毛や短い毛が多くなってきたら、薄毛が進行している可能性が高いといえるでしょう。

    頭頂部がハゲる原因-こんな人はハゲやすい!

    頭頂部はAGAで薄毛が進みやすいのに加え、ストレスなどによる血行不良も影響しやすいとされています。

    頭頂部は男性ホルモンの影響を受けやすい

    AGAは、Androgenetic Alopecia(男性ホルモン型 脱毛症)の略であることからもわかるとおり、男性ホルモンが強く関わる脱毛症です。

    男性ホルモンのテストステロンが、「Ⅱ型5αリダクターゼ」という酵素と結びつき、「DHT(ジヒドロテストステロン)」 というホルモンに変化したのち、毛母細胞内にある受容体と結びつくことで、毛髪の発育を抑制する遺伝子にスイッチが入ってしまうのです。

    AGAの特徴は、頭頂部や前頭部の薄毛が顕著になり、広がっていくことです。その理由は、この薄毛のスイッチを入れてしまう酵素「Ⅱ型5αリダクターゼ」が、頭頂部や前頭部に集中的に存在しているからです。

    そのため、側頭部や後頭部に比べ、頭頂部は薄毛が進行しやすいのです。てっぺんが薄くなっていても脇や後ろには髪の毛がしっかり残っている人が多いのもこのためです。

    ヘアサイクルが乱れ、成長しきる前に抜けてしまう

    毛髪の発育を抑制する遺伝子にスイッチが入ると、「TGF-β1」という発毛抑制因子がつくられ、毛髪をつくる毛母細胞の細胞分裂が抑制されてしまいます。その結果、ヘアサイクルに乱れが生じます。

    ヘアサイクルは成長期→退行期→休止期から成り、このうち3〜5年程度の成長期が、毛髪の伸びる時期にあたります。成長期を終えた髪の毛は2週間ほどの退行期で抜け落ち、その後4ヵ月程度の休止期を経て、再び成長期に入ります。

    ところが毛母細胞の細胞分裂が抑制されてしまえば、髪は伸びませんので成長期が短くなってしまいます。成長期が短ければ十分に成長せず、細く短い状態のまま抜け落ちてしまうというわけです。

    悪い生活習慣やストレスも抜け毛を促進

    薄毛の要因はAGAだけでなく、夜更かしや喫煙、体の冷やしすぎといった悪い生活習慣やストレスが薄毛を進めてしまうこともあります

    特に頭頂部やつむじはこれらの影響を受けやすいと考えられています。というのも、頭頂部はもともと血管の数が少なく、血流が悪くなりやすい部位。そのため、血管を収縮させてしまうタバコや冷え、睡眠不足などの影響が出やすいといえるのです。

    過剰なストレスも同様で、自律神経のうち興奮や緊張をつかさどる交感神経が活発になりやはり血管を収縮させるよう働きます。

    これらは薄毛を起こす直接的な原因であるとは証明されていませんが、いずれも血行不良になる要因であることはわかっています。これにより、理論的には、頭皮や毛包へ栄養を届ける血液が行き渡りにくくなるので、発毛や育毛にとってよくないということがいえるのです。

    頭頂部の薄毛の対策は? 治療と予防

    放置しているとどんどん広がってしまう頭頂部の薄毛。抜け毛を予防し発毛を促進する治療法には、飲み薬などの薬物やメソセラピーと呼ばれる注射があります。

    AGAは進行性の症状

    AGAの大きな特徴は急激な進行はしないものの、確実に進行する脱毛症であるということです。何もせずにいると時間の経過とともに抜け毛が増えていき薄毛の範囲が広がっていきます。

    今はそれほどでもない、という人でも将来的にハゲあがってゆく可能性は十分にありえます。何らかの治療を施さない限り、薄毛の進行を食い止めることはできないとされ、AGAが手遅れになる前に早い段階での治療開始が望まれます。

    薬物療法で抜け毛を減らし毛髪の成長を促す

    頭頂部は血管の数が少なく、血流が悪くなりやすい部分です。

    頭頂部のAGA治療は、血行を促進し発毛効果を促す薬と、抜け毛を防ぐ薬による薬物療法が柱となります。前者にはミノキシジル、後者にはフィナステリド、デュタスデリドがあり症状や重症度に応じて医師が量や組み合わせを決め、処方します。

    また、発毛に重要な栄養を届けるため、亜鉛やL-リジン、L-アルギニンなどの成分が含まれた栄養剤の処方も効果的です。

    頭部に有効成分が浸透しやすくなるよう、シャンプーなどのヘアケアで頭皮を清潔に保つようにしましょう。また、冷えを予防し余分なストレスをためないことも大切です。

    進んでしまった薄毛にはメソセラピー(注射療法)も選択肢に

    メソセラピー(注射療法)とは、これは発毛促進作用のあるミノキシジルに、毛髪の成長因子を加えた薬剤を頭皮下の組織に注入し、毛髪をつくる毛母細胞のもとになる幹細胞の活性化を促すことで、毛母細胞の細胞増殖(発毛)を導く治療です。

    頭皮が見えるほど頭頂部の薄毛が進んでしまった場合や、内服薬や外用薬で思うような発毛効果が出ない場合、強力に発毛を促進したい場合などに、検討されることが多い治療法です。内服薬や外用薬と組み合わせて行うことでも高い発毛効果が期待できます。

    まとめ

    頭頂部は自分では目につきにくい部分のため、薄毛がかなり進行してから気づく場合が多いといえます。頭頂部はAGAの影響を強く受け、さらに血流も悪くなりやすいため進行しやすいのも特徴です。

    頭頂部からハゲている場合の治療においては、抜け毛を抑え、発毛を促す薬物療法を柱とし、進んでしまった薄毛にはメソセラピーも検討されます。日常生活では冷えや睡眠不足、過剰なストレスをなくすことが大切です。

    頭頂部の薄毛が気になってきても諦める必要はありません。ぜひベアAGAクリニックまでご相談ください。

    お電話でのご相談 TEL:03-5925-8241

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  • 遺伝するハゲ―薄毛の遺伝とAGA発症のメカニズムとは?

    遺伝するハゲ―薄毛の遺伝とAGA発症のメカニズムとは?

    「親が薄毛だと子もハゲるの?」「ハゲは隔世遺伝するの?」など、薄毛と遺伝の関係が気になっている人は多いのではないでしょうか。

    実はAGAの発症には遺伝が深く関わっています。特に母方の身内に薄毛が多いと発症の可能性が高まります。

    ただし生活習慣などの他の要因も関わっており、遺伝だけが発症の有無を決めているわけではありません。AGAの遺伝の仕組みと発症要因について説明します。

     

    AGAには男性ホルモンが深く関わっている

    AGAは、男性ホルモンを表すAndrogenetic+脱毛症 Alopeciaの頭文字。この名称が示すとおり、AGAは男性ホルモンが強く関わる脱毛症であることがわかっています。

    男性ホルモンが酵素と結びつき変化する

    男性ホルモンの一種であるテストステロンは、生殖器や副腎でつくられ、血中に入り体を巡っています。それが毛の根元に存在し髪をつくりだす毛母細胞に達すると、「5αリダクターゼII型」という酵素と結びつき、「DHT(ジヒドロテストステロン)」 というホルモンに変化します。

    毛髪の発育を抑える遺伝子にスイッチが入る

    一方、毛母細胞内にはこのDHTを取り込む専用の受容体があります。男性ホルモンレセプターとも呼ばれる、いわば受け皿のようなもの。カギ穴にたとえることもできます。

    この“カギ穴”に、DHTという“カギ”がはまると、毛髪の発育を抑制する遺伝子にスイッチが入ってしまうのです。これにより脱毛因子「TGF-β」がたくさんつくられ、毛母細胞で髪をつくるための細胞分裂が通常のように行われなくなってしまいます。

    その結果、髪が十分に伸びないまま抜け落ちてしまうのです。

    脱毛因子の働きで、毛髪が成長しきらず抜け落ちてしまう

    毛髪の成長にはヘアサイクルと呼ばれる一定の周期があります。

    正常なヘアサイクルはだいたい男性が3〜5年、女性は4~6年で、「成長期」→「退行期」→「休止期」という過程を繰り返しています。そのうち毛母細胞が分裂し髪が伸びる成長期が大半を占めます。毛髪の太さや長さは、このヘアサイクルのうち、「成長期」の長さによって決まるといってよいでしょう。

    ところが脱毛因子「TGF-β」がたくさんつくられると、成長期が短くなってしまいます。そのため毛髪が十分に成長しないまま休止期を迎えることになり、抜け落ちてしまうのです。

    余談ですが、男性ホルモンは部位によって働き方が違い、頭部では髪の毛を薄くするほうに関係しますが、体毛やヒゲは逆に、濃くするほうに働きかけることがわかっています。薄毛の人にとっては「逆だったらいいのに!」と恨めしく思うかもしれません。

    AGAのなりやすさは「母方」の家系でわかる

    AGA には遺伝が関係していることははっきりしています。それでは、どのように遺伝するのでしょうか。

    脱毛因子のつくられやすさは母方の家系から遺伝しやすい

    遺伝により、身内にAGA の人が多ければ、AGAになる可能性は高いとされています。

    AGAの診断を受けたことがなくても、男性に多い頭頂部や生え際が薄毛の人が多ければ、その遺伝的形質は受け継いでいると考えてよいでしょう。

    AGA発症の引き金となるのは、脱毛因子「TGF-β」の増加です。そしてこれは毛母細胞内のホルモンレセプターが男性ホルモンのDHTをキャッチすることで増産スイッチが入ります。

    つまり、いかにホルモンレセプターの感受性が強いかで、AGA発症のしやすさが決まってくるのです。

    この感受性の強さは、母方の家系に薄毛の方がいると遺伝する要因になりえます。祖父やおじなど、母方の男性の親戚に薄毛の人がいると、自分もハゲる可能性が高いということです。

    遺伝しても、症状の出方には個人差がある

    ただ、AGAがいつから始まるかまでは遺伝で決まるわけではありません。例えば父親が50歳を過ぎてから薄くなり始めたとして、子どもも同じ年齢からそうなるとは限らないということです。30歳代でかなり薄くなってしまう可能性もあれば、60歳を過ぎて徐々に始まるケースも考えられるといったように個人差があります。

    身内が皆若いうちから薄毛だった家系では、若くしてAGAを発症する可能性は高いのですが、一概にはいえません。

    なぜ「母方」なのかをもう少し詳しく! ―母方から遺伝する仕組み

    それではなぜ、AGAは母方から遺伝しやすいのでしょうか。

    薄毛の遺伝子情報はX染色体がもっている

    細胞の中にある染色体は、遺伝子情報の設計図のようなもので、親から子へ受け継がれます。染色体にはXとYがあり、このうちX染色体が薄毛の遺伝子情報をもっていることがわかっています。

    男性は、母親のX染色体と父親のY染色体を受け継ぎます。なお、女性は母親のX染色体と父親のX染色体を受け継ぎます。男性は「XY」、女性は「XX」という組み合わせを持っているということです。

    男性のX染色体は母から受け継ぐ

    男性のX染色体は母方ですから、母方に薄毛の男性がいればその遺伝子を引き継ぐ確率が高いといえます。母親は、その父親のX染色体を必ず受け継ぐからです。

    具体的には、母方の祖父が薄毛の場合で75%、母方の祖父と曽祖父ともに薄毛の場合で約90%と言われています。

    父親がハゲている場合は? 身内に薄毛がいなくてもハゲる?

    それでは、母方に薄毛の男性がいなければ、ハゲることはないのでしょうか?

    父親が薄毛だと、そうでない人に比べ薄毛になる可能性は高い

    父親が薄毛だけれども、母方には薄毛の人がいないため、自分には遺伝しないと考えるのは誤りです。AGA発症の大きなカギとなる男性ホルモンレセプターに関しては、母方から遺伝しやすいことがわかっていますが、ほかのハゲやすい素因を、父親から受けつぐ可能性があるからです。

    例えば男性ホルモンをDHTに変換する酵素「5αリダクターゼⅡ型」の活性は、父からも母からも受け継ぐ可能性があります。よって、父親が薄毛の人は、そうでない人に比べて薄毛になる可能性は高いといえるでしょう。

    遺伝が関係しない薄毛要因もある

    男性の薄毛は遺伝の影響を強く受けるAGAが多くを占めるものの、100%ではありません。ストレスや冷え、睡眠不足、タバコなどの生活習慣が影響し、血行が悪くなるなどで毛髪への栄養が行き届きにくくなり脱毛することもあります。身内に薄毛の人がいてもAGAにならないケースもありますし、逆に身内の誰もハゲていなくても、自分だけが薄毛だという人もいるのです。

    遺伝が強いと薬が効きにくいってホント?

    身内に薄毛の人が多いと、自分は遺伝が強いから薄毛になったとき治療しにくいのでは、と考えることはありませんか? その疑問にお答えします。

    薬が効きにくい体質はあるが、治療内容は変わらない

    AGA治療に限らず、薬が効きやすいか、効きにくいかは親から受け継ぐ「体質」の一つともいえます。したがって遺伝的な要因で、薬の効きやすさが変わることはあると思います。

    しかし、AGA治療では薬が効きにくい体質であったとしても基本的に治療内容は変わりません。薬の量や種類は体質で決めるのではなく、あくまで実際の経過をみて、効果が出にくければ量や種類を増やすなどの対応をするのが現実的です。

    症状をみながら効果的な治療法を提案

    なお、身内に薄毛の人が多いからといって、薬の効果が出にくいということはありません。当院でも、通常の標準的な治療で効果が出ています。ただ、遺伝的に薬が効きづらいという人もなかにはいらっしゃるとは思いますので、経過をみながら、必要に応じてより効果が見込める治療方針をご提案させていただきます。

    まとめ

    AGAの引き金となる脱毛因子は母方のX染色体にその遺伝子情報があるので、母方にAGAが多いと遺伝する可能性が高いといえます。しかし脱毛因子以外にも薄毛になりやすい体質は存在するので、父親が薄毛の場合や、身内に薄毛の人がいなくても薄毛になる可能性もあります。

    お電話でのご相談 TEL:03-5925-8241

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  • AGA治療の適正費用は?クリニックによって料金と治療の流れは変わる?

    AGA治療の適正費用は?クリニックによって料金と治療の流れは変わる?

    AGAの治療を受けようと思ったとき、まず気になるのが費用ではないでしょうか?

    AGA治療は今のところ自由診療であり、料金設定はクリニックごとに行われています。外からは見えにくい治療内容と費用との関係や、おおよその相場についてお話しします。

     

    AGAの治療方法

    AGAの治療においては、基本的に薬物を使った療法を行います。

    内服薬には発毛促進と抜け毛予防目的のものがある

    AGA治療は、発毛を促進させ、脱け毛を抑える内服薬と外用剤が中心です。症状や重症度に応じて医師が量や組み合わせを決定し、処方します。

    <内服薬>
    ●毛を生やす(発毛促進)
    ・ミノキシジル:血流促進、発毛作用
    ●抜け毛を防ぐ(脱毛抑制)
    ・フィナステリド(商品名:プロペシア)
    脱毛予防。おもに5αリダクターゼII型を阻害し、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑える
    または
    ・デュタステリド(商品名:ザガーロ)
    脱毛予防。作用メカニズムはフィナステリドと同等で、DHTの生成抑制に働く。
    おもにフィナステリドが効きにくい場合に検討。
    ●毛髪の栄養剤
    ・サプリメント
    亜鉛、L-リジン、L-アルギニンなどの、毛髪に必要な栄養分。
    薬の効果が出始めると一気に発毛するので、栄養補給し成長をサポート。

    外用薬や注射剤は発毛をより促進させたい場合に用いる

    体の内側からだけでなく外用薬や注射剤も投与することで、より強力な発毛効果が期待できます。

    <リキッド外用>
    ●発毛促進
    ・ミノキシジル、アデノシン、プロシアニジンB2、プロキャピルなど

    ミノキシジル外用薬には市販薬もありますが、クリニックの処方薬の方が高濃度なので、そのぶん強力な発毛効果が期待できます。

    なお、内服薬や外用薬で思うような発毛効果が出ない人や、進行したAGAで最初から強力に発毛を促進したい人は、注射(メソセラピー)が検討される場合もあります。

    <注射(メソセラピー)>
    ●発毛促進
    ・ミノキシジル+毛髪の成長因子:頭皮下の組織に注入し、毛髪をつくる毛母細胞のもとになる幹細胞の活性化と、それによる毛母細胞の細胞増殖(発毛)を導く。

    メソセラピーについて詳しく知りたい人は、あわせてこちら(https://www.bea-agaclinic.jp/mesotherapy-hair-growth/)のコラムもお読みください。

    クリニックによって治療費に差が出るのはなぜ?

    AGA治療においては以上のような薬剤を使用しますが、医院を探す皆さんは、クリニックによって料金が違うのに疑問をもったかもしれません。 治療費に差が出る理由を解説します。

    薬にかかるコストがクリニックによって違う

    AGA治療は前で述べた投薬が中心になりますので、治療費の内訳はそのほとんどが薬代になります。その薬は、クリニックごとに流通ルートをもち、製薬企業と契約してパッケージング(包装)し、仕入れています。

    そのプロセスで発生するコストもクリニックによって若干の差があります。それが薬代に反映されることで、最終的に治療費の差異となって現れやすいということです。

    同じ品質であれば、こうした流通などにかかる中間コストはできるだけ安いほうが、治療費も抑えられます。当院では、品質のよいものをできるだけ安く患者さんに提供できるよう努力をしています。

    広告費や人件費、土地代などが上乗せされる場合も

    また、もし治療費に広告費やスタッフの人件費、クリニックの土地代が上乗せされていれば、価格が高くなることはありうるでしょう。

    AGA治療は自由診療なので、各クリニックが自由に治療費を設定することができます。とはいえ、高すぎれば患者さんが来ないでしょうし、安すぎても経営が圧迫されます。常識とかけ離れた値段をつけるのは非現実的です。

    ただ、多少の経費等が上乗せされることはありえます。例えばA院のほうがB院よりも治療費が高かったとしたら、A院には広告費やスタッフの人件費、土地代や賃料などが上乗せされている可能性があることも考えられます。

    カウンセラーの比重がクリニックによって違う

    AGAクリニックでは医師とは別にカウンセラーと呼ばれる、治療内容や費用の説明、相談業務を行うスタッフがいますが、その裁量や医師との連携の仕方もクリニックによって若干の違いがあります。なかには治療説明のほとんどをカウンセラーが行うところもあるようですが、当院では医師が責任をもって治療方針や治療内容の説明を行い、その後カウンセラーが費用面などの補足説明を行っています。

    また、私がすべての患者さんの診療を行っていますので、担当医が頻繁に変わるということもありません。

    オプション検査がセットになっていると高くなる?

    以上のような理由でクリニックによる料金差が生まれるということ以外に、オプションの検査で価格が上がるパターンもあります。

    遺伝子検査は治療に必須ではない

    クリニックによっては、遺伝子検査などの各種検査がセットになった治療プランを提示するところもあるようです。ハゲやすい体質や、AGA以外の病気リスク、薬の効きやすさなどがわかるというものですが、私の考えとしては、こうした検査は治療に必須ではありません。

    その理由は、遺伝子検査を受けても、その結果次第でAGAの治療方針が変わる可能性は低いからです。

    患者さんが興味をもち、希望するのであれば受けることは否定しませんが、AGAの治療には直接関係はないので、そのために高い検査費用を払う必要はありません。それよりも早くAGAの治療をスタートさせるほうが患者さんのメリットは大きい、というのが私の考え方です。

    投薬治療前後の血液検査は必須

    投薬治療では治療前後に各1回、必ず血液検査を行います。治療に前に行う検査は、薬が肝臓などの内臓への負担にならないかをチェックするため、治療後の血液検査は薬剤の影響を確認するために行います。いずれも安全に治療を続けるために必要な検査です。

    当院では、治療方針に影響しない検査をすすめることはありませんし、治療の一環だからといってこうした検査を投薬治療とセットで行うことはありません。

    AGA治療の費用相場は?

    では、AGA治療の適正価格を判断するため、「相場」の価格はどれくらいだと思っていればよいのでしょうか。

    目的や重症度によって相場は変わる

    AGAクリニックで治療を行う場合、治療費には薬代のほかに診察や診断代、また初回および必要に応じ肝機能等を確認する血液検査を行いますので、その際は検査代も必要となります。

    治療費用の相場は、抜け毛を予防し現状維持が目的か、発毛促進が目的かによっても変わってきます。前者ではおおむね月3,000円前後、後者では重症度に応じて1万数千円~3万円前後が多くのクリニックでの価格設定となっているようです。

    診察費、検査費ゼロのところも

    クリニックによっては、薄毛で悩んでいる人が受診しやすいよう、診察費や検査費を低く抑えたり、無料にしていたりするところもあります。当院も初診、再診、AGA治療を始めるにあたっての血液検査費用はいただいておりません。

    当院の費用概算
    薬代:11,000円/月~(税込)
    診察代 : 0円(初診料、診断料、再診料)
    検査代:AGA治療の場合0円
    詳細はこちら▼https://www.bea-agaclinic.jp/price/▼をご覧ください。

    まとめ

    AGA治療は、脱毛を抑え、発毛を促進する内服薬と外用剤が中心なので、治療費の中でも薬剤費が大きなウエイトを占めます。薬代には流通コストのほか、クリニックによっては広告費や人件費などが上乗せされているケースも考えられます。また直接治療に影響しないオプション検査などがセットになっていると高額になる場合もあります。

    お電話でのご相談 TEL:03-5925-8241

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    https://www.bea-agaclinic.jp/agatreatment-regret/

     

  • 薄毛・脱毛症を改善・予防する方法!ヘアサイクルや発毛に関して知ろう!

    薄毛・脱毛症を改善・予防する方法!ヘアサイクルや発毛に関して知ろう!

    薄毛・脱毛症を改善・予防する方法!ヘアサイクルや発毛に関して知ろう!

    薄毛や脱毛の原因と言うと、不規則な生活、食生活の乱れ、血行不良、ストレスなどが挙げられます。抜け毛のある病気は幾つかありますが、髪の悩みは男女共に抱える問題の一つです。ここでは髪の毛のヘアサイクルや発毛に関して、男女で悩みの多い脱毛症と関連してお伝えしていきます。

    そもそも育毛に良くない環境とは?

    睡眠不足

    育毛にとって睡眠と言うのは、最も髪の成長に大事な要素の一つです。髪を育てる為には、成長ホルモンが分泌されるのですが、最もその分泌が多いのが睡眠を取っている間だからです。成長ホルモンは、細胞増殖や代謝促進などを行い、体の育成やメンテナンスを行う物質です。特に、成長ホルモンの分泌が多く出る時間が、入眠してから2時間経過した後に訪れるノンレム睡眠時です。この睡眠が非常に重要で十分な睡眠時間確保は髪の成長には必要不可欠と言えます。なので、日頃から睡眠不足の状態は良く無いので、しっかり睡眠を取ることが大切です。

    運動不足

    育毛にとって適度な有酸素運動は、血行改善になり自律神経やホルモンを整えることに繫がるので効果的です。有酸素運動の継続は、無酸素運動と比較しても白髪や脱毛リスクを抑制できます。また、有酸素運動は毛乳頭細胞や毛母細胞に届ける毛細血管を増やす働きもあり、また、発汗で脱毛の原因であるDHTの排出も期待されています。なので、質の良い睡眠を取る為にも、有酸素運動をここらが蹴ることが大切です。

    食習慣の乱れ

    食生活の乱れは、育毛に必要な栄養が不足するので改善していくことが大切です。髪の毛の主成分であるタンパク質は育毛に欠かせない栄養で、ンパク質の一種であるコラーゲンも髪の毛を太くします。また、タンパク質と合せて亜鉛やビタミンの摂取も大事です。血行促進作用、細胞分裂の正常化、血管や頭皮を丈夫にするなど、食生活と言うのは、髪の成長に大きく影響します。なので、日頃からバランスの良い食事を心がけることが大切です。
    日常生活のストレス
    日常生活で過度のストレスが生じると、体にとって悪影響を及ぼします。ストレスは、筋肉収縮で血行不良になったり、自律神経の働きが鈍ったり、栄養が十分に行き届かなくなったり、それらが原因で抜け毛や薄毛が進行します。また、過度なストレスによって、食欲不振、内臓機能低下、不眠症など健康に害を及ぼす為、ストレスを溜めすぎないことも大切で、運動は大変ストレス発散に有効です。

    喫煙・ダイエット・飲酒

    喫煙は、タバコのニコチンが血管収縮させて血行不良に作用する為、白髪や薄毛になるリスクが高まると言われています。なので、喫煙者は禁煙行うことで白髪・薄毛の改善効果を生み出すことができます。また、偏食や絶食などの過度のダイエットを行うと、髪の毛に十分な栄養が行き届かなくなるので、過度なダイエットは育毛の妨げになってしまいます。さらに、飲酒はアルコール摂取やタバコに含まれるアセトアルデヒドが肝臓に大きな負担をかけてしまいます。なので、喫煙・ダイエット・飲酒と言うのは、育毛にとって良く無い環境と言えます。

    間違ったヘアケア

    間違ったヘアケアを行っていると、薄毛のリスクを高めます。その代表的なものとして
    挙げられるのがシャンプーです。シャンプーは毎日使用する物なので、ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Naなど頭皮に害のある成分配合のシャンプーは避け、頭皮に優しく低刺激なアミノ酸系シャンプーがお勧めです。尚、将来の薄毛リスクに備えて、ヘアケアで予防することにも有効的に働きます。なので、シャンプー選びも育毛にとっては大切なポイントになります。

    髪の毛のヘアサイクルとは?

    髪の毛の約80%~90%が成長期

    髪の毛と言うのは、独自のサイクルで生え替わっており、健康な髪は約3年~6年の間に成長期→退行期→休止期を経て脱毛します。そして、約2~3ヶ月程度の休止期間を経て、また新たな髪の毛が生えてくると言うヘアサイクルを繰り返します。成長期には、細胞分裂が活発に行われ新しい髪の毛が太く長く伸びる期間になり、健康な髪の場合、約3年~6年間この期間は続いていき、期間の中でさらに3段階に分けることができます。先ず、成長期1は、髪が生まれる初めての段階で、古い髪から新しい髪へと毛母細胞分裂が始まり、新しい髪を作っています。次に、成長期2は、新しい髪が成長して古い髪を押し出する段階です。この頃の髪の毛は簡単に抜け出るようになり、シャンプーやブラッシングを行った際に抜けるのは大体この時期です。最後に、成長期3は、新しい髪が長く太く成長する時期になります。このように、成長期には毛母細胞が活発に行われ、男性で約3年~5年、女性で約4年~6年かけて髪は育っていきます。髪の毛の約80%~90%が成長期段階にあり、この成長期が短くなる症状が脱毛症へと繫がっていきます。

    髪の毛の約1%程度が退行期になる

    退行期になると、毛母細胞が寿命を迎えて髪が成長しなくなる段階のことです。毛母細胞から髪の毛が離れ、完全に成長が止まるまでに約2週間~3週間程度かかります。髪の毛の約1%程度がこの退行期にあたると言われています。

    髪の毛の約10%~20%が休止期になる

    毛母細胞で細胞分裂が停止すると、休止期になり脱毛が始まります。2ヶ月~3ヶ月間この状態が続き、新しい髪の毛を作る準備が行われます。休止期は髪の毛の約10%~20%を占めます。

    ヘアサイクルの乱れは薄毛の原因へ繫がる

    正常なヘアサイクルであれば、髪の毛の成長期は約4年〜6年です。しかし、常にヘアサイクルは一定期間続くと言う訳ではありません。ヘアサイクルが乱れてくると、髪の毛の成長期が短くなり、本来ならば太く長く成長する毛が、細く短い毛にしか成長できず、やがて髪の毛が抜け落ちて脱毛症になります。細く短い髪の毛が多くなると、髪の毛の本数は同であっても全体的な密度は薄くなりますよね。また、成長期が短くなれば1回のヘアサイクルが短くなるので毛根の寿命も早々に尽きて、髪の毛が生えて来なくなってしまう可能性もあるのです。このように、ヘアサイクルの乱れはと言うのは、薄毛や抜け毛の大きな原因になりうる要因になっています。

    男女で生じる脱毛症とは?

    AGA(男性型脱毛症)とは

    AGAと言うのは、正式名称はAndrogenetic Alopeciaと言い、日本語で男性型脱毛症と言われています。AGAは成人男性にみられる脱毛症で、薄毛症状に悩む男性は殆どがこのAGAとなっています。AGAは、男性ホルモンに原因があり、進行性疾患になります。主に、額の生え際や頭頂部のつむじから少しずつ薄毛が進行します。また、AGAは遺伝や生活習慣などの要因も関わっていると言われており、AGAを発症した場合には何らかの治療を施すことで、薄毛の進行を食い止めることが可能となっています。なので、薄毛の症状が見受けられるようになったら、早い段階での医師の診察を受けることが推奨されています。

    FAGA(女性男性型脱毛症)とは

    FAGAと言うのは、正式名称はFemale Androgenetic Alopeciaと言い、日本では女性の男性型脱毛症と言われています。髪を成長させる役割を持つのが女性ホルモンですが、加齢などの原因で女性ホルモンの分泌量が減ると、男性ホルモンが優位になって、薄毛や抜け毛に繫がり、これがFAGAの原因となっています。

    AGA・FAGAを引き起こす原因とは

    ホルモン分泌の影響

    上記でも述べたように、脱毛症の原因にはホルモン分泌が男女共に深く関係しています。男性ホルモンとは、主に睾丸から分泌されるホルモンで、テストステロンと言われています。このテストステロンが、血液を通して体中を巡り頭皮に存在する5αリダクターゼという酵素と結びつくことで、より強力な男性ホルモンであるDHTに変化します。これが毛乳頭にある男性ホルモンレセプターと結合して脱毛因子「TGF-β」を増やし、毛乳頭や毛母細胞へ髪が抜けるよう指令を出します。

    遺伝の影響

    脱毛症と遺伝の因果関係については、明確に解明されている訳ではありませんが、密接に関係していると言われています。特に、男性は遺伝によって5αリダクターゼを多く生産する体質であったり、感受性の高い男性ホルモンレセプターを受け継いでいたりする場合には、脱毛症のリスクが高いことがわかっています。

    生活習慣の影響

    脱毛症の原因には、先天的要素の他にも生活習慣と言う後天的要素もあります。後天的要素の場合には、脱毛症の進行を早めると言われており、偏った食生活や過度なダイエットによって髪を作る為に必要な栄養が不足し、運動不足、睡眠不足、睡眠不足、生活のストレスなど、自律神経やホルモンバランスを乱す原因になり、そこから脱毛症に繫がっていきます。また、喫煙や飲酒も血流不良の原因になるので、髪に栄養が行き渡りにくくなったり、タンパク質を合成する肝臓に負担をかけたりします。これらの要因がきっかけとなって、脱毛症を発症したり、薄毛の症状を悪化させたりすることに繋がります。

    ヘアサイクルの乱れには早期予防が大切

    男女共に起こる脱毛症と言うのは、何らかの原因で髪の毛のヘアサイクルが乱れていくことから引き起こるものと考えられています。髪の毛にも個人差はありますが、髪の毛の平均本数は約10万本と言われており、1日に約50本~100本程度の髪の毛が抜け落ちています。そして、新たに生えてくる髪の毛もその位の本数なので、このバランスが維持できている場合は髪の毛の減少はありません。しかし、ヘアサイクルの成長期の期間が短い場合、徐々に毛の本数が減っていき薄毛になっていきます。なので、このような症状が見受けられるようになったら、ヘアサイクルの正常化の早期予防が大切で、予防をすることによって抜け毛を食い止めていくことができます。

    AGA・FAGAの治療法とは?

    ミノキシジル

    ミノキシジルと言うのは、本来、血管拡張剤として開発された成分になりますが、髪を育成して脱毛症を回復させる効果も発見され、世界初の認可された脱毛症治療薬です。世界中で使用されている育毛剤に配合されている成分で、ミノキシジルは男女の脱毛症に効果を発揮してくれます。主に、発毛促進効果として3つのことが挙げられます。先ず1つ目は、血管拡張によって血流改善効果があります。その血管拡張作用で、毛根や収縮血管の再生を促すことができ、毛乳頭細胞や毛母細胞へしっかり栄養素や酸素を行き渡らせることができます。なので、AGA・FAGAで弱った髪に効果的であるのはもちろん、円形脱毛症をはじめ他の殆どの脱毛症に対しても効果を期待することができます。次に2つ目は、発毛シグナルの産出効果です。ミノキシジルには、育毛や発毛を促進する発毛シグナルの産出を促す効果があり、毛母細胞分裂を促すことができます。最後3つ目は、毛母細胞の死滅抑制効果です。ミノキシジルには、毛母細胞の死滅抑制効果によって髪の毛が成長期から退行期へ移行してしまうことを抑制できるので、脱毛予防や発毛促進の効果を発揮します。このように、ミノキシジルはこれら3つの作用の働きによって、発毛や育毛を促していくことができ、内服・外服があります。

    内服薬

    脱毛症と言うのは、遺伝や生活習慣などの要因で引き起こされますが、育毛に悪影響を及ぼすホルモン生成が主な原因とされています。このホルモン生成によって毛母細胞機能を弱らせ、薄毛や脱毛を進行させてしまいます。なので、内服薬を服用することによって、髪の毛の脱毛予防をしていけるのが、内服薬の主な効果と言えます。内服薬には、血流促進効果によって毛母細胞への栄養をしっかり届けていくので、その結果、発毛力を高めていくことができます。毛根は、毛母細胞と毛乳頭細胞から成っていますが、この2つの細胞活動が髪の毛の成長に大きな影響を与えています。また、内服薬を服用することで脱毛指令抑制にも効果を発揮するので、抜け毛を減らしていくことがきます。男性であればフィナステリド、或いは、デュタステリド、女性であればスピロノラクトンの内服薬があります。しかし、ミノキシジルのような発毛を促す効果は期待できません。あくまでも薄毛の予防対策に効果を発揮するものになります。

    メソセラピー

    メソセラピーと言うのは、育毛効果が出るまでの期間が早いと言うのが特徴に挙げられます。内服薬の治療だけでは、どうしても育毛効果が出るまでに早くても1年はかかます。また、自分で満足できる十分な発毛を実感できるまでには約5年程度時間がかかります。しかし、メソセラピーの場合は、3回~4回位治療を行うと明らかに育毛効果を実感することができるまでになります。なので、例えば、メソセラピーを月に一回のペースで行うと、早い場合には3ヶ月、遅くても半年で効果を実感できます。このように、早いスピードで育毛を実現している理由には、成長因子の発毛細胞に直接働きかけることができる、頭皮に直接アプローチする、こうして様々な場所に直接働きかけるのでスピード感のある効果を実現していると言えます。また、メソセラピーは内服薬と併用することによって、さらに育毛効果が高まります。内服薬は、副作用の心配や効き目に関しても、実感できるまでに時間を要しますが、育毛効果が無い訳ではありません。しかし、内服薬治療の欠点をカバーして補うことができるのがメソセラピーになります。

    低出力レーザー

    低出力レーザーと言うのは、低出力のレーザーを放出することによって、頭皮の血行促進効果があり、発毛を促していくことができます。主な効果は、頭皮の血行促進作用と毛母細胞活性化です。低出力レーザーのこの2つの効果によって、頭皮の活動が活発になるように導きます。さらに具体的に言うと、細胞分裂促進、抗酸化防御、細胞活性化、毛包幹細胞や毛包上皮細胞の活性化、炎症性のサイトカイン減少、抗炎症サイトカインの増加が効果に挙げられます。頭皮の奥深くまで低出力レーザーが到達するので、発毛増殖因子分泌の刺激で血流促進されます。しかし、レーザーを髪や頭皮に当てて危険はないのか心配になる方もいるかと思いますが、育毛で使用される低出力レーザーは、その名の通り低出力なので悪影響はなく安全に治療することができます。また、低出力レーザーは副作用の危険が無いので、男女共に脱毛症の治療薬が体質に合わなかった方でも、安全に使うことができる治療になります。

    育毛や発毛はヘアサイクルを改善していくもの!

    育毛や発毛と言うのは、髪のヘアサイクルを正常化に導き、自ら生えて健康的に髪が育っていくことをサポートする治療です。育毛は生えた髪を丈夫に育てることを指し、発毛は新たに髪が生えるようにする方法です。薄毛や抜け毛では、髪が生えてから抜けるまでのヘアサイクルが乱れることが大きな原因で頭皮環境が挙げられます。髪が生えたとしても丈夫に育っていなければ、薄毛や抜け毛の改善には繫がっていきません。なので、原因に適したケアや治療を行い、丈夫な髪が育つ頭皮環境を整えていくのが育毛や発毛になります。育毛や発毛を行うメリットは、何と言ってもそのナチュラルさにあります。それに、頭皮環境を改善していくのでヘアサイクルが正常になっていくことから、頭皮負担も軽くなりとても健康的な頭皮になっていきます。直ぐに髪の毛の変化を実感することが難しく、頭皮環境を整えながら自然に髪が生えてくるのを待つので、効果を実感できるまでにはある程度の時間は必要です。しかし、根気強く育毛や発毛ケアに取り組んでいくことで、育毛や発毛を実感していくことができます。

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  • AGA(エージーエー)とは?【男性型脱毛症】

    AGA(エージーエー)とは?【男性型脱毛症】

    AGA(エージーエー)とは?【男性型脱毛症】

    AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱⽑症」のことです。成人男性によくみられ、徐々に頭頂部や額の⽣え際の髪の⽑が薄くなっていくことが特徴の進行性の脱毛症になります。 AGA(エージーエー)では⽑髪を作り出す「⽑包(もうほう)」が⼗分に成⻑せず髪の⽑が太く⻑く育たないうちに抜け落ちてしまい、徐々に髪の毛が細く短くなり、薄毛が進行します。しかし、細くなった毛は無くなるわけではなくごく細いうぶ⽑として残っています。⽑包が存在するかぎりは薄毛治療により髪の⽑は再び太く⻑く育てることが可能です。諦めずに治療する事をお勧めしています。

     

    AGA(男性型脱毛症)の原因は?

    酵素(5α-リダクターゼ還元酵素)と男性ホルモンであるテストステロンが結合する事でジヒドロテストステロン(DHT)が発生します。このDHTが主な薄毛の原因と考えられています。 髪の毛にはヘアサイクルがあり、毛が太く長くなる成長期、細胞分裂が衰える退行期、毛が抜け落ちる休止期を繰り返しています。AGAは毛が太く長くなるための成長期が DHTにより短くなるため硬毛(太く長い毛)に成長する前に毛が抜け落ちてしまいます。そのため産毛のような軟毛(細く短い毛)が生えている状態となり薄毛(AGA)になります。

    AGAはどのように進行するの?つむじの薄毛、M字の薄毛等

    AGAは思春期以降に徐々に頭頂部や額の⽣え際の髪の⽑が薄くなっていくことが特徴の疾患になります。人によってAGAの進行パターンは異なります。薄毛が進行するパターンは大きく三つに分類され

    ①頭頂部から薄くなる人(O方の薄毛、つむじの薄毛)

    ②前頭部全体が薄くなる人(U字型の薄毛、額の後退)

    ③額の生え際から薄くなる人(剃り込み部分の薄毛、M字型の薄毛)、となります。

    また、3つの分類の複合型の薄毛もあります。
    いずれの場合も進行性の脱毛疾患となります。早期治療により早く症状を回復することができます。

    AGAは治療できる?

    AGAは治療可能です。

    そのためには医学的な効果のある「治療」が必要となります。サロンやエステ等のトリートメントの施術、生活習慣の改善等ではしっかりとした発毛効果を得ることは難しいです。この場合の医学的な効果のある治療とは薬剤(フィナステリドやミノキシジル等)を用いた治療となります。

    AGA治療をしたら本当に髪が生える?

    適切な治療を施せば高確率で毛髪を生やすことができます。また、副作用の可能性もあるので安全に治療をするために医師による管理が必要となります。

    ※ただし、外傷、ケガ等により毛包が失われている場合は薬剤の治療では髪を生やすことはできません。

    AGAは多くの人が抱える悩み

    AGA(男性型脱毛症)、薄毛は現代人の多くの方が抱えている一般的なお悩みです。日本人の3人に1人がAGAと言われています。見た目のお悩みなのでQOL(生活の質)にも大きく関わってきます。クリニックで専門家に診察を受けることで悩みから解放される方が多くいらっしゃいます。現在、薄毛治療に関しては薬剤を用いた発毛治療が最も治療効果を上げることが出来ます。お一人で悩まれずに是非専門家にご相談ください。適切な方針をご提案させて頂きます。ご相談の際は当院の無料カウンセリングをご利用ください。

     

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  • 発毛の仕組み、発毛メソセラピーについて【AGA治療】

    発毛の仕組み、発毛メソセラピーについて【AGA治療】

    発毛の仕組み、発毛メソセラピーについて【AGA治療】

    発毛治療の一つであるベアAGAクリニックの発毛メソセラピーは毛の幹細胞の分裂、成長期移行シグナル、成長因子等の組織レベルでの発毛に着目した治療です。
    AGA(男性型脱毛症)FAGA(女性の脱毛症)の方にご利用いただけます。
    発毛の効果、仕組みを追求するベアだからできる最先端の治療です。
    男女共にご利用いただける発毛治療となっております。
    発毛治療の効果を追求したい、しっかりと発毛させたい方におすすめしています。

    発毛メソセラピーとは

    発毛メソセラピーとは【成長期移行シグナル】や各種【成長因子(増殖シグナル)】の頭皮への注射による発毛治療です。
    成長期移行シグナル、成長因子は幹細胞が分化してできた毛母細胞の細胞増殖(発毛)を導き、毛髪の成⻑期を誘導・維持するため、発⽑効果が得られます。

    幹細胞とは

    幹細胞とは必要な時にはいつでも分裂できる無限の増殖能力を持つ細胞です。
    幹細胞が分裂して毛母細胞になり、分裂を続けて髪の毛になります。
    髪の毛の幹細胞はバルジ領域という場所に存在しています。

    髪の毛の発毛、成長には幹細胞が関係している

    人の髪の毛は生涯に10〜20回程度生え変わります。
    髪が生えるのは当たり前のように感じるかもしれませんが、なくなってしまった髪が再生するのはよく考えればすごいことですよね。例えば手指などは再生が難しいと思います。
    抜け落ちてしまった髪の毛が再び再生できるのは毛包に増殖能力のある幹細胞が存在しているからです。
    余談ですがレーザー脱毛などはこのバルジ領域の幹細胞を破壊することにより毛を生えないようにしています。

    発毛の仕組み、毛周期(ヘアサイクル)と幹細胞の関係

    ヘアサイクル

    髪が生えるサイクルのことを毛周期(ヘアサイクル)といいます。
    毛周期は毛が生える「成長期」、毛の成長が止まり毛が抜ける「退行期」「休止期」があります。成長期と退行期、休止期を繰り返すことにより毛の成長、毛の脱落、そして再び発毛、毛の成長、、、というように繰り返し発毛と脱落が起きます。
    このように毛周期の休止期から成長期へ移行することにより発毛が起きます。
    逆にAGA、FAGAではこのヘアサイクルの成長期が短くなることにより脱毛がおきています。

    成長期(毛が生える)

    退行期、休止期(毛が抜ける)

    成長期(再び毛が生える)

    発毛の仕組み、幹細胞の成長期への移行メカニズム

    休止期から成長期への移行メカニズムとしてバルジ領域にある毛包幹細胞と【成長期移行シグナル】が関係しています。
    発毛は毛包のバルジ領域に存在する毛包幹細胞が分裂することにより始まります。
    休止期の幹細胞は毛乳頭から【成長期移行シグナル】を受け成長期に移行し毛母細胞を作ります。
    この毛母細胞に【成長因子(増殖シグナル)】が加わることにより高い増殖能力を発揮し毛が生えてきます。
    メソセラピーではこの【成長期移行シグナル】【成長因子(増殖シグナル)】を注射することにより発毛効果が得られるのです。

    休止期幹細胞

    【成長期移行シグナル】を受け成長期を誘導、毛母細胞へ

    【成長因子(増殖シグナル)】を受け細胞分裂し発毛

    治療説明

    • AGA、FAGAの患者様にご使用いただけます。
    • 月に1回からの頭皮への注射となります。(ご希望によって月2回まで可能です)
    • 続けていただくと発毛効果を実感しやすいです。
    • 薄毛の範囲が狭い方には2cc、広い方には4ccの注射をお勧めしています。(ご希望により6ccまで増量可能)
    • 発毛メソセラピーは単体での使用も効果はありますが、フィナステリドやミノキシジル等のベースとなる発毛治療と組み合わせることで、より効果を発揮します。
    • しっかりと治療効果を出したい方におすすめしている治療です。

    副作用・リスク

    頭痛、感染や皮下出血の可能性、薬剤へのアレルギー反応等が出る可能性があります。
    アルコール摂取や運動、シャワーや散髪等は施術翌日以降可能となります。

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