「30代を過ぎてから抜け毛が増えた気がする」
「30代の抜け毛を対策するには、何をすればいいんだろう?」
30歳を境に、抜け毛が気になるようになったという女性は多いようです。
仕事に邁進する方や子育てに励む方など、状況は違えど30代は多くの責任やプレッシャーを感じやすい年代ですので、ストレスから抜け毛が増えることも多いです。また抜け毛の原因は多岐にわたり、ホルモンの変化や日々の生活習慣も関係しています。
ここでは、30代女性の抜け毛の原因と対策をわかりやすく解説します。
最後まで読むことで、今日から実施すべき抜け毛対策がわかります。
目次
30代女性の抜け毛のサイン
まずは30代女性の抜け毛のサインを確認していきましょう。
抜け毛の平均的な本数は1日に50〜100本ほどといわれていますが、以下に当てはまる方は平均本数を上回っている可能性が高いです。
- シャンプー時やブラッシング時の抜け毛が増えた
- 気づけば床にたくさんの髪の毛が落ちている
- 分け目やつむじが薄くなってきた
- おでこが後退してきた
- フケやニオイが気になる
- 頭皮にかゆみや赤みがある
- 頭皮が硬くなってきた
上記に心当たりのある方は、この後紹介する抜け毛対策を試してみてください。
30代女性の抜け毛の原因9つ
30代女性の抜け毛には主に次のような原因があります。
- ストレスの蓄積
- 過度なダイエット
- 出産
- 睡眠不足
- ヘアカラーやパーマの繰り返し
- 頭皮に負担がかかる髪型
- 紫外線
- 飲酒
- 喫煙
順番にチェックしていきましょう。
①ストレスの蓄積
30代は仕事で重要なポストに就く女性も増えてきて、責任やプレッシャーを感じやすい年代です。育児をされている方は、子育ての悩みやママ友付き合いなどで疲弊しがち。
そんな激動の30代は心身ともにストレスがかかり、抜け毛が増えやすくなります。ストレスが蓄積するとホルモンバランスの乱れをまねくからです。
ホルモンバランスが乱れると、髪の成長促進に必要な「エストロゲン」が減少する恐れがあります。
エストロゲンが減少すると髪の毛が成長しにくく抜けやすい状態になるのです。
②過度なダイエット
代謝低下や体型の変化も気になり始めるのが30代。焦ってダイエットを始める女性も多いですが、過度なダイエットをすると髪への栄養が不足してしまい抜け毛が進行しやすくなります。
食べ物から摂った栄養素は、まず生命維持のために使われ、全身を巡って最後に髪へと供給されます。 過度なダイエットをすると髪に必要な栄養素が不足して、抜け毛が気になるようになるのです。
③出産
産後の女性の7割近くが、抜け毛に悩まされています(※)。
産後に抜け毛が増える症状は「出産後脱毛症」とも呼ばれ、出産による女性ホルモンのバランス変化で一時的に抜け毛が増えます。
出産後2〜3ヶ月後くらいで感じる方が多いですが、時間が経つと解消されます。
※参考:ninaru ポッケ「【人には聞けない産後の抜け毛】産後の抜け毛はいつまで?対策は?」
④睡眠不足
睡眠不足は髪の成長や頭皮の新陳代謝・修復を促す「成長ホルモン」の分泌を妨げます。
成長ホルモンが正常に分泌されないと、健康な髪が育たず髪の毛が抜けやすくなります。
細く弱々しい髪の毛が目立つようになるのも特徴です。
⑤ヘアカラーやパーマの繰り返し
カラーやパーマは抜け毛に直結することはないものの、刺激の強い薬液を使ったり施術頻度が多かったりすると、頭皮環境を悪化させる恐れがあります。
頭皮環境が悪化するとヘアサイクルが乱れて、抜け毛に繋がりやすくなるのです。
数ヶ月に1回程度であれば問題ありませんが、毎月のようにヘアカラーやパーマを繰り返している方は注意しましょう。
⑥頭皮に負担がかかる髪型
ポニーテールやお団子ヘアなど、毎日同じ位置で髪を結び続けると「牽引(けんいん)性脱毛症」になる恐れがあります。
牽引性脱毛症は髪の毛が強く引っ張られ続けることが原因です。
進行性のある脱毛症ではありませんが、髪へと負担をかける習慣を続ける限り、抜け毛が増え続ける恐れがあります。
⑦紫外線
紫外線は頭皮のバリア機能を低下させるため、頭皮環境が悪化しやすくなります。
また紫外線により皮脂が酸化することで、かゆみやフケが気になることも。
紫外線にあたり過ぎると頭皮環境の悪化をまねき、抜け毛が進行しやすくなるため注意が必要です。
⑧飲酒
30代はストレスからお酒に手が伸びがちですが、過度な飲酒は栄養の吸収を阻害するため注意が必要です。
またアルコールを肝臓で分解する際に、髪の成長に重要な役割を果たす亜鉛やアミノ酸を多量に消費してしまいます。
亜鉛やアミノ酸が多量に消費された結果、髪や頭皮に必要な栄養が不足して抜け毛が進行する恐れがあるのです。
⑨喫煙
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させるため、血行の悪化をまねきます。
血流が悪くなると、髪に必要な栄養や酸素が頭皮まで行き渡らなくなり、抜け毛が進行しやすくなります。
抜け毛が顕著な場合はFAGAの可能性も抜け毛が顕著な方はFAGAを疑ってみましょう。FAGAは女性型男性脱毛症とも呼ばれ、女性の薄毛の総称を指します。男性ホルモンに関連する男性の薄毛症状「AGA(男性型脱毛症)」に、「female(女性)」の頭文字「F」を足した言葉です。ただし、女性の薄毛は男性ホルモンだけでは説明しきれないことから、最近はFPHL(女性型脱毛症)の名称が使われる機会が増えました。 症状としては、 局所的な脱毛が起こるわけではなく、頭部全体の毛量が徐々に減っていきます。 女性ホルモンの分泌量が低下しはじめる更年期に起こりやすいとされていますが、生活習慣などの要因も関係していることから、30代女性にも見られる症状です。 内服薬と外用薬による投薬治療が基本となるため、まずはクリニックへの相談をおすすめします。 ベアAGAクリニックでは、抜け毛・薄毛に悩む女性に対して無料カウンセリングを実施しています。髪に関する悩みがあれば、気軽にご相談ください。 |
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30代女性の抜け毛対策10選
抜け毛が気になる30代女性には、次の対策がおすすめです。
- クリニックで治療を受ける
- ストレスを解消する
- 食事の栄養バランスを見直す
- サプリメントを摂取する
- 良質な睡眠をとる
- ヘアカラーやパーマの頻度を抑える
- 頭皮に負担がかかる髪型を避ける
- 育毛シャンプーや育毛剤を使う
- 飲酒の量・頻度を減らす
- 禁煙する
一つずつ解説していきます。
①クリニックで治療を受ける
まずおすすめなのがクリニックでの治療です。
女性の抜け毛はさまざまな要因で生じるため、特に症状が進行している場合、自分で対策するには限界があります。
クリニックでは科学的根拠に基づいたアプローチを行うため、薄毛・抜け毛に対して高い改善効果が期待できます。
例えばFAGAの場合、男性ホルモン受容体への結合を阻害して薄⽑の進⾏を⽌める「スピロノラクトン」の内服や、⾎流を改善して発⽑を促す「ミノキシジル」の内服・外用などが用いられます。
ベアAGAクリニックの場合、予防プランが2,750円/月(税込)、発毛プランが11,000〜82,500円/月(税込)となっており、段階に応じた治療が可能です。
薄毛に悩んでいる方は、無料カウンセリングから始めてみましょう。
関連記事:【女性の薄毛】薄毛治療を始めたいけどまずどうしたらいいの?正しい治療法を知ろう
②ストレスを解消する
ストレスはヘアサイクルの乱れにつながるため、定期的に発散しましょう。
ストレスへの適切な対処法は、ストレスの感じ方によって変わってきます。
ストレスの種類 | おすすめの対処法 |
精神面に辛さを感じるストレス
(不安・苛立ち・悲しみなど) |
気分を盛り上げる
例)自分の好きなことをする、友人と食事をする |
体調面に辛さを感じるストレス
(頭痛・吐き気など) |
身体をリラックスさせる
例)アロマセラピーを楽しむ、ゆったりとした音楽を聴く |
このように、ストレスに対する考え方や感じ方を変えようとすることを「情動焦点コーピング」と言います(※)。
仕事や育児に追われてなかなか自分の時間が取れていない方も多いかと思います。
これからは意識して自分の時間を取り、ストレスを解消してあげましょう。
③食事の栄養バランスを見直す
健康で抜けにくい髪を育てるためには「タンパク質」「ミネラル」「ビタミン」を積極的に摂ることが大切です。
栄養素ごとの役割や摂取量は以下を参考にしてください。
栄養素 | 役割 | 多く含む食べ物 | 1日の摂取目安量※
(30〜49歳女性の場合) |
タンパク質 | 髪の生成 | 大豆、豚肉、ささみ、マグロ、卵、チーズ | 50g
摂取例:ささみ200g |
亜鉛 | ケラチンの合成 | 牡蠣、チーズ、レバー、ごま | 8mg
摂取例:豚レバー100g |
ビタミンA | 血行の促進 | レバー、卵黄、うなぎ、ほうれん草 | 700㎍RAE
摂取例:卵1個 |
ビタミンB | 皮脂の過剰分泌の抑制 | 魚、レバー、卵、納豆、玄米、バナナ | 1.1mg
摂取例:豚ヒレ100mg |
ビタミンE | 血行の促進 | 大豆、かぼちゃ、オリーブオイル、卵、アーモンド | 5.5mg
摂取例:豆乳コップ1杯 |
※参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」
ダイエットで食事制限をしている方も、これらの栄養素を不足させないようにしましょう。
関連記事:【女性に聞く】薄毛が改善した食べ物7選|髪の毛を増やすためには何を食べるべき?
④サプリメントを摂取する
カロリーは足りていても髪に必要な栄養素は十分に取れていないということはよくあるため、サプリメントを上手に活用しましょう。
抜け毛予防におすすめのサプリメントとその役割は以下のとおりです。
サプリメント | 役割 |
L-リジン |
|
ビタミンE |
|
亜鉛 |
|
ビオチン |
|
コラーゲンペプチド |
|
鉄分 |
|
イソフラボン |
|
上記のサプリメントを摂取することで、健康な髪が育ちやすい頭皮環境へと近づけます。
ただしサプリメントはあくまで栄養補助食品なので、頼りすぎるのは望ましくありません。まずは食事で栄養バランスを満たすことを優先し、不足分をサプリメントで補完するのがおすすめです。
関連記事:女性の抜け毛予防におすすめのサプリメント7つ|亜鉛やビオチンなどに期待できる効果を解説
⑤良質な睡眠をとる
太くて抜けにくい健康的な髪の成長を促進するために良質な睡眠をとりましょう。
睡眠の質を高めるための方法は次のとおりです。
- 寝具を快適なものにする
- 就寝30分前からはスマホを見ない
- 夕食は就寝3時間前までに済ませる
- 寝る前のカフェイン・アルコールは控える
- リラックスできる環境を整える
すぐに実践できるものばかりなので、さっそく試してみてください。
⑥ヘアカラーやパーマの頻度を抑える
頭皮環境の悪化を防ぐために、ヘアカラーやパーマの回数を減らしましょう。
明るいカラーの方は、暗めの色にするとヘアカラーの回数を減らせるのでおすすめです。
パーマをかける場合は2〜3ヶ月の間隔を空けてみましょう。思い切ってパーマをやめてみるのも一つの方法です。
⑦頭皮に負担がかかる髪型を避ける
毎日同じ位置で髪を分けたり結んだりしている方は、なるべく頭皮に負担がかからないように心がけましょう。具体的には定期的に分け目の位置を変える、髪型を変えるなどです。
ポニーテールなど常に髪を引っ張るような髪型をしている方は、結ばないでいいように下ろせる長さにカットするのもおすすめです。
薄毛は髪型でも隠せる
髪全体のボリューム不足は髪型でカバーできます。 例えば次のようなヘアスタイルは、30代女性の薄毛隠しに適しています。
女性の薄毛を隠す髪型については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。 |
⑧育毛シャンプーや育毛剤を使う
抜け毛が気になる方は、育毛シャンプーや育毛剤を試してみるとよいでしょう。
育毛シャンプーや育毛剤は頭皮を健やかに保ち、健康な髪が生える頭皮環境へと導いてくれます。
ただし即効性はないため、まずは3〜6ヶ月試してみてください。
既に頭部全体の毛量が減ってきている場合は、育毛剤ではなく発毛剤も検討しましょう。育毛剤は抜け毛を防ぐ効果があるのに対し、発毛剤は新しい髪が生えるのを促進する効果が期待できます。
なお、発毛剤は育毛剤よりも副作用のリスクが大きいため、クリニックで処方を受けることが推奨されます。
⑨飲酒の量・頻度を減らす
食事からの栄養吸収を阻害しないように、飲酒の量・頻度を減らしましょう。
ただし、禁酒のせいでストレスが蓄積されるのはよくないため、少しずつ減らしてみてください。
例えば毎日のようにお酒を飲んでいる方は、週1〜2日の休肝日を設けるところから始めるのがおすすめです。
飲酒の量・頻度を減らすと、抜け毛の改善が期待できるだけでなく、肌や体調にも嬉しい変化をもたらすでしょう。
⑩禁煙する
禁煙することで血行が促進されると、正常なサイクルで毛髪が成長するようになり、抜け毛が減る可能性があります。
タバコは抜け毛だけでなく肌荒れや重篤な病気の原因にもなるので、今のうちに禁煙することをおすすめします。
女性の薄毛を確実に治す方法はある?
女性の薄毛を確実に治す方法はありません。
薄毛の原因は多岐にわたり、複合的な原因で進行するケースが多いからです。
なるべく早く抜け毛や薄毛を改善したいなら、クリニックで治療を受けるのが近道です。
既に薄毛が顕著な方はもちろん、薄毛が進行していないかどうか不安な方も、クリニックでカウンセリングを受けてみましょう。
30代女性の抜け毛はクリニックに相談を
抜け毛が気になり出したら、以下の対策をおすすめします。
- クリニックで治療を受ける
- ストレスを解消する
- 食事の栄養バランスを見直す
- サプリメントを摂取する
- 良質な睡眠をとる
- ヘアカラーやパーマの頻度を抑える
- 頭皮に負担がかかる髪型を避ける
- 育毛シャンプーや育毛剤を使う
- 飲酒の量・頻度を減らす
- 禁煙する
これ以上抜け毛が増えるのを防ぐためにも、まずはできる対策から始めましょう。
セルフケアで対処できない抜け毛について悩みがあれば、ベアAGAクリニックまでお気軽にご相談ください。
治療実績1万人以上の当院では、30代女性の抜け毛・薄毛のお悩みを解消へと導く治療を提供しています。カウンセリングは無料ですので、お気軽にご相談いただければと思います。
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