カテゴリー: 治療薬

  • フィナステリド使用中に初期脱毛が起こる5つの理由と対策

    フィナステリド使用中に初期脱毛が起こる5つの理由と対策

    フィナステリドは、男性型脱毛症(AGA)の進行を抑える有効な治療薬として、多くの患者に使用されています。
    しかし、服用を開始した初期段階で髪の毛が一時的に抜けやすくなる「初期脱毛」という現象が現れることがあり、不安を感じる方が少なくありません。

    初期脱毛は、頭皮の環境が正常なヘアサイクルに戻る過程で生じる一時的な反応であり、治療の効果が出始めているサインである場合もあります。適切な知識を持っていれば、必要以上に不安を感じることなく、継続的な治療に前向きに取り組むことが可能です。

    本記事では、フィナステリドによる初期脱毛のメカニズムや発生する確率、一般的な期間について詳しく解説しています。また、服用量の増減が脱毛に与える影響や、初期脱毛が見られないケースの背景、フィナロイドとの違いに関する比較情報も紹介します。

    正しい理解と対処法を身につけ、安心して薄毛治療に取り組むための参考にしてください。

    なお、治療に関する疑問や不安を解消するには、専門医による診察が重要です。
    ベアAGAクリニックでは、医学的根拠に基づいた治療方針の提案と、個別の症状に合わせたアドバイスを行っているため、ぜひ無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。

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    フィナステリドの作用・効果

    AGA治療薬に用いられる成分の1つ、フィナステリドには次のような作用および効果が期待されています。

    • 5α-リダクターゼの働きを阻害する
    • 薄毛の進行を防ぐ

    フィナステリドは、5α-リダクターゼの働きを阻害し毛髪の成長を促します。 5α-リダクターゼはAGAの発症に大きく関係する酵素の一種です。5α-リダクターゼは、男性ホルモンの一種であるテストステロンと結合し、より活性の高いジヒドロテストステロン(DHT)に変換します。

    ジヒドロテストステロンは、男性ホルモン受容体であるアンドロゲンレセプターと結合し、有害なサイトカイン「TGF-β」を生成します。TGF-βは脱毛因子や退行期誘発因子などと呼ばれ、ヘアサイクルの周期を見出し、髪の毛の成長を阻害することが特徴です。 遺伝的に5α-リダクターゼの働きが活発な場合、AGAの発症率が高くなります。

    フィナステリドには、5α-リダクターゼの働きを阻害し、ジヒドロテストステロンが生成されるのを防ぐ働きがあるため、AGAの進行を防ぐ効果が期待されています。
    参考:AGA治療で効果がないと感じる原因や対処法について解説

    フィナステリドによる初期脱毛とは?

    初期脱毛のメカニズム

    初期脱毛とは、フィナステリドなどの薄毛治療薬を使用した直後に、一時的に抜け毛が増える現象です。薬が髪の成長サイクルに作用して、古い毛が新しい成長期の毛に押し出される過程で発生します。

    成長サイクルの段階 説明
    成長期(Anagen) 髪の毛が最も活発に成長する時期で、通常2〜6年続く。
    退行期(Catagen) 成長が止まり、毛根が縮小する約2〜3週間の短い期間。
    休止期(Telogen) 毛根が休止状態になり、新しい毛が生え始めるまで3〜4カ月続く。

    フィナステリドは、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑えることで、薄毛の進行を遅らせる効果がありますが、この過程で一時的に休止期に入る毛が増え、結果として抜け毛が増えることがあります。

    初期脱毛の確率

    フィナステリドを使用した際に初期脱毛が発生する確率は、個人差がありますが、一般的には10%〜30%程度とされています。これは体質や髪の状態、ホルモンバランスなどによって異なります。

    初期脱毛の発生確率 説明
    10%〜30% フィナステリド使用者の中で初期脱毛が発生する割合。
    個人差 ホルモンバランスや毛周期の状態により、発生する確率が異なる。

    初期脱毛が発生するかどうかは事前に予測できませんが、発生した場合でも通常は一時的なものであり、薬の効果が現れているサインとも言えます。

    フィナステリドの初期脱毛期間とその特徴

    初期脱毛が始まるタイミング

    初期脱毛は、フィナステリドを使用してから2〜6週間以内に始まることが一般的です。この期間は、薬が髪の成長サイクルに作用し、休止期にある毛が一斉に抜け始めることによるものです。

    初期脱毛のタイミング 説明
    開始時期 フィナステリド開始後2〜6週間で発生。
    持続期間 通常2〜3カ月間続くが、個人差がある。

    期間中に抜け毛が増えることが不安に感じるかもしれませんが、これは治療が効いているサインと考えられます。

    初期脱毛の期間

    初期脱毛の期間は通常2〜3カ月続きますが、個人差があります。これは、髪の成長サイクルが再調整され、新しい成長期の毛が生え始めるために必要なプロセスです。

    初期脱毛の期間 説明
    2〜3カ月間 初期脱毛が続く期間。抜け毛の量が増加するが、やがて収まる。
    新しい毛の成長 初期脱毛の期間が終わると、新しい毛が成長し始め、髪の密度が回復する。

    この期間を過ぎると、抜け毛が減少し、新しい健康な髪が生えてくることが期待されます。

    フィナステリド増量時の初期脱毛の影響

    増量が初期脱毛に与える影響

    フィナステリドの増量は、初期脱毛に影響を与える可能性があります。特に、薬の投与量が増えると、髪の成長サイクルに対する影響が強まり、一時的に抜け毛が増えることがあります。

    フィナステリド増量の影響 説明
    初期脱毛の増加 増量により一時的に抜け毛が増えることがあるが、これは薬の効果が強く現れている証拠でもある。
    新しい毛の成長促進 増量後の初期脱毛を乗り越えると、髪の密度が高まり、新しい毛がより健康に成長する。

    フィナステリドの増量は、治療効果を高めるために必要な場合がありますが、増量直後に初期脱毛が増える可能性があるため、増量については医師とよく相談することが重要です。

    初期脱毛が起こらない場合の理由

    フィナステリド使用中に初期脱毛が起こらない理由

    フィナステリドを使用しても初期脱毛が起こらない場合があります。これは、個々の体質や髪の状態によるもので、必ずしも効果が現れていないことを意味するわけではありません。

    初期脱毛が起こらない理由 説明
    個人差 ホルモンバランスや毛周期の違いにより、初期脱毛が発生しないことがある。
    毛根の状態 既に休止期にある毛が少ない場合、抜け毛が増えない。
    薬の効果の現れ方 薬の効果が徐々に現れる場合、初期脱毛が目立たないことがある。

    初期脱毛が起こらない場合でも、フィナステリドの効果が現れていないわけではなく、長期的な視点で治療を続けることが大切です。

    フィナロイドとフィナステリドにおける初期脱毛の比較

    フィナロイド使用時の初期脱毛

    フィナロイドはフィナステリドと同様に、DHTの生成を抑えることで薄毛治療に効果を発揮します。フィナロイドでも初期脱毛が発生する可能性があり、そのメカニズムや発生タイミングはフィナステリドとほぼ同じです。

    フィナロイドとフィナステリドの比較 説明
    初期脱毛のメカニズム 両方ともDHT抑制による成長サイクルのリセットで初期脱毛が発生。
    初期脱毛のタイミング 使用開始後2〜6週間で発生し、通常2〜3カ月間続く。
    発生確率 両方の薬剤で初期脱毛が発生する確率は10%〜30%程度。

    これらの薬剤は、髪の成長サイクルをリセットする作用を持つため、使用開始直後に一時的に抜け毛が増加することがあります。

    適切な治療の選択と初期脱毛の管理

    フィナロイドとフィナステリドのどちらを選択するかは、医師と相談しながら決定するのが最良です。

    初期脱毛が発生する場合、適切なケアと生活習慣の改善を行うことで、効果的に管理しつつ、治療を成功させやすい状態にできます。

    治療の選択と管理 説明
    医師の指導 医師のアドバイスに従い、最適な治療法を選択する。
    ストレス管理 ストレスを軽減することで、髪の健康を保ち、初期脱毛を管理する。
    栄養補給 栄養バランスの取れた食事を心がけ、髪の成長をサポートする。

    日本皮膚科学会はAGA治療でのフィナステリド(プロペシア)の服用を推奨

    公益財団法人の日本皮膚科学会はAGA治療におけるフィナステリド(プロペシア)の服用を推奨しています。 AGA治療をおこなう際の指針となる「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」ではAGAの治療方法や治療薬について、推奨度A・B・C1・C2・Dの5段階で評価しており、フィナステリドの内服に関してはもっとも評価の高いAランクに位置付けしています。
    参考:プロペシア(フィナステリド)だけで十分な薄毛対策は可能かどうか解説

    「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」より、フィナステリドは男性の脱毛症への治療には推奨されていますが、女性に関しては有効性および安全性が確認されていません。そのため、女性の内服に関しては、Dランク(おこなうべきでない)に位置付けられています。

    フィナステリド(1mg/日)を用いた414名の「日本人」男性被験者を対象とした観察結果は以下の通りです。

    1年間の内服 58%以上の改善および40%の現状維持効果
    2年間の内服 68%以上の改善および31%の現状維持効果
    3年間の内服 78%以上の改善および20%の現状維持効果

    上記の表からも分かるように、フィナステリド(1mg/日)を継続的に服用した男性のおよそ98%が、発毛効果や現状維持効果を実感しています。
    参考:フィナステリドの服用をやめたらどうなるのか解説

    初期脱毛以外のフィナステリドの副作用

    フィナステリドにはそれほど高い副作用のリスクがありません。しかし、一部の方には初期脱毛以外に、次のような副作用が起こる可能性も報告されています。

    • 性機能障害(勃起不全・性欲減退)
    • 肝機能障害
    • うつ症状

    それぞれについて詳しく解説します。

    性機能障害(勃起不全・性欲減退)

    フィナステリドを継続的に服用した場合の副作用としては、性機能障害(勃起不全・性欲減退)が事例としてよく知られています。フィナステリド(1mg/日)を1年間服用した男性を対象におこなわれた二重盲検比較試験によると、6.5%の方に性機能障害の副作用が見られたということです。

    しかし、プラセボ群に関しても2.2%の性機能障害が見られており、副作用の原因がフィナステリドのみと断定するのは困難といえるでしょう。

    肝機能障害

    フィナステリドを継続的に服用した場合の副作用としては、肝機能障害もあげられています。フィナステリドを服用したおよそ0.1%の方に、肝機能障害の副作用が報告されています。ただし、国内では肝機能障害の報告例はありません。

    医薬品はすべて、肝臓に負担をかける性質があります。フィナステリドだけが特別に肝機能障害のリスクを高めるわけではありません。

    うつ症状

    フィナステリドの副作用として発症頻度は不明ですが、うつ症状も事例としてあげられています。以前は添付文書に記載されていませんでしたが、その後の改定の際、新たに記載されるようになりました。

    フィナステリドと抑うつ症状との因果関係について詳細は研究段階ですが、うつ症状が気になる場合は担当医に相談することがおすすめです。

    フィナステリドの初期脱毛に関するよくある質問

    フィナステリドを服用した場合によく寄せられる、以下のような質問があります。

    • フィナステリドの副作用による初期脱毛ではどれくらいの量の髪の毛が抜け落ちる?
    • フィナステリドの副作用で2回目の初期脱毛が起こることはある?

    それぞれについて詳しく解説します。

    Q1.フィナステリドの副作用による初期脱毛ではどれくらいの量の髪の毛が抜け落ちる?

    フィナステリドの副作用で抜け落ちる初期脱毛の本数は、人によって異なります。人によって抜け毛量に差が生じるのは、ヘアサイクルの周期やもともと生えていた髪の毛の量、治療効果が異なるためです。ただ、一般的には初期脱毛の期間中、1日あたり200~300本の抜け毛が見られます。

    場合によっては1日あたり500本以上抜ける例も報告されています。AGAを発症していない方でも、1日あたり50本~100本の抜け毛は当たり前のように見られるため、抜け毛の量が1日あたり100本以内で落ち着いてきたら、初期脱毛の期間を過ぎたと判断できるでしょう。
    参考:AGAを自力で治すことは可能かどうか解説

    Q2.フィナステリドの副作用で2回目の初期脱毛が起こることはある?

    フィナステリドの副作用による初期脱毛は1度だけとは限りません。2回目の初期脱毛が発症した方の割合は、全体の4分の1程度とのアンケート結果もあります。2回目の初期脱毛が始まった時期は、1回目の初期脱毛の発現から1ヶ月以内がおよそ半数を占めています。

    2回目の初期脱毛が起こる理由は、髪の毛をさらに強く太く成長させるためです。1回目の初期脱毛後に生えてきた髪の毛が弱くて細かった場合、さらに強く生え替わるために2回目の初期脱毛が起こると考えられています。

    出典元:「初期脱毛には2回目がある?薄毛治療中に感じた抜け毛の変化を調査

    まとめ:フィナステリドの初期脱毛についてのご相談はベアAGAクリニックへ

    フィナステリドやフィナロイドの使用時に発生する初期脱毛は、一時的な現象であり、治療が効果を発揮している証拠でもあります。この期間を乗り越えるためには、正しい知識と適切なケアが不可欠です。

    発生確率や期間を理解し、医師の指導のもとで治療を継続することで、健康で強い髪を育てることが可能です。また、初期脱毛が起こらない場合でも、治療が順調に進んでいると考え、長期的な視点で髪の健康を保つことが大切です。

    抜け毛の量が増えて心配な方や、あまりにも長く初期脱毛が続く場合は、不安を解消するためにもベアAGAクリニックまでご相談ください。

    参考:AGAを自力で治すことは可能かどうか解説
    参考:ストレスが原因でAGAは発症するかどうか解説
    参考:ミノキシジルが効かない人の原因や対処法を解説
    参考:AGA治療のデメリットについて解説
    参考:AGA治療で血液検査を行う理由と検査でわかることを解説
    参考:ミノキシジルの副作用と効果について解説
    参考:デュタステリドが効かないと感じる原因
    参考:フィンペシアによる副作用について解説

  • ミノキシジルによる初期脱毛の期間や仕組みを解説|やばいと言われる理由とは?

    ミノキシジルによる初期脱毛の期間や仕組みを解説|やばいと言われる理由とは?

    ミノキシジルは男性だけでなく女性の薄毛にも効果が期待でき、多くのAGAクリニックで処方されています。ミノキシジルでのAGA治療を始めた方の中には、初期脱毛により抜け毛の量が増える方もいます。その現象がミノキシジルによる初期脱毛です。

    ミノキシジルによる初期脱毛は、基本的に一時的な副作用のためそれほど心配する必要はありません。ミノキシジルによる初期脱毛の期間やメカニズム、および抜け毛が長く続く場合の対処法について詳しく解説します。

    ミノキシジルの作用・効果

    ミノキシジルの作用および効果としては、次の2点が挙げられています。

    • 発毛の促進・ヘアサイクルの改善
    • 短くて細い毛を成長期の髪の毛が押し出す

    ミノキシジルによって発毛が促進されることは、国内の臨床試験でも明らかになっています。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
    参考:ミノキシジルが効かない人の原因や対処法を解説

    発毛の促進・ヘアサイクルの改善

    ミノキシジルには、発毛の促進およびヘアサイクルの改善効果が期待されています。日本皮膚科学会が策定する薄毛の診療ガイドラインにも、その効果が試験の結果とともに記載されています。

     

    ・国内でおこなわれた男性300名を対象とした24週間の試験の結果

    国内ではミノキシジル外用薬が認可されており、薬局やドラッグストアなどでは1%〜5%のミノキシジル外用薬が、一般用医薬品として販売されています。

    AGAクリニックでは、5%以上のミノキシジル外用薬や、ミノキシジル内服薬が処方されることもあります。ミノキシジル外用薬を利用した試験の結果は以下の通りです。

    1%のミノキシジル外用薬を利用した群 非軟毛数が平均で21.2本増加
    5%のミノキシジル外用薬を利用した群 非軟毛数が平均で26.4本増加

    (※数字は1平方センチメートルあたりの、ベースラインからの非軟毛数の増加を示しています。非軟毛の増加は発毛効果と同義です)

     

    ・国内でおこなわれた女性280名を対象とした24週間の試験の結果

    国内では原則として、1%のミノキシジル外用薬のみが女性に認められています。1平方センチメートルあたりの、ベースラインからの非軟毛数の増加について、プラセボと比較した場合、次のような試験の結果が出ています。

    プラセボの群 非軟毛数が平均で2.03本増加
    1%のミノキシジル外用薬を利用した群 非軟毛数が平均で8.15本増加

    このように、男性だけでなく女性においても、ミノキシジルによる発毛の効果が証明されています。

    参照元:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

    短くて細い毛を成長期の髪の毛が押し出す

    ミノキシジルによってヘアサイクルの乱れが改善される過程で、短くて細い毛を成長期の髪の毛が押し出すことで初期脱毛が発症します。ヘアサイクルは髪の毛が生えてから抜けるまでの周期のことです。

    男性の場合は2〜5年、女性の場合はおよそ3〜6年周期で髪の毛が生え変わるのが一般的です。 ヘアサイクルが既に休止期に入っていた髪の毛が多い人は、他のミノキシジル服用患者と比べて早く初期脱毛の症状が現れます。個人差はありますが、初期脱毛は平均1〜3ヶ月で落ち着きます。初期脱毛は決してAGAの急激な進行ではないためご注意ください。

     

    ミノキシジルの初期脱毛の目安の期間はいつからいつまで?

    初期脱毛が起こる目安の期間は、人によって個人差があります。一般的にはミノキシジルを利用し始めてからおよそ2週間から1ヶ月で初期脱毛が起こり、その後1〜2ヶ月程度、初期脱毛が続くと考えられています。

    初期脱毛が起こる時期に個人差があるのは、人によってヘアサイクルが違うためです。ヘアサイクルの休止期にミノキシジルを利用し始めた場合、ヘアサイクルの正常化にともなって、初期脱毛を起こす可能性が高くなります。

     

    例外としてミノキシジルで初期脱毛が起こらない場合もある

    ミノキシジルを利用した方の中には、初期脱毛が起こらない場合もあります。初期脱毛は、ある意味では発毛の効果の裏返しですが、発毛が起こるための必須の条件ではありません。

    また、ミノキシジルによる初期脱毛は、薬の効き目と相関があるわけでもありません。 そのため、ミノキシジルによる初期脱毛が起こらない場合でも、AGA治療としての効果がないと心配する必要はありません。とくにAGAの初期の方や比較的若い方の場合、ミノキシジルによる初期脱毛が起こらない可能性も考えられます。

     

    初期脱毛以外のミノキシジルの副作用

    ミノキシジルには、初期脱毛以外にも、次のような副作用の可能性があります。

    • 動悸・息切れ・不整脈
    • 肝機能障害
    • 手足や顔のむくみ
    • 多毛症
    • 皮膚炎

    それぞれについて解説します。

    動悸・息切れ・不整脈

    ミノキシジルの副作用の1つが、動悸や息切れ、不整脈などの循環器系の障害です。ミノキシジルには動脈を収縮させ、細動脈を弛緩させる作用がありますが、人によっては冠動脈まで弛緩する場合があります。 冠動脈が弛緩すると心臓へ送られる血液の量が減少し、酸欠状態を招きかねません。

    結果として肺にも負担がかかり、動悸や息切れ、不整脈を引き起こしやすくなります。ただし、動悸・息切れ・不整脈などは主にミノキシジル内服薬の副作用であり、ミノキシジル外用薬にはそこまでのリスクがありません。

    肝機能障害

    ミノキシジル内服薬を服用した場合の副作用の1つが肝機能障害です。肝臓には医薬品の有効成分を代謝する働きがあるため、ミノキシジル内服薬に限らず、医薬品を服用した場合は多かれ少なかれ肝臓への負担が増します。

    そのため、AGAクリニックでは定期的に血液検査をおこない、副作用のリスクを慎重に見極めながらミノキシジル内服薬を処方しています。ミノキシジル外用薬の場合、肝機能障害のリスクはそこまで高くありません。

    手足や顔のむくみ

    ミノキシジルの副作用としては、手足や顔のむくみも挙げられています。ミノキシジルの血管拡張作用は動脈にのみ働き、静脈には及びません。そのため、手足など末端部の血行が悪くなり、むくみやすくなります。

    ほとんどの場合は一過性で終わりますが、まれに心機能の低下によってむくみを引き起こすこともあります。そのため、心臓に不安がある方は必ず事前に医師に相談しましょう。

    多毛症

    多毛症もミノキシジルの副作用として知られています。とくにミノキシジル内服薬を服用した場合、多毛症の発症リスクが高くなると考えられます。ミノキシジルの効果は、頭皮にだけ限定的にあらわれるわけではありません。全身の産毛を成長させるため、すねや腕の体毛が濃くなる可能性もあります。

    皮膚炎

    ミノキシジル内服薬に比べると、ミノキシジル外用薬にはそれほど重篤な副作用のリスクはありません。ただ、肌質や体質によっては、頭皮のかゆみや赤みを引き起こしたり、アレルギー反応が出たりするケースもあります。ミノキシジル外用薬が肌に合わないと感じるようであれば、担当の医師に相談しましょう。

     

    ミノキシジルによる初期脱毛期間が長い場合の対処法

    ミノキシジルによる初期脱毛の期間が長い場合、担当の医師やベアAGAクリニックまでご相談頂くことをおすすめします。自分の判断で治療薬の使用を中断した場合、再び薄毛の進行が始まる可能性もあります。ミノキシジルによる初期脱毛は発毛の効果の裏返しでもあるので、AGAを自力で治そう・対処しようとせずに1人で不安を抱えずに専門医まで相談するよう心がけましょう。

     

    ミノキシジルの初期脱毛に関するよくある質問

    ミノキシジルによる初期脱毛について、よく寄せられる質問をご紹介します。ミノキシジルによる初期脱毛が心配な方や、抜け毛量の増加に不安をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。

    ミノキシジルの初期脱毛ではどのくらいの本数の髪の毛が抜ける?

    ミノキシジルによる初期脱毛で、どれくらいの本数の髪の毛が抜けるのかには個人差があり、一概に「〇本です」と断言することはできません。ただ、平均するとおよそ1日に200~300本の抜け毛が見られるようです。

    人によっては500本ほど抜ける期間もあります。 脱毛症を発症していない場合でも、ヘアサイクルの休止期を迎えた髪の毛が毎日50~100本は抜けるとされます。毎日の抜け毛の量が50~100本に落ち着いてきたら、ミノキシジルによる初期脱毛が終わりを迎えたと言えるでしょう。

    初期脱毛がなかった場合はミノキシジルも効果を発揮しない?

    ミノキシジルによる初期脱毛が起こらない方もいます。ミノキシジルによる初期脱毛は発毛効果の裏返しですが、発毛が起こるための絶対的な条件ではありません。また、ミノキシジルの薬効と初期脱毛の間には相関性はないです。

    そのため、ミノキシジルによる初期脱毛が起こらなかったとしても、ミノキシジルが作用していないと考える必要はありません。初期脱毛が起こらなくても、半年ほどミノキシジルを使用し続けていれば、何らかの変化があらわれてくるでしょう。

    初期脱毛には2回目もある?

    初期脱毛が2回起こる可能性はあります。ミノキシジルを使用するとヘアサイクルの乱れが改善され、その結果として初期脱毛を起こす可能性が高くなります。ミノキシジルによる初期脱毛が2回起こった方は全体のおよそ4分の1というアンケート結果もあります。

    参照元:PRTIMES

    ヘアサイクルの周期は髪の毛1本1本について異なるため、1回目の初期脱毛で強く生まれ変わらなかった髪の毛は、2回目の初期脱毛で強く生まれ変わると考えられます。

    2回目の初期脱毛がショックで治療薬の使用をやめてしまうと、髪の毛が少ない状態で治療をやめる結果となります。2回目の初期脱毛が起こった場合、心配なら必ず担当医に相談するよう心がけましょう。

    ミノキシジルの使用で女性も初期脱毛は発症する?

    厚生労働省によって発毛効果が認められている有効成分は、現在のところフィナステリドデュタステリド、そしてミノキシジルの3つだけです。フィナステリドデュタステリドに関しては男性しか利用できませんが、ミノキシジルは女性の薄毛治療にも用いられています。

    女性の場合であっても、ミノキシジルの使用によって初期脱毛を起こす可能性はあります。ミノキシジルによる初期脱毛は、発毛の効果の裏返しですが、心配な方は担当の医師まで相談しましょう。

     

    ミノキシジルの初期脱毛についてのご相談はベアAGAクリニックへ

    ミノキシジルには発毛を促進し、ヘアサイクルの乱れを改善する効果が期待されています。脱毛症を発症した場合、髪の毛が徐々に細く弱々しくなりますが、ミノキシジルの使用によって太くて強い髪の毛が生えてきた場合、脱毛症によって弱々しく細くなった髪の毛が押し出されるようにして抜け落ちます。

    これがミノキシジルによる初期脱毛のメカニズムであり、発毛の効果が出ている裏返しです。もしミノキシジルによる初期脱毛について不安がある方や、脱毛の期間が長い方は、ベアAGAクリニックまでご相談ください。 ベアAGAクリニックでは、無料カウンセリングで抜け毛や薄毛に関するお悩みをなんでも承っております。まずはカウンセラーまでお話をお聞かせください。AGAが手遅れな状態になる前に早期での治療をおすすめします。

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    https://www.bea-agaclinic.jp/

    参考:AGA治療のデメリットについて解説
    参考:フィナステリドの服用をやめたらどうなるのか解説
    参考:フィンペシアによる副作用について解説

     

    https://www.bea-agaclinic.jp/aga-lifetime/

    https://www.bea-agaclinic.jp/aga-completecure/

    https://www.bea-agaclinic.jp/aga-developsover/

    https://www.bea-agaclinic.jp/aga-stress/

    https://www.bea-agaclinic.jp/aga-tsumuji/

     

  • デュタステリドによる初期脱毛の期間や仕組みを解説

    デュタステリドによる初期脱毛の期間や仕組みを解説

    デュタステリド(ザガーロ)はAGA(男性型脱毛症)の治療薬です。元々は前立腺肥大症患者向けの治療薬として開発されましたが、AGAの改善効果が見込まれたことからAGA治療にも用いられています。

    個人差はありますが、デュタステリドは服用を開始してから約1〜3ヶ月の間は初期脱毛がみられます。デュタステリドによる初期脱毛はなぜ起こるのか、その仕組みや発症期間を解説していきます。

     

    デュタステリドの作用

    デュタステリドはAGAの原因となる「DHT(ジヒドロテストステロン)」の生産量を低下させ、薄毛の進行を抑制するはたらきを持ちます。

    DHTは酵素の「5αリダクターゼ I型」と「II型」の影響を受けて生成されるため、デュタステリドはこの酵素の生成を阻害することでAGA抑制に効果を発揮します。 フィナステリドもデュタステリドと同じくAGA治療薬として用いられていますが、作用する範囲は「5αリダクターゼ II型」のみです。効果はデュタステリドに比べると緩やかです。

     

    デュタステリドの効果

    デュタステリドのAGAに対する効果は、日本皮膚科学会が発行する「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」にデータと共に記載されています。

    デュタステリド0.5mg/日とフィナステリド1mg/日を用いた、917名の男性被験者を対象とした観察期間6カ月のランダム化比較試験では、デュタステリドのほうが全毛髪数と毛直径の増加について優れた効果を示しました。頭頂部および全道部の写真評価においてもデュタステリドのほうが優れた結果となりました。

    また、デュタステリド0.5mg/日を用いた120名の男性被験者を対象とした観察期間52週間の非ランダム化比較試験において、52週に非軟毛数・硬毛数・非軟毛直径が増加し、皮膚科医による頭頂部の写真評価では26週と52週にいずれも毛量が増加しました。

     

    デュタステリドの副作用が発生する確率は低い

    個人差はあるものの、デュタステリドの副作用が発生する確率は低いです。副作用が全くない治療法は存在しませんが、発症の確率は低いため過剰に不安視する必要はないです。

    しかし、万が一トラブルが起きた場合も適切な処置が受けられるように、AGA治療はAGAクリニックで受けることがおすすめです。

     

    デュタステリドの服用で起こる初期脱毛の特徴

    次に、デュタステリドによる初期脱毛の特徴について詳しく解説します。

    • 初期脱毛とは
    • 初期脱毛の仕組み
    • 初期脱毛の目安期間
    • 初期脱毛がない場合もある

    初期脱毛とは

    初期脱毛とは薬を服用後、一時的に薄毛が悪化する脱毛症状のことです。 そもそも薄毛はヘアサイクルが乱れることで髪の毛の成長期が短くなることで発症すると考えられています。

    そこで、デュタステリドによって乱れたヘアサイクルを正常に戻す際に、すでに生えていた髪の毛が抜けてしまう初期脱毛が起こる場合があります。 初期脱毛はAGA治療薬の効果が表れ始めている傾向のため、決してAGAの急激な進行ではありません

    初期脱毛の仕組み

    デュタステリドによる初期脱毛は乱れたヘアサイクルを整える過程で発症します。正常なヘアサイクルは成長期→退行期→休止期のサイクルを繰り返します。しかし、成長期が短縮すると、髪の毛が育たないまま退行期へと移行するため薄毛が進行します。

    デュタステリドはこの乱れたヘアサイクルを正常に戻す過程で、新しい成長期が始まることで一時的に髪の毛が抜け落ちます。休止期の毛髪が新しい成長期の毛髪に押し出されて抜けることにより初期脱毛が起こります。

    初期脱毛の目安期間|いつからいつまで

    ヘアサイクルは人によって若干違うため、初期脱毛の期間にも個人差がありますデュタステリドによる初期脱毛は服用を開始してから約10日〜2か月後にみられる方が多く、それから3ヶ月ほど続くのが一般的であると言われています。

    初期脱毛はAGA治療が順調に進んでいる証拠です。初期脱毛が起きてもデュタステリドの服用をやめず、効果が表れ始める6ヶ月は治療を続けましょう。

    初期脱毛がない場合もある

    デュタステリドを服用した方のなかには初期脱毛の症状が出ない方もいますが、AGA治療としての効果がないと心配する必要はありません。初期脱毛の症状を自覚せずにAGA治療を終える方もいます。

    初期脱毛の有無には個人差があり、AGA治療の結果とは相関がないため安心してください。 

     

    初期脱毛以外のデュタステリドの副作用

    デュタステリドは初期脱毛以外にも副作用が起こる場合があります。

    • 勃起不全・制欲減退
    • 乳房障害
    • 肝機能障害
    • うつ症状

    勃起不全・制欲減退

    デュタステリドは男性ホルモンにアプローチするはたらきを持つため、男性機能低下のリスクがあります。 デュタステリド0.5mg/日を用いた、120名の男性被験者を対象とした観察期間52週間の非ランダム化比較試における有害事象頻度は以下の通りです。

    副作用 発現率
    リビドー減少 3.3%
    インポテンツ 5.4%
    射精障害 3.3%

    ※出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

    乳房障害

    デュタステリドの副作用として女性化乳房、乳房肥大も挙げられます。 男性の体内にも一定の女性ホルモンが存在しますが、薬のはたらきによりホルモンバランスが乱れると、女性のように胸が大きくなる症状が表れる可能性があります。しかし、いずれも発症頻度は高くありません。

    肝機能障害

    デュタステリドの副作用として肝機能障害も報告されています。デュタステリドの成分により肝機能が低下すると、体が黄色になる症状がみられる場合があります。

    デュタステリドによる肝機能障害は極めて稀ではありますが、発症率はゼロではありません。服用にあたり定期的な血液検査を受け、肝機能の数値を確認しておきましょう。

    うつ症状

    デュタステリドの服用によるDHT値の低下が原因で、気力の低下やうつ症状を発症するケースがあります。発症するリスクは非常に稀で、AGA治療薬の効果はリスクを上回ると考えられています。

    ただ、絶対ではないため専門知識のある医師のもとで治療を受けることが望ましいでしょう。

     

    デュタステリドによる初期脱毛期間が長い場合の対処法

    初期脱毛は誰にでも起こりうる症状のため、過度に心配する必要はありません。しかし、3ヶ月以上経過しても脱毛期間が続く場合は担当医へ相談しましょう。

    ベアAGAクリニックでも無料カウンセリングを実施しています。AGAを自力で治そう・対処しようとせず、どんな些細な悩みでも構いませんので、初期脱毛が気になる方はいつでもご相談ください。

     

    デュタステリドの初期脱毛に関するよくある質問

    最後にデュタステリドの初期脱毛に関するよくある質問にお答えします。

    • 2回目の初期脱毛が起こることはある?
    • 初期脱毛ではどれくらいの量の髪の毛が抜ける?

    2回目の初期脱毛が起こることはある?

    デュタステリドを服用した方のなかには、2回目の初期脱毛が起こる方もいます。 初期脱毛には2回目がある?薄毛治療中に感じた抜け毛の変化を調査によると、20代以上で薄毛の治療経験がある男性53名のうち「2回目の初期脱毛があった」と回答した人は13名(24.5%)でした。

    つまり、薄毛の治療を受けた方のうち2割以上が2回目の初期脱毛を経験しています。

    初期脱毛ではどれくらいの量の髪の毛が抜ける?

    初期脱毛で抜ける髪の毛の本数には個人差があります。デュタステリドの初期脱毛の目安本数は、約200〜300本と言われており、多い方で500本ほど抜ける場合もあります。

    数字だけみると不安に感じるかもしれませんが、初期脱毛は正常なヘアサイクルに戻すための過程ですので安心してください。

     

    デュタステリドの初期脱毛についてのご相談はベアAGAクリニックへ

    デュタステリドはAGAに効果が期待できる治療薬です。その効果はデータとともに「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」でも証明されています。ただ、デュタステリドは服用を開始してから10日〜3ヶ月の間は初期脱毛が起こるため注意が必要です。

    一時的な薄毛の悪化はAGA治療が順調に進んでいる証拠です。過度に心配する必要はありませんが、初期脱毛に不安を感じる方やデュタステリドの治療について詳しく話を聞きたい方は、まずは気軽にベアAGAクリニックの無料カウンセリングへお越しください。AGAが手遅れな状態になる前に早期での治療をおすすめします。

     

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    参考:ミノキシジルが効かない人の原因や対処法を解説
    参考:AGA治療のデメリットについて解説
    参考:AGAの発症と生活習慣の関係について解説
    参考:フィナステリドの服用をやめたらどうなるのか解説
    参考:デュタステリドが効かないと感じる原因
    参考:フィンペシアによる副作用について解説

     

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  • プロペシア(フィナステリド)だけで十分な薄毛対策は可能?効果を実感するまでの期間も紹介

    プロペシア(フィナステリド)だけで十分な薄毛対策は可能?効果を実感するまでの期間も紹介

    AGAは男性ホルモンの異常から発症する脱毛症で、放置すると薄毛が悪化します。しかし、個々に合った治療薬を選ぶことで、薄毛の改善が期待できます。 代表的な治療薬のひとつであるプロペシアに代表される「フィナステリド」は、アメリカの食品医薬品局「FDA」にも認可されており、世界中で利用されています。プロペシア(フィナステリド)の効果や、効果が実感できるまでの期間、使用方法などについて詳しく紹介していきます。

    AGA治療におけるプロペシア(フィナステリド)の効果

    AGAは、男性ホルモンの一種である「テストステロン」が、酵素の「5αリダクターゼ」によって変換されて生まれる「DHT(ジヒドロテストステロン)」の発生がきっかけで発症します。「5-αリダクターゼ」の出す信号により、DHTが過剰に産生されると、髪の毛にある毛乳頭細胞のはたらきを減退させます。そして、髪の毛は成長期から退行期へと移行し、髪の毛のヘアサイクルが短縮され、薄毛は進行します。 では、プロペシア(フィナステリド)はAGAに対してどのような効果が期待できるのでしょうか。

    プロペシア(フィナステリド)の服用だけで十分な薄毛対策は難しい

    AGA治療において、プロペシア(フィナステリド)の服用のみでの薄毛対策は難しいとされています。 プロペシア(フィナステリド)には、前述した「5-αリダクターゼ」のはたらきを阻害する効果があります。このはたらきにより、「テストステロン」が「DHT」に変換されることを防ぎ、ヘアサイクルを正常化して薄毛の進行を抑えます。ただし、プロペシア(フィナステリド)の効果は薄毛の進行を防ぐことにとどまるため、プロペシア(フィナステリド)の服用だけでは十分な薄毛対策は難しいです。 同じくAGA治療薬として用いられるミノキシジルには、ヘアサイクルの成長期を延長させたり、休止期を短縮させたりするはたらきがあることから、発毛を促進する効果があります。 そのため、現在は多くのクリニックで、“薄毛の進行を防ぐ”プロペシア(フィナステリド)と“発毛を促す”ミノキシジルを併用する治療法が導入されています。

    日本皮膚科学会はAGA治療でのフィナステリド(プロペシア)の服用を推奨している

    フィナステリドは日本皮膚科学会でも推奨されている治療薬であり、「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」では、「男性型脱毛症に対する発毛効果に関して、高い水準の根拠があるので、内服療法を行うよう強く勧める」との記載があります。 上記ガイドラインより、日本皮膚科学会が実施したフィナステリド(1mg/日)を用いた414 名の「日本人」男性被験者を対象とした観察結果は以下の通りです。

    1年(48週間) 58%が軽度以上の改善効果を得た
    2年 68%が軽度以上の改善効果を得た
    3年 78%が軽度以上の改善効果を得た

    臨床試験の結果からも分かるように、フィナステリドはAGA改善の効果が立証されています。 ただし、女性の場合はフィナステリドによる十分な効果と安全性が確かめられていないため、AGA治療薬として服用することは推奨されていません。

    増毛を希望の場合はプロペシア(フィナステリド)だけでは十分な対策といえない

    発毛効果を得たい場合、プロペシア(フィナステリド)の服用だけでは十分な対策とはいえません。プロペシア(フィナステリド)は「5-αリダクターゼ」のはたらきを阻害して“薄毛の進行を防ぐ効果”はありますが、毛を生やす効果は期待できないからです。 “発毛効果”が期待できるのはミノキシジルです。ミノキシジルは血管を拡張して血行を促進するはたらきや、髪の成長因子の産生を促進するはたらきなどがあります。

    名称 プロペシア(フィナステリド) ミノキシジル
    目的 薄毛の進行を防ぐ (DHTの合成を抑制する) 発毛を促進させる (頭皮に栄養を行き渡らす)
    副作用 ED(勃起機能障害)や性欲の減退、精液の減少、射精障害など かゆみや赤み・アレルギー反応など

    プロペシア(フィナステリド)が薄毛の進行を止める「守り」の役割だとすると、ミノキシジルは毛を生やす「攻め」の役割を持ちます。 このようにプロペシア(フィナステリド)とミノキシジルは、作用が異なるため、自分の薄毛対策の目的に合わせて服用したり、併用したりしてこそ十分な対策が取れるでしょう。

    プロペシア(フィナステリド)の効果を実感するまでの期間

    プロペシア(フィナステリド)は即効性が期待できるAGA治療薬では無いため、効果を実感するまでにはある程度の期間が必要です。AGAが手遅れな状態になる前に早期での治療をおすすめします。

    • 効果を実感するまで最低でも服用開始から6ヶ月は必要
    • 服用開始から初期脱毛期間が3ヶ月ほどある

    効果を実感するまで最低でも服用開始から6ヶ月は必要

    プロペシア(フィナステリド)の効果を実感するまでには、最低でも服用を開始してから6ヶ月は必要です。 健康な状態の髪の毛は、成長期→退行期→休止期を繰り返し、およそ2~6年かけて成長します。しかし、AGAを発症した場合は成長期の期間が短縮され、退行期を早く迎えます。

    AGA治療では、まず乱れたヘアサイクルを正常に戻すことからスタートします。ただ、ヘアサイクルは髪の毛1本ずつ異なるため、十分な効果を実感するまでには最低でも服用を開始してから6ヶ月は必要です。

    服用開始から初期脱毛期間が3ヶ月ほどある

    AGA治療薬には毛母細胞を刺激するはたらきがあるため、服用開始から初期脱毛の期間が3ヶ月ほどあります。そのため、薬の効果を実感するまでの期間は、初期脱毛があることを事前に認識した上で、長期的に捉える必要があります。 十分な効果を実感するまでの期間は、治療を開始する時期やAGAの進行度合いなどによっても違うため、焦らず自分のペースで治療を続けることが大切です。

    プロペシア(フィナステリド)をやめてよかったという意見もあり

    プロペシア(フィナステリド)を服用していた方の口コミには、一部で「やめてよかった」という意見もあります。

    • 体質により副作用がひどい
    • 毛を生やす効果が表れない

    上記のような方は、副作用や毛が生えてこないストレスからの解放により、「やめてよかった」と感じるようです。 しかし、そもそもプロペシア(フィナステリド)は薄毛を防止する効果が期待できるものです。プロペシア(フィナステリド)だけを服用していても、毛を生やす効果は実感できません。

    発毛促進の効果を得たい場合は、ミノキシジルの服用が必要になります。十分な薄毛対策をとるためにも、治療薬は今の自分の状態に合わせたものを服用しましょう。
    参考:フィナステリドの服用をやめたらどうなるのか解説

    プロペシア(フィナステリド)の使用方法・用量

    AGAの治療薬としてのプロペシア(フィナステリド)の使用方法・用量は以下の通りです。

    推奨用量 1mgを1日1回
    服用する時間帯 特に決まりなし。服用する時間帯によって効果が左右されることはないです。

    AGA治療は効果を実感するまで時間がかかるため、途中で焦ったり不安になったりすることもあるかもしれません。しかし、プロペシア(フィナステリド)の用量を増やすことで、十分な効果が得られるわけではありません。副作用をもたらす危険もあるため、必ず用法や用量は守って服用しましょう。 服用する時間帯については特に決まりはありませんが、AGA治療は継続することが大切です。「毎日、同じ時間帯に服用する」と習慣づけておくことで、飲み忘れを防止できるでしょう。

    プロペシア(フィナステリド)だけで効果が得られなかった場合に考えられること

    プロペシア(フィナステリド)だけで効果が得られかった場合、AGA以外の脱毛症を発症している可能性があります。例えば、以下のような脱毛症です。

    • 円形脱毛症…脱毛班(髪の毛の一部が円形に抜け落ちた跡)を生ずる脱毛症
    • 脂漏(しろう)性脱毛症…頭などの皮脂の分泌が多い箇所に起こりやすい脂漏性皮膚炎が原因で生ずる脱毛症
    • 機械性脱毛症…髪の毛を引っ張り続けたり、ヘルメットや帽子などで物理的な力が加わったりすることで生ずる脱毛症

    上記に記載したものは一部ですが、AGA以外の脱毛症を発症している場合、プロペシア(フィナステリド)の効果は得られにくいです。 また、AGA治療は長期戦とはいえ、半年経っても1年経っても効果が実感できない場合は、プロペシア(フィナステリド)が体に合っていない可能性もあります。体質は人によってさまざまです。十分な期間が経っても効果が得られない方は、薬を切り替える必要があるかもしれません。まずは医師に相談してみましょう。

    AGA治療を検討中の方はベアAGAクリニックへ

    プロペシア(フィナステリド)は薄毛の進行を防止する効果が期待できる治療薬です。ただ、体質やAGAの進行度合いには個人差があるため、合わない薬を服用するとAGAが進行し続ける可能性もあります。 ベアAGAクリニックでは無料カウンセリングを行なっており、患者さま一人ひとりの髪の状態や体質をヒアリングした上で、プロペシア(フィナステリド)などの内服治療をはじめ、その方に最適な治療法を提案します。 薄毛の進行が気になる、現在の治療方法に不安がある方はお気軽にベアAGAクリニックへご相談ください。

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    参考:ミノキシジルが効かない人の原因や対処法を解説
    参考:AGA治療のデメリットについて解説
    参考:AGAの発症と生活習慣の関係について解説
    参考:ミノキシジルの副作用と効果について解説
    参考:デュタステリドが効かないと感じる原因
    参考:フィンペシアによる副作用について解説

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  • フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル……AGAの治療薬を徹底解説!

    フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル……AGAの治療薬を徹底解説!

    AGAの治療薬には、作用のメカニズムや剤形など様々な種類があります。

    また、効果や副作用といった、患者さんの身体に及ぼす影響も薬によって違いがあります。

    今回は、クリニックで処方されるAGAの治療薬について解説します。

     

    AGAの治療薬には「脱毛を防ぐ」薬と「発毛を促す」薬がある

    まず基礎知識として、AGA治療薬には抜け毛予防の作用をもつ薬と、発毛促進の作用をもつ薬の2種類あることを覚えておくとよいでしょう。

    脱毛を防ぐメカニズム

    AGAは、男性ホルモンのテストステロンが、毛根内の酵素5αリダクターゼⅡ型の働きで、ジヒドロテストステロン(DHT)に変化することにより発症・進行します。脱毛を防ぐメカニズムをもつ治療薬は、この5αリダクターゼⅡ型の働きを阻害することにより、ジヒドロテストステロンがつくられるのを抑えます。

    この作用により、抜け毛の予防効果が期待できるのです。

    発毛を促すメカニズム

    AGAはヘアサイクルが乱れ、毛髪の成長期が短くなり休止期が長くなることで進むと考えられています。発毛を促すメカニズムをもつ治療薬は、血行促進作用があり、これによってヘアサイクルが整うと考えられます。また毛母細胞を活性化させる作用も期待されています。

    AGA治療には両方の処方が必要

    AGAの発毛治療においては、将来の脱毛発症を予防したいというケースでは脱毛を防ぐメカニズムをもつ薬のみを処方するケースもありますが、治療を目的とする場合は、脱毛を防ぐ薬と発毛を促す薬を併用するという方法が標準的です。

    また、薬物治療の大前提として、用量用法など、医師の指示を守ることが大切です。量が多すぎたり、薬を飲み忘れたりすると、治療効果が出ないだけでなく、副作用が強く表れ健康を害する恐れがあるためです。

    脱毛を防ぐ治療薬…フィナステリド、デュタステリド

    脱毛を防ぐ治療薬には、フィナステリドとデュタステリドの2種類の内服薬があります。それぞれの特徴や使い分けについて解説します。

    フィナステリドとは 効果や副作用は?

    フィナステリドは、前項でも説明した酵素5αリダクターゼⅡ型の働きを阻害する作用があり、ジヒドロテストステロンがつくられるのを抑え、抜け毛を予防します。

    フィナステリドによる治療は日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」で、男性型脱毛症では推奨度A(行うよう強く勧める)に分類されています。ただし、女性型脱毛症には推奨度D(行うべきではない)です。

    一方、副作用としては主に男性機能障害と肝機能障害が挙げられますが、誰にでも起こるわけではなく、程度についても個人差があります。また肝機能障害はごくまれとされています。

    なお、プロペシアという名称をよく見聞きするという方もいると思いますが、これはフィナステリドを主成分とした薬の商品名です。

    デュタステリドとは 効果や副作用は?

    デュタステリドもフィナステリドと同様に、酵素5αリダクターゼの働きを阻害する作用により、抜け毛の進行を抑える効果が認められています。5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、フィナステリドはⅡ型のみを阻害しますが、デュタステリドはⅠ型とⅡ型の両方を阻害することがわかっています。

    デュタステリドも日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」で、男性型脱毛症では推奨度A(行うよう強く勧める)に分類されています。ただし、女性型脱毛症には推奨度D(行うべきではない)です。

    なお、日本では「ザガーロ」と「アボルフ」という商品名の薬が、デュタステリドを主成分とした薬として認可を受けており、処方可能となっています。

    主な副作用には勃起機能障害(ED)や射精障害があり、フィナステリドよりも高頻度に出現しやすいことがわかっています。そのほか、頭痛や腹部不快感、皮膚のかゆみなどが報告されていますが、個人差があり必ず起こるものでもありません。

    発毛を促す治療薬…ミノキシジル

    発毛を促進する治療薬には、ミノキシジルがあります。特徴や市販薬との違いについて解説します。

    ミノキシジルとは 効果や副作用は?

    ミノキシジルは、もともと高血圧の治療薬として開発されましたが、現在では発毛促進、脱毛予防の効果がある薬として認知されています。これは血行促進作用により発毛サイクルを整えるとともに毛母細胞を活性化させるというメカニズムによると考えられています。

    主な副作用には頭皮のかゆみや頭痛、性欲減退、不整脈などが報告されています。

    ミノキシジルには内服薬と外用薬があります。内服薬は外用薬タイプよりも浸透率が高い一方、肝臓で分解され血流に乗り全身に行き渡るため副作用が起こる確率も外用薬よりは高いと考えられます。一般的に、内服薬は進行したAGAに対して検討されます。

    市販薬との違いは?

    ミノキシジル配合の市販薬として「リアップ」という製品がよく知られています。ただし、このような市販薬の有効成分の配合濃度はクリニックで処方される外用薬よりも上限が低く抑えられています。クリニックの処方薬は15%が標準であるのに対し、市販の医薬品に配合されている濃度は5%であり、3倍もの開きがあります。

    まとめ

    このようにAGAの治療薬には、作用のメカニズムや名称などが異なるさまざまな種類が存在しています。効果や副作用はそれぞれの薬によって異なりますし、副作用の出方などについては個人差もあります。そのため、AGA治療を受けるのであればクリニックなどの医療機関を受診した方が安全ですし、通院していれば、処方された薬について気になることがある際に相談が可能です。治療薬について少しでも気になる点がある場合は遠慮せずに、医師に相談しましょう。

    当クリニックのAGA治療では、経過を見ながら、必要に応じて薬の量や種類を変えるなどして患者さんにとって適した治療を行っていきます。

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  • 頭頂部がハゲてしまう原因は?つむじがハゲる薄毛は改善する?薄毛の効果的な治療と対策

    頭頂部がハゲてしまう原因は?つむじがハゲる薄毛は改善する?薄毛の効果的な治療と対策

    生え際に比べ、意外と気づきにくいのが頭頂部の薄毛ではないでしょうか。

    つむじが薄くなるため、友達からつむじハゲなどと呼ばれ、からかわれた経験をお持ちの方もいるかもしれません。いずれにせよ、男女問わず悩んでいる人が多い部分といえるでしょう。

    頭頂部が薄毛になる原因や特徴、治療法について解説します。

     

    AGAは3つのタイプに分けられる

    AGAには、薄毛の始まった場所や進行の仕方により、次の3つのタイプに大別されます。

    頭頂型(O型):頭頂部やつむじから薄くなるタイプ

    おでこからではなく頭頂部が薄くなり、上から見たときにO字に見える場合、俗にO字ハゲと呼ばれるO型のAGAの可能性が高くなります。

    円形に広がるように薄くなっていき、進行すると側頭部と後頭部のみ毛が残る形になります。

    頭頂部は鏡に映りにくくなかなか自覚しづらいため、かなり進行してから人に指摘されたりして気づくことが多いタイプです。

    なお、女性の薄毛で多いのも、つむじから広がっていくタイプです。

    M字型(M型):額の生え際、そりこみ部分から薄くなるタイプ

    額のこめかみあたり、いわゆるそりこみ部分から薄毛が進行し、正面から見てM字の形をしていたら、俗にM字ハゲと呼ばれるM型のAGAの可能性が高いといえます。わかりにくいときは、鏡を使って、額から頭頂部にかけてのラインを確認するとよいでしょう。左右のこめかみの上あたりの生え際が後退している一方、おでこの真ん中には髪の毛が残っているようであれば、M字型のタイプが進行しているといっていいでしょう。

    前頭型(U型):額が後退し、前頭部全体が薄くなるタイプ

    おでこ全体が後退した結果、U字に見えると俗にU字ハゲと呼ばれるU型のAGAの可能性が高くなります。3つのタイプの中でも特に広範囲に薄毛が進行している状態であり、前頭型に加えて頭頂型を併発することも多くあります。薄毛の中でも深刻度が高くなる傾向にあるといえるでしょう。

    なお、当クリニックのホームページでも、それぞれの薄毛のタイプについてイラストで解説しています。

    頭頂部からハゲていく場合は気づきにくい

    自分で直接見られない頭頂部は薄毛に気づきにくい部分です。毎日の身だしなみ時に鏡でチェックし、つむじが広がっていたら要注意といえるでしょう。

    「こんなはずじゃ……」後ろ姿の写真でショック

    M字型や前頭型(U型)は正面から目立つ生え際ラインが後退したり、毛が細くなったりといった状態から、薄毛に気づきやすいといえます。しかし自分で確認しにくい頭頂部の薄毛が顕著となる頭頂型(O型)は、薄毛が進んでいることになかなか気づきにくいものです。

    例えば、友達や会社の同僚などから後ろ姿を写真に撮られた際に、実際の自分の頭頂部を見て想像以上にハゲておりショックを受けた、人から指摘されて初めて気がついた、といったケースも多いようです。

    そうしたこともあり、頭頂型(O型)の場合、かなり進んでしまってからクリニックに相談に来られる方が多くいらっしゃいます。

    ふだんの身だしなみでチェックの習慣を

    早期の段階で薄毛に気づくには、毎日の身支度時に頭頂部も鏡でチェックする習慣をつけておくとよいでしょう。

    また、「いつもできていたあの髪型が、どうも最近つくりにくくなってきた」こう感じたら頭頂部ハゲが進行しつつあるかもしれません。頭頂部が薄くなると、全体のボリューム感がなくなってきて、ブローしても整髪料で立たせようとしてもうまくいかなくなるからです。一方、全体のボリューム感よりも、前髪がつくりにくいといった部分的なヘアスタイルが決まらない悩みは、M字型や前頭型(U型)の始まりが疑われます。

    自分は薄毛? 頭頂部ハゲの見分け方

    頭頂部が薄くなってきたかも、と気になる方は、鏡を使うなどしてつむじを確認してみましょう。

    つむじはおもに頭頂部に見られる毛髪が渦を巻くように放散している部分で、本来は毛髪がきれいな渦の形で密に生えています。

    しかし、薄毛が進行すると毛量が少なくなるのでつむじの面積が広がり、渦の形もはっきりしなくなってきます。

    毛髪自体の状態も、薄毛の部分は細くやわらかい毛や短い毛が多くなってきます。これは、ヘアサイクルの成長期が短くなっているために、毛髪の生育が悪くなっているからです。側頭部や後頭部に比べ、ふわふわと心もとない感じの、細くやわらかい毛や短い毛が多くなってきたら、薄毛が進行している可能性が高いといえるでしょう。

    頭頂部がハゲる原因-こんな人はハゲやすい!

    頭頂部はAGAで薄毛が進みやすいのに加え、ストレスなどによる血行不良も影響しやすいとされています。

    頭頂部は男性ホルモンの影響を受けやすい

    AGAは、Androgenetic Alopecia(男性ホルモン型 脱毛症)の略であることからもわかるとおり、男性ホルモンが強く関わる脱毛症です。

    男性ホルモンのテストステロンが、「Ⅱ型5αリダクターゼ」という酵素と結びつき、「DHT(ジヒドロテストステロン)」 というホルモンに変化したのち、毛母細胞内にある受容体と結びつくことで、毛髪の発育を抑制する遺伝子にスイッチが入ってしまうのです。

    AGAの特徴は、頭頂部や前頭部の薄毛が顕著になり、広がっていくことです。その理由は、この薄毛のスイッチを入れてしまう酵素「Ⅱ型5αリダクターゼ」が、頭頂部や前頭部に集中的に存在しているからです。

    そのため、側頭部や後頭部に比べ、頭頂部は薄毛が進行しやすいのです。てっぺんが薄くなっていても脇や後ろには髪の毛がしっかり残っている人が多いのもこのためです。

    ヘアサイクルが乱れ、成長しきる前に抜けてしまう

    毛髪の発育を抑制する遺伝子にスイッチが入ると、「TGF-β1」という発毛抑制因子がつくられ、毛髪をつくる毛母細胞の細胞分裂が抑制されてしまいます。その結果、ヘアサイクルに乱れが生じます。

    ヘアサイクルは成長期→退行期→休止期から成り、このうち3〜5年程度の成長期が、毛髪の伸びる時期にあたります。成長期を終えた髪の毛は2週間ほどの退行期で抜け落ち、その後4ヵ月程度の休止期を経て、再び成長期に入ります。

    ところが毛母細胞の細胞分裂が抑制されてしまえば、髪は伸びませんので成長期が短くなってしまいます。成長期が短ければ十分に成長せず、細く短い状態のまま抜け落ちてしまうというわけです。

    悪い生活習慣やストレスも抜け毛を促進

    薄毛の要因はAGAだけでなく、夜更かしや喫煙、体の冷やしすぎといった悪い生活習慣やストレスが薄毛を進めてしまうこともあります

    特に頭頂部やつむじはこれらの影響を受けやすいと考えられています。というのも、頭頂部はもともと血管の数が少なく、血流が悪くなりやすい部位。そのため、血管を収縮させてしまうタバコや冷え、睡眠不足などの影響が出やすいといえるのです。

    過剰なストレスも同様で、自律神経のうち興奮や緊張をつかさどる交感神経が活発になりやはり血管を収縮させるよう働きます。

    これらは薄毛を起こす直接的な原因であるとは証明されていませんが、いずれも血行不良になる要因であることはわかっています。これにより、理論的には、頭皮や毛包へ栄養を届ける血液が行き渡りにくくなるので、発毛や育毛にとってよくないということがいえるのです。

    頭頂部の薄毛の対策は? 治療と予防

    放置しているとどんどん広がってしまう頭頂部の薄毛。抜け毛を予防し発毛を促進する治療法には、飲み薬などの薬物やメソセラピーと呼ばれる注射があります。

    AGAは進行性の症状

    AGAの大きな特徴は急激な進行はしないものの、確実に進行する脱毛症であるということです。何もせずにいると時間の経過とともに抜け毛が増えていき薄毛の範囲が広がっていきます。

    今はそれほどでもない、という人でも将来的にハゲあがってゆく可能性は十分にありえます。何らかの治療を施さない限り、薄毛の進行を食い止めることはできないとされ、AGAが手遅れになる前に早い段階での治療開始が望まれます。

    薬物療法で抜け毛を減らし毛髪の成長を促す

    頭頂部は血管の数が少なく、血流が悪くなりやすい部分です。

    頭頂部のAGA治療は、血行を促進し発毛効果を促す薬と、抜け毛を防ぐ薬による薬物療法が柱となります。前者にはミノキシジル、後者にはフィナステリド、デュタスデリドがあり症状や重症度に応じて医師が量や組み合わせを決め、処方します。

    また、発毛に重要な栄養を届けるため、亜鉛やL-リジン、L-アルギニンなどの成分が含まれた栄養剤の処方も効果的です。

    頭部に有効成分が浸透しやすくなるよう、シャンプーなどのヘアケアで頭皮を清潔に保つようにしましょう。また、冷えを予防し余分なストレスをためないことも大切です。

    進んでしまった薄毛にはメソセラピー(注射療法)も選択肢に

    メソセラピー(注射療法)とは、これは発毛促進作用のあるミノキシジルに、毛髪の成長因子を加えた薬剤を頭皮下の組織に注入し、毛髪をつくる毛母細胞のもとになる幹細胞の活性化を促すことで、毛母細胞の細胞増殖(発毛)を導く治療です。

    頭皮が見えるほど頭頂部の薄毛が進んでしまった場合や、内服薬や外用薬で思うような発毛効果が出ない場合、強力に発毛を促進したい場合などに、検討されることが多い治療法です。内服薬や外用薬と組み合わせて行うことでも高い発毛効果が期待できます。

    まとめ

    頭頂部は自分では目につきにくい部分のため、薄毛がかなり進行してから気づく場合が多いといえます。頭頂部はAGAの影響を強く受け、さらに血流も悪くなりやすいため進行しやすいのも特徴です。

    頭頂部からハゲている場合の治療においては、抜け毛を抑え、発毛を促す薬物療法を柱とし、進んでしまった薄毛にはメソセラピーも検討されます。日常生活では冷えや睡眠不足、過剰なストレスをなくすことが大切です。

    頭頂部の薄毛が気になってきても諦める必要はありません。ぜひベアAGAクリニックまでご相談ください。

    お電話でのご相談 TEL:03-5925-8241

    無料カウンセリング予約はこちら

     

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    https://www.bea-agaclinic.jp/agatreatment-regret/

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  • AGA治療の適正費用は?クリニックによって料金と治療の流れは変わる?

    AGA治療の適正費用は?クリニックによって料金と治療の流れは変わる?

    AGAの治療を受けようと思ったとき、まず気になるのが費用ではないでしょうか?

    AGA治療は今のところ自由診療であり、料金設定はクリニックごとに行われています。外からは見えにくい治療内容と費用との関係や、おおよその相場についてお話しします。

     

    AGAの治療方法

    AGAの治療においては、基本的に薬物を使った療法を行います。

    内服薬には発毛促進と抜け毛予防目的のものがある

    AGA治療は、発毛を促進させ、脱け毛を抑える内服薬と外用剤が中心です。症状や重症度に応じて医師が量や組み合わせを決定し、処方します。

    <内服薬>
    ●毛を生やす(発毛促進)
    ・ミノキシジル:血流促進、発毛作用
    ●抜け毛を防ぐ(脱毛抑制)
    ・フィナステリド(商品名:プロペシア)
    脱毛予防。おもに5αリダクターゼII型を阻害し、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑える
    または
    ・デュタステリド(商品名:ザガーロ)
    脱毛予防。作用メカニズムはフィナステリドと同等で、DHTの生成抑制に働く。
    おもにフィナステリドが効きにくい場合に検討。
    ●毛髪の栄養剤
    ・サプリメント
    亜鉛、L-リジン、L-アルギニンなどの、毛髪に必要な栄養分。
    薬の効果が出始めると一気に発毛するので、栄養補給し成長をサポート。

    外用薬や注射剤は発毛をより促進させたい場合に用いる

    体の内側からだけでなく外用薬や注射剤も投与することで、より強力な発毛効果が期待できます。

    <リキッド外用>
    ●発毛促進
    ・ミノキシジル、アデノシン、プロシアニジンB2、プロキャピルなど

    ミノキシジル外用薬には市販薬もありますが、クリニックの処方薬の方が高濃度なので、そのぶん強力な発毛効果が期待できます。

    なお、内服薬や外用薬で思うような発毛効果が出ない人や、進行したAGAで最初から強力に発毛を促進したい人は、注射(メソセラピー)が検討される場合もあります。

    <注射(メソセラピー)>
    ●発毛促進
    ・ミノキシジル+毛髪の成長因子:頭皮下の組織に注入し、毛髪をつくる毛母細胞のもとになる幹細胞の活性化と、それによる毛母細胞の細胞増殖(発毛)を導く。

    メソセラピーについて詳しく知りたい人は、あわせてこちら(https://www.bea-agaclinic.jp/mesotherapy-hair-growth/)のコラムもお読みください。

    クリニックによって治療費に差が出るのはなぜ?

    AGA治療においては以上のような薬剤を使用しますが、医院を探す皆さんは、クリニックによって料金が違うのに疑問をもったかもしれません。 治療費に差が出る理由を解説します。

    薬にかかるコストがクリニックによって違う

    AGA治療は前で述べた投薬が中心になりますので、治療費の内訳はそのほとんどが薬代になります。その薬は、クリニックごとに流通ルートをもち、製薬企業と契約してパッケージング(包装)し、仕入れています。

    そのプロセスで発生するコストもクリニックによって若干の差があります。それが薬代に反映されることで、最終的に治療費の差異となって現れやすいということです。

    同じ品質であれば、こうした流通などにかかる中間コストはできるだけ安いほうが、治療費も抑えられます。当院では、品質のよいものをできるだけ安く患者さんに提供できるよう努力をしています。

    広告費や人件費、土地代などが上乗せされる場合も

    また、もし治療費に広告費やスタッフの人件費、クリニックの土地代が上乗せされていれば、価格が高くなることはありうるでしょう。

    AGA治療は自由診療なので、各クリニックが自由に治療費を設定することができます。とはいえ、高すぎれば患者さんが来ないでしょうし、安すぎても経営が圧迫されます。常識とかけ離れた値段をつけるのは非現実的です。

    ただ、多少の経費等が上乗せされることはありえます。例えばA院のほうがB院よりも治療費が高かったとしたら、A院には広告費やスタッフの人件費、土地代や賃料などが上乗せされている可能性があることも考えられます。

    カウンセラーの比重がクリニックによって違う

    AGAクリニックでは医師とは別にカウンセラーと呼ばれる、治療内容や費用の説明、相談業務を行うスタッフがいますが、その裁量や医師との連携の仕方もクリニックによって若干の違いがあります。なかには治療説明のほとんどをカウンセラーが行うところもあるようですが、当院では医師が責任をもって治療方針や治療内容の説明を行い、その後カウンセラーが費用面などの補足説明を行っています。

    また、私がすべての患者さんの診療を行っていますので、担当医が頻繁に変わるということもありません。

    オプション検査がセットになっていると高くなる?

    以上のような理由でクリニックによる料金差が生まれるということ以外に、オプションの検査で価格が上がるパターンもあります。

    遺伝子検査は治療に必須ではない

    クリニックによっては、遺伝子検査などの各種検査がセットになった治療プランを提示するところもあるようです。ハゲやすい体質や、AGA以外の病気リスク、薬の効きやすさなどがわかるというものですが、私の考えとしては、こうした検査は治療に必須ではありません。

    その理由は、遺伝子検査を受けても、その結果次第でAGAの治療方針が変わる可能性は低いからです。

    患者さんが興味をもち、希望するのであれば受けることは否定しませんが、AGAの治療には直接関係はないので、そのために高い検査費用を払う必要はありません。それよりも早くAGAの治療をスタートさせるほうが患者さんのメリットは大きい、というのが私の考え方です。

    投薬治療前後の血液検査は必須

    投薬治療では治療前後に各1回、必ず血液検査を行います。治療に前に行う検査は、薬が肝臓などの内臓への負担にならないかをチェックするため、治療後の血液検査は薬剤の影響を確認するために行います。いずれも安全に治療を続けるために必要な検査です。

    当院では、治療方針に影響しない検査をすすめることはありませんし、治療の一環だからといってこうした検査を投薬治療とセットで行うことはありません。

    AGA治療の費用相場は?

    では、AGA治療の適正価格を判断するため、「相場」の価格はどれくらいだと思っていればよいのでしょうか。

    目的や重症度によって相場は変わる

    AGAクリニックで治療を行う場合、治療費には薬代のほかに診察や診断代、また初回および必要に応じ肝機能等を確認する血液検査を行いますので、その際は検査代も必要となります。

    治療費用の相場は、抜け毛を予防し現状維持が目的か、発毛促進が目的かによっても変わってきます。前者ではおおむね月3,000円前後、後者では重症度に応じて1万数千円~3万円前後が多くのクリニックでの価格設定となっているようです。

    診察費、検査費ゼロのところも

    クリニックによっては、薄毛で悩んでいる人が受診しやすいよう、診察費や検査費を低く抑えたり、無料にしていたりするところもあります。当院も初診、再診、AGA治療を始めるにあたっての血液検査費用はいただいておりません。

    当院の費用概算
    薬代:11,000円/月~(税込)
    診察代 : 0円(初診料、診断料、再診料)
    検査代:AGA治療の場合0円
    詳細はこちら▼https://www.bea-agaclinic.jp/price/▼をご覧ください。

    まとめ

    AGA治療は、脱毛を抑え、発毛を促進する内服薬と外用剤が中心なので、治療費の中でも薬剤費が大きなウエイトを占めます。薬代には流通コストのほか、クリニックによっては広告費や人件費などが上乗せされているケースも考えられます。また直接治療に影響しないオプション検査などがセットになっていると高額になる場合もあります。

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  • AGA(エージーエー)とは?【男性型脱毛症】

    AGA(エージーエー)とは?【男性型脱毛症】

    AGA(エージーエー)とは?【男性型脱毛症】

    AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱⽑症」のことです。成人男性によくみられ、徐々に頭頂部や額の⽣え際の髪の⽑が薄くなっていくことが特徴の進行性の脱毛症になります。 AGA(エージーエー)では⽑髪を作り出す「⽑包(もうほう)」が⼗分に成⻑せず髪の⽑が太く⻑く育たないうちに抜け落ちてしまい、徐々に髪の毛が細く短くなり、薄毛が進行します。しかし、細くなった毛は無くなるわけではなくごく細いうぶ⽑として残っています。⽑包が存在するかぎりは薄毛治療により髪の⽑は再び太く⻑く育てることが可能です。諦めずに治療する事をお勧めしています。

     

    AGA(男性型脱毛症)の原因は?

    酵素(5α-リダクターゼ還元酵素)と男性ホルモンであるテストステロンが結合する事でジヒドロテストステロン(DHT)が発生します。このDHTが主な薄毛の原因と考えられています。 髪の毛にはヘアサイクルがあり、毛が太く長くなる成長期、細胞分裂が衰える退行期、毛が抜け落ちる休止期を繰り返しています。AGAは毛が太く長くなるための成長期が DHTにより短くなるため硬毛(太く長い毛)に成長する前に毛が抜け落ちてしまいます。そのため産毛のような軟毛(細く短い毛)が生えている状態となり薄毛(AGA)になります。

    AGAはどのように進行するの?つむじの薄毛、M字の薄毛等

    AGAは思春期以降に徐々に頭頂部や額の⽣え際の髪の⽑が薄くなっていくことが特徴の疾患になります。人によってAGAの進行パターンは異なります。薄毛が進行するパターンは大きく三つに分類され

    ①頭頂部から薄くなる人(O方の薄毛、つむじの薄毛)

    ②前頭部全体が薄くなる人(U字型の薄毛、額の後退)

    ③額の生え際から薄くなる人(剃り込み部分の薄毛、M字型の薄毛)、となります。

    また、3つの分類の複合型の薄毛もあります。
    いずれの場合も進行性の脱毛疾患となります。早期治療により早く症状を回復することができます。

    AGAは治療できる?

    AGAは治療可能です。

    そのためには医学的な効果のある「治療」が必要となります。サロンやエステ等のトリートメントの施術、生活習慣の改善等ではしっかりとした発毛効果を得ることは難しいです。この場合の医学的な効果のある治療とは薬剤(フィナステリドやミノキシジル等)を用いた治療となります。

    AGA治療をしたら本当に髪が生える?

    適切な治療を施せば高確率で毛髪を生やすことができます。また、副作用の可能性もあるので安全に治療をするために医師による管理が必要となります。

    ※ただし、外傷、ケガ等により毛包が失われている場合は薬剤の治療では髪を生やすことはできません。

    AGAは多くの人が抱える悩み

    AGA(男性型脱毛症)、薄毛は現代人の多くの方が抱えている一般的なお悩みです。日本人の3人に1人がAGAと言われています。見た目のお悩みなのでQOL(生活の質)にも大きく関わってきます。クリニックで専門家に診察を受けることで悩みから解放される方が多くいらっしゃいます。現在、薄毛治療に関しては薬剤を用いた発毛治療が最も治療効果を上げることが出来ます。お一人で悩まれずに是非専門家にご相談ください。適切な方針をご提案させて頂きます。ご相談の際は当院の無料カウンセリングをご利用ください。

     

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  • 薄毛治療を始めたいけどまずどうしたらいいの?正しいAGAの治療法を知ろう

    薄毛治療を始めたいけどまずどうしたらいいの?正しいAGAの治療法を知ろう

    薄毛治療を始めたいけどまずどうしたらいいの?正しいAGAの治療法を知ろう

    薄毛が気になるけれど「どこに行けばよいのかわからない」「どうすれば良いのかわからない」という方のために薄毛治療を始めるにはまずどうしたらいいのか、そしてAGAの正しい治療法は何なのかをAGAクリニック医師がわかりやすくご紹介していきます。

    まずはしっかりとした知識のあるクリニックでどういった種類の薄毛か診断を受ける

    しっかりとした知識のあるクリニックで薄毛の診断を受けましょう。

    薄毛と一口に言っても種類があります。

    (AGA、円形脱毛症、脂漏性脱毛症、甲状腺機能低下症による脱毛、等)

    正しい診断がなければ正しい治療はできません。

    薄毛専門クリニック等の薄毛治療の知識のしっかりとした医師のもとで診断をつけてもらいましょう。

    AGA(男性型脱毛症)とは

    AGA(男性型脱毛症)※とは成人男性によくみられ、徐々に頭頂部や額の⽣え際の髪の⽑が薄くなっていくことが特徴の進行性の脱毛症になります。AGAでは徐々に髪の毛が細く短くなり、薄毛が進行します。しかし、細くなった毛は無くなるわけではなくごく細いうぶ⽑として残っています。⽑包が存在するかぎりは薄毛治療により髪の⽑は再び太く⻑く育てることが可能です。諦めずに治療する事をお勧めしています。

    早期診断、早期治療をする

    AGAは進行性なので、治療をしていなかったり、間違った治療をしている間にも薄毛はどんどん進行していきます。

    どの疾患でも同じことなのですが、軽症の薄毛ほど治るのも早くなります。

    また、薄毛が進行するほど薄毛の改善に時間がかかるので、治療期間が長引き、結果的にコストもかかることになります。

    効果、改善速度、費用面から早期診断、早期治療をすることをお勧めいたします。

    薄毛治療専門クリニックで適切な薬剤を処方してもらう

    各症状や薄毛の進行度、体質に合わせて薄毛治療専門のクリニックで適切な薬剤を処方してもらいましょう。

    適切に発毛効果を出すことができる他に、治療効果判定や治療方針を立てたり、治療方針を変更したり副作用をしっかりと管理することができます。

    また、効果のしっかりと出せる治療に費用をかけることにより結果的に薄毛治療の費用を減らすことができます。

    発毛治療とは(AGA治療)

    発毛治療とは自身の毛髪を生やし、増やしていく薬剤を用いた治療です。

    AGA(男性型脱毛症)では髪が細く短くなることにより頭髪の密度が下がり、結果として頭皮が透けて見える様になるので「薄毛」の状態となります。

    AGAの発毛治療はその細く短くなってしまった髪の毛を元の状態になる様に太く長く成長させる治療となります。

    AGA、薄毛の原因は男性ホルモン(DHT)によるヘアサイクルの乱れ

    薄毛の主な原因はDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる男性ホルモンです。

    DHTはヘアサイクル※と呼ばれる「毛髪が生える、成長する、抜ける、また生える」という繰り返し生え変わるサイクルを阻害し薄毛を起こします。

    具体的にはDHTはヘアサイクルの毛が太く長くなる成長期を阻害して毛の成長を妨げてしまいます。結果としてヘアサイクルが乱れ、毛が大きく成長できないまま抜け落ちてしまいどんどんと進行性に細く短い毛になっていき薄毛になるのです。

     

    ※ヘアサイクルについては詳しくはコラム「髪の毛について|ヘアサイクルや生活習慣との関係」をご覧ください

    DHTをフィナステリドで抑制する

    薄毛の原因となるDHTを抑制するにはフィナステリドという薬剤での治療が必要となります。

    フィナステリドは男性ホルモンであるテストステロンから悪玉脱毛ホルモンのDHTへと変換する5α還元酵素を阻害することによりDHTを抑制し、脱毛を防ぎます。

    治療の基本はフィナステリド、ミノキシジル

    現在効果的に治療効果を出すにはフィナステリド(デュタステリド)※1、ミノキシジル※2を中心とした薬剤による治療が必要です。

    薬剤による治療は効果が高く、副作用も軽微で頻度も低い安全な治療です。

    市販の育毛剤やシャンプーでは発毛効果を得られる可能性は低いです。

    自己流の治療をしない

    自己流の治療をされている患者様が稀にいらっしゃいます。結論から言いますとそういう方は治療成績が悪い方が多いです。

    「~さんがこれで生えたらしい」等と聞いて治療を始めたという方が多いと思いますが自己流の治療で正しい治療にたどり着くことがほとんどないからです。

    また、自己流の治療では副作用の管理は難しく、薬剤も効能のある本物の薬剤ではなかったりする可能性もあります。

    また、薬剤ではない育毛剤等も治療の機会損失と無駄な出費となりかねません。

    ご自身の体、髪の毛のことですので知識のあるクリニックの医師に診察してもらい、しっかりと治療をしましょう。

    市販育毛剤は非推奨

    市販育毛薬に頼って薄毛の改善を目指す方が多くいらっしゃいます。

    しかし育毛≠発毛です。育毛剤では髪を生やすことはできないのです。

    • 発毛 髪をはやす
    • 育毛 今ある髪の成長を助ける

    発毛剤にも今ある髪を太く長くする効果がありますが育毛の効果としても発毛剤の方が育毛剤よりも大きく勝ります。

    問診表にも多くの方が市販育毛剤を使用と書かれています。

    使ってはいけないというわけではありませんが効率的に発毛を目指すのであれば発毛できる薬剤を使用するべきです。

    生活習慣

    生活習慣として食生活や睡眠、ストレス、喫煙等は薄毛の要因となることがあります。

    しかし生活習慣の是正は必要ではありますが、それだけで薄毛を改善することは困難です。

    薬剤での薄毛治療が一番効果が高いので、薬剤で治療をしたうえで生活習慣の改善に努めましょう。

    まとめ

    ①まず薄毛治療専門クリニックで診断を受けましょう。

    ②薄毛の正しい診断を受け、正しい治療を受けましょう。

    ③早期診断、早期治療をしましょう。

    ③自己流の治療はやめましょう。AGAの進行、治療の機会損失、副作用管理不足、費用負担増といった結果につながります。

    ④薬剤(フィナステリド、ミノキシジル)での治療を推奨しています。

    ⑤育毛剤の効果は限定的です。

    以上、『薄毛治療を始めたいけどどうしたらいいかわからない』

    という方のために薄毛治療を始めるにはまずどうしたらいいかというお話でした。


    詳しくはかかりつけ医にご相談ください。

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  • 【AGA Q&A】AGA(男性型脱毛症)の原因は何ですか?

    【AGA Q&A】AGA(男性型脱毛症)の原因は何ですか?

    Q:AGA(男性型脱毛症)の原因は何ですか?

    A:AGAの原因はDHT(ジヒドロテストステロンです)

    酵素(5α-リダクターゼ還元酵素)と男性ホルモンであるテストステロンが結合する事でジヒドロテストステロン(DHT)が発生します。このDHTが主な薄毛の原因と考えられています。

    髪の毛にはヘアサイクルがあり、毛が太く長くなる成長期、細胞分裂が衰える退行期、毛が抜け落ちる休止期を繰り返しています。

    AGAは毛が太く長くなるための成長期が DHTにより短縮するため、硬毛(太く長い毛)に成長する前に毛が抜け落ちてしまいます。

    そのため産毛のような軟毛(細く短い毛)が生えている状態となり薄毛(AGA)になります。

    また、成長できずに細く短いまま抜けてしまった場合、次に生えてくる毛髪は更に細く短い毛となります。これによりAGAは進行性に薄毛が悪化していきます。

    こちらのヘアサイクルを正しくもどし、毛を太く長く成長させるのがAGAの治療となります。

    治療薬としてDHTを抑制する際にはフィナステリドという薬を使用します。

    薄毛は進行するほどに治療により毛髪を元の状態に戻すのには時間がかかります。

    早期診断、早期治療をお勧めいたします。

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